DMGP7th Round 6:ゴリえもん vs. オルニ
予選も終盤に近付き、予選突破に向けた争いも熾烈になってきた6回戦。
今回フィーチャーするマッチアップは、DMGP6th準優勝者 ゴリえもん VS 去年のDMP京都1位 オルニだ。
ゴリえもんの使用デッキは『火ゼロジョーカーズ』、オルニの使用デッキは『火単轟轟轟ブランド』と、どちらも殿堂レギュレーションで使用されているデッキタイプであるが、2ブロックでは構築の変化に伴いデッキ同士の相性も多少異なっている。
殿堂レギュレーションでは圧倒的な速さで『ジョーカーズ』を押し切る『火単轟轟轟ブランド』だが、1コストカードの減少等の理由で速度が落ちている2ブロック構築では簡単にはいかない。
どちらが先攻を取るかで展開が大きく変わるだろう。
展開の分かれ目となるジャンケンは、数回のあいこの末、ゴリえもんが勝利し先攻となった。
1ターン目、オルニは《凶戦士ブレイズ・クロー》を召喚。
ゴリえもんは2ターン目に《ヤッタレマン》と両者とも順調なスタートを切るが、《凶戦士ブレイズ・クロー》を殴り返せる先攻2ターン目の《ヤッタレマン》召喚はオルニにとって辛い一手だ。
後攻2ターン目、オルニは2体目の《凶戦士ブレイズ・クロー》を召喚し、1体目の《凶戦士ブレイズ・クロー》でシールドをブレイク。
続くターン、ゴリえもんは《メラメラ・ジョーカーズ》を唱え手札を調整した後、《ポクチンちん》で《“轟轟轟”ブランド》召喚を抑制する。
更に《ヤッタレマン》で《凶戦士ブレイズ・クロー》にアタック。
《凶戦士ブレイズ・クロー》を破壊され、速度が落ちつつあるオルニは《ダチッコ・チュリス》と《グレイト“S-駆”》の召喚で手札を消費しマスターGGGを達成。
《“轟轟轟”ブランド》の効果で《ポクチンちん》を破壊するが《ポクチンちん》で《“轟轟轟”ブランド》は山札の下へ。
《グレイト“S-駆”》と《凶戦士ブレイズ・クロー》でシールドをブレイク。どちらもトリガーは無く、ゴリえもんのシールドは残り2枚となった。
あと2枚。しかし、動き出した『ジョーカーズ』相手にはその2枚はあまりにも厚い壁だ。
ゴリえもんは《パーリ騎士》でマナを増やし、≪7777777≫をプレイ、表向きになったカードのコストは1、2、7。
《ダチッコ・チュリス》が山札の下に送られ、《ヤッタレマン》のアタックで《グレイト“S-駆”》が破壊される。
苦しい展開が続くオルニだが、まだ勝ち筋は消えていない。
このターン開始のドローで《“轟轟轟”ブランド》を引けば、残った2枚のシールドをブレイクしダイレクトアタックを決めることが出来る。
勝負を決めるドロー、引いたカードは……
《“轟轟轟”ブランド》……ではなかった。
オルニは《凶戦士ブレイズ・クロー》で攻撃し、ターンエンド。
返ってきたゴリえもんの5ターン目。《ジョット・ガン・ジョラゴン》のアタックから《ガヨウ神》効果、《ガヨウ神》効果、《アイアン・マンハッタン》効果、≪キング・ザ・スロットン7≫効果……とジョラゴン・ビッグ1を連鎖させ、≪キング・ザ・スロットン7≫の効果から更に≪キング・ザ・スロットン7≫をバトルゾーンに出し、瞬く間にクリーチャーを展開していく。
《ジョット・ガン・ジョラゴン》1体から《爆殺!! 覇悪怒楽苦》を乗り越えられるバトルゾーンを形成したゴリえもんは、そのままダイレクトアタックで勝負を決めた。
Winner:ゴリえもん
試合後、「2byeを持っていたので、2回戦までに『トリガービート』等と当たって『轟轟轟ブランド』が減ってくれるかな、と思い『ジョーカーズ』を選びました」と話すゴリえもん。
結果的に警戒していた『轟轟轟ブランド』と当たってしまったゴリえもんだったが、危なげなく勝利を修め柔軟な強さを見せつけた。
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