デュエル・マスターズ

メニュー
商品情報

DMGP6th 準決勝:ローソンスマイル天神 vs ゴリドリル

 DMGP6thも気付けば準決勝、3,000人以上いた選手数は今見ればたったの12人までに絞られていた。

 栄光まであとわずか。この試合に勝ったチームが、頂点を掴む権利を得られる。
 それは、チーム「ローソンスマイル天神」か「ゴリドリル」か。この段階では誰も予測することはできない。

 ただ静かに、見届けよう。

 ここでは、『水t自然闇光《水上第九院 シャコガイル》』操るチーム「ローソンスマイル天神」のxkと、『光水闇サッヴァークダンテ』操るチーム「ゴリドリル」のyazawaの試合をお送りしよう。

Game 1

 先攻はyazawa。《天使と悪魔の墳墓》をマナゾーンに置き、さっそくその存在感を見せつけていくこととなる。
 《天使と悪魔の墳墓》については「見えていた場合、2枚目以降の《天使と悪魔の墳墓》をケアしようとして歪な動きを強制される」「見えていなくとも光と闇を触っているデッキなら警戒する必要が十分にある」とかなり厄介なカード。マナを伸ばす《水上第九院 シャコガイル》デッキにとってもそれは例外ではない。

 対してxkは《怒流牙 サイゾウミスト》のマナチャージからスタート。自然文明のカードがほぼすべて多色に依存しているため、マナ基盤にも後半の防御手段にもなるこのカードの一手目マナチャージは良いスタートと言えるだろう。

 先に動いたのはxk。《電脳鎧冑アナリス》でマナブーストを選択し、順調な立ち上がり。yazawaも《コアクアンのおつかい》《デモンズ・ライト》《テック団の波壊Go!》を回収した。3枚目は《》のため墓地に。

 ここからは互いにベストムーブを連発。xkが《フェアリー・シャワー》《Dの博才 サイバーダイス・ベガス》展開と動きを見せるならyazawaも《デモンズ・ライト》《音感の精霊龍 エメラルーダ》でシールドを回収→《ミラクルストップ》G・ゼロとチームメイトの期待に応える。
 xkはこのyazawaの《ミラクルストップ》の登場を境に機能を停止。デッキの潤滑剤の大半を呪文に頼っているため、あまりにもこれは痛手だ。

 マナチャージと《Dの博才 サイバーダイス・ベガス》のドローのみを行ってターンを返すも、yazawaの攻勢は止まらない。
 再び《デモンズ・ライト》を唱え、その後《ミラクルストップ》2枚目。更に《音感の精霊龍 エメラルーダ》が攻撃時に《時の法皇 ミラダンテⅫ》に革命チェンジ。クリーチャーの防御手段であるシノビも封殺され、絶体絶命。おまけと言わんばかりに殿堂カード《真・龍覇 ヘブンズロージア》も叩きつけ、《天獄の正義 ヘブンズ・ヘブン》を展開。

 《時の法皇 ミラダンテⅫ》のT・ブレイクが徹り、xkのシールドは残り二枚に。
 更に、先ほど手札に戻った《音感の精霊龍 エメラルーダ》が再びバトルゾーンに登場し、意味深にシールドを増やす。

 だからといってクリーチャーの召喚と呪文を封じられたxkに何ができるわけでもなく、ターンを返すほかない。

 実質的なエキストラターンを得たyazawaは《超次元リバイヴ・ホール》から《勝利のリュウセイ・カイザー》を出すと、《天獄の正義 ヘブンズ・ヘブン》の効果で2枚目の《音感の精霊龍 エメラルーダ》で先ほど増やしたシールドを手札に加えた。
 自分の《音感の精霊龍 エメラルーダ》を巻き込んだもののxkのマナゾーンを5枚破壊したyazawaを止める術はもうxkにはなかった。

 《ミラクルストップ》が撃たれていないターンを見計らってyazawaの打点を削り取り、《Dの博才 サイバーダイス・ベガス》で迎撃を試みるもそれも時間の問題。
 《時の秘術師 ミラクルスター》《ミラクルストップ》を回収し始めてからは、もうそれすらも叶わなくなっていた。

xk 0-1 yazawa

Game 2

 一方的な試合展開により身動きがロクにとれないままダイレクトアタックを決められてしまったxk。後がもう無い。
 後攻3ターン目、《コアクアンのおつかい》《ドラゴンズ・サイン》《時の秘術師 ミラクルスター》《テック団の波壊Go!》を手札に加えるのを見送ってから《フェアリー・シャワー》と遅めのスタート。

 yazawaに4ターン目の動きはなかったがxkは《フェアリー・シャワー》二発目と先ほどの遅さをカバーする動きだ。
 5ターン目のyazawaの動きはおおよそ回収したカードから察しがつくため、あまり悠長に準備を整えている場合ではなさそうだ。

 《ドラゴンズ・サイン》から《時の秘術師 ミラクルスター》を出し、《コアクアンのおつかい》《ドラゴンズ・サイン》を回収。更に《ミラクルストップ》を撃って、xkの動きを制限。
 《Dの博才 サイバーダイス・ベガス》を展開させるに留める。

 そして、《ドラゴンズ・サイン》から二体目の《時の秘術師 ミラクルスター》を出し、《ミラクルストップ》《ドラゴンズ・サイン》を回収。先のターンに出した《時の秘術師 ミラクルスター》《時の法皇 ミラダンテⅫ》へと革命チェンジし、締め上げを更にきつくする。
 ……ここで、既にかなりの「詰み」盤面が形成されていることは聡明な読者ならお気付きかもしれない。

 《時の秘術師 ミラクルスター》が2枚あることにより、革命チェンジを行いながら《ミラクルストップ》を毎ターン撃ち続けられる上に、シノビは《時の法皇 ミラダンテⅫ》がファイナル革命を行うことによりほぼ沈黙。
 Game 1でも述べた通りxkのデッキは呪文が基盤の為、受ける手段を失った今yazawaは好き放題に暴れられる。

 しかし、xkの目はまだ死んでいなかった。
 このデッキの核であるカードは、裏の役割も持ち合わせている。

 《時の法皇 ミラダンテⅫ》の攻撃を受け、xkがドローゴーでターンを返したのち、《コアクアンのおつかい》2連打で手札を増やしたものの2枚目の《時の法皇 ミラダンテⅫ》にありつけず、《ミラクルストップ》のみにとどまる。
 《時の法皇 ミラダンテⅫ》の攻撃は《怒流牙 佐助の超人》《斬隠蒼頭龍バイケン》で中止。《時の秘術師 ミラクルスター》の攻撃は《怒流牙 サイゾウミスト》で受けきり後攻6ターン目を終えたの後のこと。

 《水上第九院 シャコガイル》召喚。 
 《電脳鎧冑アナリス》のドローと《Dの博才 サイバーダイス・ベガス》のエンド時1ドローで可能な限り手札を増やし、yazawaのターンを迎える。

 yazawaのターンが始まり、マナがアンタップ。このタイミングでxkの《水上第九院 シャコガイル》の効果が誘発し、5枚ドローし3枚捨てる。
 《怒流牙 佐助の超人》から出すことが難しいのであれば。
 攻撃時のトリガーでこちらに召喚制限をかけてくるのであれば。
 《水上第九院 シャコガイル》の効果によって、『相手のターン』開始時に捨てればよいのだ。

 《時の秘術師 ミラクルスター》を手札に戻させ、《ミラクルストップ》回収ループを一時的にでも止める。
 さすがにこれはyazawaも回避のしようがなく、しかしドロー呪文と《時の秘術師 ミラクルスター》のおかげで大量に増えた手札により《デモンズ・ライト》で15枚の手札――パワーマイナス15,000を達成し、《水上第九院 シャコガイル》の撃破に成功。

 次のターンの《時の法皇 ミラダンテⅫ》でダイレクトアタックを受けるとひとたまりもないxkは《怒流牙 サイゾウミスト》を召喚し、一時的にでもシールドを増やすことにより《真・龍覇 ヘブンズロージア》以外の決着を消しにかかる。

 苦し紛れながらもyazawaの攻撃を流し切り、ようやく反撃に出るか、と思っていた矢先だった。
 《》の呪文面によりコスト「9」のカードはプレイすることができない。
 《水上第九院 シャコガイル》による裏道を塞がれ、盤面には《音感の精霊龍 エメラルーダ》、そして《ミラクルストップ》G・ゼロ。

 完全に逃げ道を塞がれたxk。
 程なくして、《ミラクルストップ》《時の法皇 ミラダンテⅫ》による二重ロックが敢行。
 この試合をもって、yazawaのマッチ戦勝利と共にチーム「ゴリドリル」の決勝進出が決定した。

xk 0-2 yazawa

Winner:ゴリドリル
PAGE TOP

TM and © 2024, Wizards of the Coast, Shogakukan, WHC, ShoPro, TV TOKYO © TOMY