DMGP2nd Round 1:垣根 vs. まろまろまろん
昨年8月に開催された、DMGP-1st。
そこでイメンループを使用して優勝し、初代グランプリ王者という肩書を得た男、それが垣根だ。
殿堂によってイメンループが弱体化したと思われていた直後での優勝だっただけに、多くのプレイヤーに衝撃を与えた結果だった。
そんな垣根の超次元ゾーンには、 《邪帝斧 ボアロアックス》 の姿が。そして、対するまろまろまろんの超次元ゾーンにも 《邪帝斧 ボアロアックス》 がある。
試合開始前の互いの超次元ゾーンの確認で「同じですね」と互いに苦笑。
垣根の使用するデッキ、それは、イメンループ……ではなく、 《邪帝斧 ボアロアックス》 を使用した新たなる自然のループデッキ、緑単サソリスだ。イメンループもビートによるオプションがあったように、緑単サソリスも、主にビートデッキとして進化していたが、 《S級原始 サンマッド》 の登場により、オプションプランであった 《霊騎ラグマール》 によるループがさらに強力なものとなって登場したのだ。
コンボとビートを組み合わせたコンセプト、コンボビートは、理論上最強のコンセプトのひとつだ。
その同型対決、ボアロループマスターである垣根相手にまろまろまろんはジャイアントキリングを決めることができるか?
ジャンケンで先手は垣根。
垣根が 《古龍遺跡エウル=ブッカ》 をマナチャージするのに対して、まろまろまろんは 《曲芸メイド・リン・ララバイ》 から 《トレジャー・マップ》をプレイし、《次元流の豪力》を手札に加える。
続く2ターン目も、垣根が 《天真妖精オチャッピィ》 をマナチャージするのみなのに対して、まろまろまろんはさらに 《獣王の手甲》 をマナチャージして《トレジャー・マップ》 を使用し 《天真妖精オチャッピィ》 を手に入れる。
そして、この2枚のマナチャージによってまろまろまろんのデッキが確定する。 《曲芸メイド・リン・ララバイ》 と 《獣王の手甲》 が入ったサソリスデッキ、つまりは ≪邪帝遺跡 ボアロパゴス≫ と 《S級原始 サンマッド》 を使用したループタイプのサソリスなのだ。
垣根は、 《龍覇 サソリス》 をマナチャージすると 《雪精 ジャーベル》 を召喚、 《霞み妖精ジャスミン》 を召喚するだけだったまろまろまろんのターンを挟んで、 《アラゴト・ムスビ》 で 《雪精 ジャーベル》 を手札に戻しつつマナ加速し、増えた1マナで 《トレジャー・マップ》 をプレイすると、 《霞み妖精ジャスミン》 を手に入れるという展開をみせる。
続くまろまろまろんの4ターン目、マナ加速で5マナになっているまろまろまろんは《次元流の豪力》を召喚し、超次元ゾーンから 《勝利のリュウセイ・カイザー》 を呼び出し、垣根の展開にまったをかける。
マナゾーンへのカードの置かれ方から、ループのパーツが揃っている可能性も高いだけに垣根も急がなければならない所。まずは、先ほど手札に戻した 《雪精 ジャーベル》 を召喚し、 《龍覇 マリニャン》 を手札に加えると、さらに《霞み妖精ジャスミン》 でマナを増やしていく。
続くまろまろまろんのターン。デッキのエンジンといえる 《龍覇 サソリス》を召喚して 《邪帝斧 ボアロアックス》 を装備、その能力で 《龍覇 マリニャン》 と 《神秘の集う遺跡 エウル=ブッカ》 をバトルゾーンに展開し、さらに《邪帝斧 ボアロアックス》 を ≪邪帝遺跡 ボアロパゴス≫ へと龍解させるというビッグアクション。手札に 《S級原始 サンマッド》 があるかどうかにもよるのだが、ループの始動がほぼ約束されてしまう。
返すターン。垣根は 《龍覇 サソリス》 を召喚すると、同じく 《邪帝斧 ボアロアックス》 を装備。長考の末に、 《龍覇 マリニャン》 を呼び出すと、《龍魂城閣 レッドゥル》で 《龍覇 サソリス》 をスピード・アタッカーにしてアタックし 《邪帝斧 ボアロアックス》 の能力を再始動させ、 《天真妖精オチャッピィ》 をバトルゾーンに展開、 ≪邪帝遺跡 ボアロパゴス≫ への龍解条件を強引に果たしてターンを返す。
運命のまろまろまろんのターン。
まず、ターン開始時に 《神秘の集う遺跡 エウル=ブッカ》 が ≪遺跡類神秘目 レジル=エウル=ブッカ≫へと龍解を果たし、ループへとさらに一歩進む。
続いて、《天真妖精オチャッピィ》と 《霞み妖精ジャスミン》 を ≪邪帝遺跡 ボアロパゴス≫ の能力と組み合わせて次々とマナを増やしていくと、 《天真妖精オチャッピィ》 のうち1体を 《S級原始 サンマッド》 へと進化させると、 ≪邪帝遺跡 ボアロパゴス≫ の能力で 《アラゴト・ムスビ》 を呼び出すと、マーシャル・タッチで 《天真妖精オチャッピィ》 ごと 《S級原始 サンマッド》 を手札へと戻す。そして、今度は 《S級原始 サンマッド》 のまだ解決されていない能力によって 《アラゴト・ムスビ》 自体をマナゾーンへと送り込んだ。そう、 《S級原始 サンマッド》 の能力は自身のクリーチャーもターゲットにできるのだ。
そして、まろまろまろんは 《獣王の手甲》 を召喚。これはループ開始の合図。まずは、 《獣王の手甲》 の能力でマナゾーンのタップ状態のカード2枚を山札に戻す。そして、 《S級原始 サンマッド》 へと進化させると 《曲芸メイド・リン・ララバイ》 を ≪邪帝遺跡 ボアロパゴス≫ の能力でバトルゾーンに呼び出し、垣根の山札から1枚マナゾーンへと置かせつつ、自身は 《獣王の手甲》 で山札へ積んだ1枚目をマナゾーンへと置く。
続いて、2枚目の 《S級原始 サンマッド》 が 《S級原始 サンマッド》 に重ねられ、 ≪邪帝遺跡 ボアロパゴス≫ で 《アラゴト・ムスビ》 が呼び出されると、マーシャル・タッチで2体の 《S級原始 サンマッド》 と進化元の 《獣王の手甲》 が手札に戻されると、 《アラゴト・ムスビ》 の能力で 《獣王の手甲》 で山札に積まれた2枚目がマナゾーンに置かれることになる。
これで、ふたたびまろまろまろんが 《獣王の手甲》 をプレイして、自身のマナゾーンから2枚を山札に積み込むと、垣根のマナが1枚増えている以外は最初の状況に戻ることになる。そして、これらのプレイに使用されているパーツがすべて3マナなので、 ≪遺跡類神秘目 レジル=エウル=ブッカ≫のマナ軽減によって1マナで召喚可能であり、 《曲芸メイド・リン・ララバイ》 と 《アラゴト・ムスビ》 のマナ加速と 《S級原始 サンマッド》 でマナゾーンに戻されるときにアンタップすることでマナが確保されてしまう。有り体に言えば、ループの完成だ。
そして、このループが1工程終わるごとに、垣根の山札が1枚、マナゾーンに置かれていき、まろまろまろんは、この工程を垣根の山札がなくなるまで繰り返すことが可能となった。
ループの成立がジャッジから説明されたところで、垣根は投了を宣言した。
Winner:まろまろまろん
そこでイメンループを使用して優勝し、初代グランプリ王者という肩書を得た男、それが垣根だ。
殿堂によってイメンループが弱体化したと思われていた直後での優勝だっただけに、多くのプレイヤーに衝撃を与えた結果だった。
そんな垣根の超次元ゾーンには、 《邪帝斧 ボアロアックス》 の姿が。そして、対するまろまろまろんの超次元ゾーンにも 《邪帝斧 ボアロアックス》 がある。
試合開始前の互いの超次元ゾーンの確認で「同じですね」と互いに苦笑。
垣根の使用するデッキ、それは、イメンループ……ではなく、 《邪帝斧 ボアロアックス》 を使用した新たなる自然のループデッキ、緑単サソリスだ。イメンループもビートによるオプションがあったように、緑単サソリスも、主にビートデッキとして進化していたが、 《S級原始 サンマッド》 の登場により、オプションプランであった 《霊騎ラグマール》 によるループがさらに強力なものとなって登場したのだ。
コンボとビートを組み合わせたコンセプト、コンボビートは、理論上最強のコンセプトのひとつだ。
その同型対決、ボアロループマスターである垣根相手にまろまろまろんはジャイアントキリングを決めることができるか?
ジャンケンで先手は垣根。
垣根が 《古龍遺跡エウル=ブッカ》 をマナチャージするのに対して、まろまろまろんは 《曲芸メイド・リン・ララバイ》 から 《トレジャー・マップ》をプレイし、《次元流の豪力》を手札に加える。
続く2ターン目も、垣根が 《天真妖精オチャッピィ》 をマナチャージするのみなのに対して、まろまろまろんはさらに 《獣王の手甲》 をマナチャージして《トレジャー・マップ》 を使用し 《天真妖精オチャッピィ》 を手に入れる。
そして、この2枚のマナチャージによってまろまろまろんのデッキが確定する。 《曲芸メイド・リン・ララバイ》 と 《獣王の手甲》 が入ったサソリスデッキ、つまりは ≪邪帝遺跡 ボアロパゴス≫ と 《S級原始 サンマッド》 を使用したループタイプのサソリスなのだ。
垣根は、 《龍覇 サソリス》 をマナチャージすると 《雪精 ジャーベル》 を召喚、 《霞み妖精ジャスミン》 を召喚するだけだったまろまろまろんのターンを挟んで、 《アラゴト・ムスビ》 で 《雪精 ジャーベル》 を手札に戻しつつマナ加速し、増えた1マナで 《トレジャー・マップ》 をプレイすると、 《霞み妖精ジャスミン》 を手に入れるという展開をみせる。
続くまろまろまろんの4ターン目、マナ加速で5マナになっているまろまろまろんは《次元流の豪力》を召喚し、超次元ゾーンから 《勝利のリュウセイ・カイザー》 を呼び出し、垣根の展開にまったをかける。
マナゾーンへのカードの置かれ方から、ループのパーツが揃っている可能性も高いだけに垣根も急がなければならない所。まずは、先ほど手札に戻した 《雪精 ジャーベル》 を召喚し、 《龍覇 マリニャン》 を手札に加えると、さらに《霞み妖精ジャスミン》 でマナを増やしていく。
続くまろまろまろんのターン。デッキのエンジンといえる 《龍覇 サソリス》を召喚して 《邪帝斧 ボアロアックス》 を装備、その能力で 《龍覇 マリニャン》 と 《神秘の集う遺跡 エウル=ブッカ》 をバトルゾーンに展開し、さらに《邪帝斧 ボアロアックス》 を ≪邪帝遺跡 ボアロパゴス≫ へと龍解させるというビッグアクション。手札に 《S級原始 サンマッド》 があるかどうかにもよるのだが、ループの始動がほぼ約束されてしまう。
返すターン。垣根は 《龍覇 サソリス》 を召喚すると、同じく 《邪帝斧 ボアロアックス》 を装備。長考の末に、 《龍覇 マリニャン》 を呼び出すと、《龍魂城閣 レッドゥル》で 《龍覇 サソリス》 をスピード・アタッカーにしてアタックし 《邪帝斧 ボアロアックス》 の能力を再始動させ、 《天真妖精オチャッピィ》 をバトルゾーンに展開、 ≪邪帝遺跡 ボアロパゴス≫ への龍解条件を強引に果たしてターンを返す。
運命のまろまろまろんのターン。
まず、ターン開始時に 《神秘の集う遺跡 エウル=ブッカ》 が ≪遺跡類神秘目 レジル=エウル=ブッカ≫へと龍解を果たし、ループへとさらに一歩進む。
続いて、《天真妖精オチャッピィ》と 《霞み妖精ジャスミン》 を ≪邪帝遺跡 ボアロパゴス≫ の能力と組み合わせて次々とマナを増やしていくと、 《天真妖精オチャッピィ》 のうち1体を 《S級原始 サンマッド》 へと進化させると、 ≪邪帝遺跡 ボアロパゴス≫ の能力で 《アラゴト・ムスビ》 を呼び出すと、マーシャル・タッチで 《天真妖精オチャッピィ》 ごと 《S級原始 サンマッド》 を手札へと戻す。そして、今度は 《S級原始 サンマッド》 のまだ解決されていない能力によって 《アラゴト・ムスビ》 自体をマナゾーンへと送り込んだ。そう、 《S級原始 サンマッド》 の能力は自身のクリーチャーもターゲットにできるのだ。
そして、まろまろまろんは 《獣王の手甲》 を召喚。これはループ開始の合図。まずは、 《獣王の手甲》 の能力でマナゾーンのタップ状態のカード2枚を山札に戻す。そして、 《S級原始 サンマッド》 へと進化させると 《曲芸メイド・リン・ララバイ》 を ≪邪帝遺跡 ボアロパゴス≫ の能力でバトルゾーンに呼び出し、垣根の山札から1枚マナゾーンへと置かせつつ、自身は 《獣王の手甲》 で山札へ積んだ1枚目をマナゾーンへと置く。
続いて、2枚目の 《S級原始 サンマッド》 が 《S級原始 サンマッド》 に重ねられ、 ≪邪帝遺跡 ボアロパゴス≫ で 《アラゴト・ムスビ》 が呼び出されると、マーシャル・タッチで2体の 《S級原始 サンマッド》 と進化元の 《獣王の手甲》 が手札に戻されると、 《アラゴト・ムスビ》 の能力で 《獣王の手甲》 で山札に積まれた2枚目がマナゾーンに置かれることになる。
これで、ふたたびまろまろまろんが 《獣王の手甲》 をプレイして、自身のマナゾーンから2枚を山札に積み込むと、垣根のマナが1枚増えている以外は最初の状況に戻ることになる。そして、これらのプレイに使用されているパーツがすべて3マナなので、 ≪遺跡類神秘目 レジル=エウル=ブッカ≫のマナ軽減によって1マナで召喚可能であり、 《曲芸メイド・リン・ララバイ》 と 《アラゴト・ムスビ》 のマナ加速と 《S級原始 サンマッド》 でマナゾーンに戻されるときにアンタップすることでマナが確保されてしまう。有り体に言えば、ループの完成だ。
そして、このループが1工程終わるごとに、垣根の山札が1枚、マナゾーンに置かれていき、まろまろまろんは、この工程を垣根の山札がなくなるまで繰り返すことが可能となった。
ループの成立がジャッジから説明されたところで、垣根は投了を宣言した。
Winner:まろまろまろん
TM and © 2024, Wizards of the Coast, Shogakukan, WHC, ShoPro, TV TOKYO © TOMY