DMGP8th DAY1 Round 4:ギラサキ vs. トナルドン剣
満を持して、と言っていいだろう。
2019年の頂点に輝いたギラサキが、フィーチャー卓にやって来た。
全国大会の興奮も冷めやらぬ中で、王者として挑む2019年。そのプレッシャーは果てしなく重いだろう。2017年王者のdottoも、2018年は苦しかったと全国大会後に告白していた。
だがギラサキは、どちらかと言えばそのプレッシャーを受け流してしまえるタイプだろう。もちろん我々が到底想像できない感情はあるだろう。それでも、この日は緊張した様子はなかった。フィーチャー卓にもごく自然に、そして愛想よくやって来た。
そんなギラサキに挑むのは、香川からやって来たトナルドン剣。
王者ギラサキは、一体どのようなゲームを我々に見せてくれるのだろうか。
なおトルナドン剣の読みは“バスター”ではなく、“けん”だという。名前の読み方とは難しいものである。
先攻:トナルドン剣
互いに2ターン目に《タイク・タイソンズ》からスタートするという、『緑ジョーカーズ』の同型戦となった。
3ターン目、トナルドン剣は《タイク・タイソンズ》をチェンジして《メイプル超もみ人》がバトルゾーンに登場。2ブーストを決めてスタートダッシュに成功。対するギラサキも《ジョジョジョ・ジョーカーズ》から《ヤッタレマン》を拾い、これを召喚。《タイク・タイソンズ》で《メイプル超もみ人》を相討ちさせ、マナを伸ばす。
しかしトナルドン剣は続くターンで《ガチャダマン》を召喚。《ツタンメカーネン》が登場し、このマッハファイターで《ヤッタレマン》を処理。盤面で優位を保つ。
手札があるギラサキは、《ヤッタレマン》、《メイプル超もみ人》、《ポクチンちん》と並べたが、これに対してトナルドン剣は《ヤッタレマン》を追加。更に≪7777777≫を唱えると3コストを捲り、ギラサキの《ヤッタレマン》を孤立させる。
盤面を整理しよう。
トナルドン剣は《ヤッタレマン》が2体と《ガチャダマン》。対するギラサキは《ヤッタレマン》のみ。
一見ギラサキ不利のようだが、ここで彼は明確な回答をデッキに搭載していた。
ギラサキが召喚したのは、《オラマッハ・ザ・ジョニー》。マナゾーンの《》を回収してトリガーに備えると、マスター・マッハファイターで盤面を更地にすることに成功。状況を一気に挽回する。
とはいえ手札をもらったトナルドン剣には、先に《ジョット・ガン・ジョラゴン》を着地させる権利がある。
ギラサキのシールドは4枚。トナルドン剣は当然《ジョット・ガン・ジョラゴン》を呼び出し、攻撃指令を与えた。
攻撃時の効果で次々と《ガヨウ神》を切っていき、さらに仕上げに《アイアン・マンハッタン》を捨て、効果を発動。ギラサキのシールドを2枚ブレイクする。
しかし、『赤白轟轟轟』に対抗すべく構築したギラサキのデッキは、シールドの厚さには自信を持っている。この2点で≪7777777≫、《行燈どろん》をトリガーさせてみせた。
≪7777777≫は外れたものの、《行燈どろん》が呼び出したのは《バツトラの父》。≪キング・ザ・スロットン≫で打点が増えても耐えられる状況を形成したのだ。
一方で、トナルドン剣としても≪キング・ザ・スロットン≫に懸けるしかない。
そして、運命の捲り――
やってきたのはなんと追加の《ジョット・ガン・ジョラゴン》だった。
更に更に待機していた《ジョット・ガン・ジョラゴン》による攻撃は、トリガーを踏まずに駆け抜けることに成功。
戦況は二転三転した。
ギラサキも、この瞬間は敗北が頭を過ぎっただろう。
そう、トルナドン剣は、あとは《バツトラの父》を退けるだけ……。
だが《ガヨウ神》で抱えたはずの手札には、どういうわけか《バツトラの父》を退けるカードも、打点を追加するカードもない。
二体目の《ジョット・ガン・ジョラゴン》の攻撃は、空しくも《バツトラの父》に止められてしまう。
こうなるとターンの貰ったギラサキは、この場を締めるだけ。
ギラサキは《ジョット・ガン・ジョラゴン》を召喚すると、《オラマッハ・ザ・ジョニー》をチラつかせながら残りのシールドを処理すると、最後の攻撃を通してみせた。
Winner:ギラサキ
全体を通して《オラマッハ・ザ・ジョニー》が非常に強力な試合であった。
ギラサキ「《オラマッハ・ザ・ジョニー》と《メイプル超もみ人》で、ジョラゴンループをすると山札の任意のカードを手札に加えられるんですよ。《メイプル超もみ人》でブーストして、《オラマッハ・ザ・ジョニー》で回収できるんで。《終末の時計 ザ・クロック》がいない環境なので、フィニッシャーとしては一番だと思います」
まるでシーソーゲームのような展開な中で、最後はギラサキが王者のデュエルを見せつけた。
ともに全国を制したギラサキと《ジョット・ガン・ジョラゴン》。そこに《オラマッハ・ザ・ジョニー》という新たな相棒を加えて、ギラサキは突き進んでいく。
2019年の頂点に輝いたギラサキが、フィーチャー卓にやって来た。
全国大会の興奮も冷めやらぬ中で、王者として挑む2019年。そのプレッシャーは果てしなく重いだろう。2017年王者のdottoも、2018年は苦しかったと全国大会後に告白していた。
だがギラサキは、どちらかと言えばそのプレッシャーを受け流してしまえるタイプだろう。もちろん我々が到底想像できない感情はあるだろう。それでも、この日は緊張した様子はなかった。フィーチャー卓にもごく自然に、そして愛想よくやって来た。
そんなギラサキに挑むのは、香川からやって来たトナルドン剣。
王者ギラサキは、一体どのようなゲームを我々に見せてくれるのだろうか。
なおトルナドン剣の読みは“バスター”ではなく、“けん”だという。名前の読み方とは難しいものである。
先攻:トナルドン剣
互いに2ターン目に《タイク・タイソンズ》からスタートするという、『緑ジョーカーズ』の同型戦となった。
3ターン目、トナルドン剣は《タイク・タイソンズ》をチェンジして《メイプル超もみ人》がバトルゾーンに登場。2ブーストを決めてスタートダッシュに成功。対するギラサキも《ジョジョジョ・ジョーカーズ》から《ヤッタレマン》を拾い、これを召喚。《タイク・タイソンズ》で《メイプル超もみ人》を相討ちさせ、マナを伸ばす。
しかしトナルドン剣は続くターンで《ガチャダマン》を召喚。《ツタンメカーネン》が登場し、このマッハファイターで《ヤッタレマン》を処理。盤面で優位を保つ。
手札があるギラサキは、《ヤッタレマン》、《メイプル超もみ人》、《ポクチンちん》と並べたが、これに対してトナルドン剣は《ヤッタレマン》を追加。更に≪7777777≫を唱えると3コストを捲り、ギラサキの《ヤッタレマン》を孤立させる。
盤面を整理しよう。
トナルドン剣は《ヤッタレマン》が2体と《ガチャダマン》。対するギラサキは《ヤッタレマン》のみ。
一見ギラサキ不利のようだが、ここで彼は明確な回答をデッキに搭載していた。
ギラサキが召喚したのは、《オラマッハ・ザ・ジョニー》。マナゾーンの《》を回収してトリガーに備えると、マスター・マッハファイターで盤面を更地にすることに成功。状況を一気に挽回する。
とはいえ手札をもらったトナルドン剣には、先に《ジョット・ガン・ジョラゴン》を着地させる権利がある。
ギラサキのシールドは4枚。トナルドン剣は当然《ジョット・ガン・ジョラゴン》を呼び出し、攻撃指令を与えた。
攻撃時の効果で次々と《ガヨウ神》を切っていき、さらに仕上げに《アイアン・マンハッタン》を捨て、効果を発動。ギラサキのシールドを2枚ブレイクする。
しかし、『赤白轟轟轟』に対抗すべく構築したギラサキのデッキは、シールドの厚さには自信を持っている。この2点で≪7777777≫、《行燈どろん》をトリガーさせてみせた。
≪7777777≫は外れたものの、《行燈どろん》が呼び出したのは《バツトラの父》。≪キング・ザ・スロットン≫で打点が増えても耐えられる状況を形成したのだ。
一方で、トナルドン剣としても≪キング・ザ・スロットン≫に懸けるしかない。
そして、運命の捲り――
やってきたのはなんと追加の《ジョット・ガン・ジョラゴン》だった。
更に更に待機していた《ジョット・ガン・ジョラゴン》による攻撃は、トリガーを踏まずに駆け抜けることに成功。
戦況は二転三転した。
ギラサキも、この瞬間は敗北が頭を過ぎっただろう。
そう、トルナドン剣は、あとは《バツトラの父》を退けるだけ……。
だが《ガヨウ神》で抱えたはずの手札には、どういうわけか《バツトラの父》を退けるカードも、打点を追加するカードもない。
二体目の《ジョット・ガン・ジョラゴン》の攻撃は、空しくも《バツトラの父》に止められてしまう。
こうなるとターンの貰ったギラサキは、この場を締めるだけ。
ギラサキは《ジョット・ガン・ジョラゴン》を召喚すると、《オラマッハ・ザ・ジョニー》をチラつかせながら残りのシールドを処理すると、最後の攻撃を通してみせた。
Winner:ギラサキ
全体を通して《オラマッハ・ザ・ジョニー》が非常に強力な試合であった。
ギラサキ「《オラマッハ・ザ・ジョニー》と《メイプル超もみ人》で、ジョラゴンループをすると山札の任意のカードを手札に加えられるんですよ。《メイプル超もみ人》でブーストして、《オラマッハ・ザ・ジョニー》で回収できるんで。《終末の時計 ザ・クロック》がいない環境なので、フィニッシャーとしては一番だと思います」
まるでシーソーゲームのような展開な中で、最後はギラサキが王者のデュエルを見せつけた。
ともに全国を制したギラサキと《ジョット・ガン・ジョラゴン》。そこに《オラマッハ・ザ・ジョニー》という新たな相棒を加えて、ギラサキは突き進んでいく。
TM and © 2024, Wizards of the Coast, Shogakukan, WHC, ShoPro, TV TOKYO © TOMY