ライター：塚本 樹詩
撮影：後長 京介

　超CSⅦ in広島の会場で発見したのは、GP等ではジャッジとして活動している中川武蔵。
　今回は超CSの主催であるカードボックス(ネクスト・ワン)側のスタッフとして運営に携わっていた。 そんな彼は2011年度の全国大会(ビクトリー1)で優勝した経験もあり、プレイヤーとしての頂点に立った後にジャッジや運営としても活動と、デュエル・マスターズをあらゆる角度から楽しんでいる人物の一人だ。 今回はそんな彼の気になる経歴を掘り下げられるだけ掘り下げるために話を伺うことにした。

---遂にこの時が来たね。

中川「来ましたね」

---初めて会った時が2016年のコロツアーだから結構長い付き合いになるね。出会った時に既にジャッジとして活動していたけど、元々はプレイヤーだった所からどういうきっかけでジャッジ活動を始めたの？

中川「ジャッジの須賀さんが主催していた『のじぎくCS』という大会に参加したのがきっかけですね、お祭りみたいに楽しい大会だったので、何か手伝えることがあればと思って第三回から運営側で参加することになりました。ジャッジとしては最初のGPからスタートしています」

---そこからジャッジや運営として活動が始まる訳だけど、プレイヤーとしては続けていたの？

中川「プレイヤーとしてはdottoさんが優勝した2018年の全国がピークでしたね。その時は調整の手伝いもしていたので、最終的には会場に応援しに行くぐらい熱くなっていましたね。」

---懐かしい！あの頃はまだタカラトミーの本社で開催されていて、応援用の席も用意されていたね！超CSにカードボックス(ネクスト・ワン)側として携わるようになったのはその後から？

中川「そうですね、その年の8月にカードボックス(ネクスト・ワン)の社員になって、次の超CSⅣ(山形)からです」

---そこから大型イベントに運営としても携わることになるわけだけど、のじぎくCSの後の運営としての活動はどんな感じだったの？

中川「のじぎくCSの後には江坂CSや心斎橋CS、あどばしCSと主催はしていましたがはっちCS等のお手伝いも多いですね」

---ジャッジと運営の両方を沢山やっているイメージが大きいけど、そもそもジャッジの時に使うスキルと、運営の時に使うスキルって別々だよね？労力エグくない？？？

中川「そうですね、ジャッジとしては時期ごとに使われるカードが違うので流行にあわせて裁定を確認しないといけないですし、運営としては去年CSの開催数が凄かったので体力的に大変でしたね。」

---でも、両方ともずっとやっているから、何かしらの長所というか、才能があったりしたのでは？

中川「そんなことないですよ！僕は両方とも慣れるまで大分かかりましたね！」

---それだったら慣れるまで大変だったと思うけど、それでも続ける魅力っていうのはやっぱり最初に言っていたお祭り的な雰囲気を味わったという体験が大きいの？

中川「そうですね、僕はプレイヤーたちが盛り上がる瞬間が好きで、さっき予選順位の発表があった時に会場にどよめきが響いたのを聞いて、やっぱり大会っていいなって思いましたね。」

---確かに、そういう瞬間っていいよね！そういう感動を味わいたい人には運営っていうのはピッタリのポジションだと思うけど、これからやってみようと思っている人たちに向けて何かアドバイスはありますか！

中川「とにかく飛び込んでみることですね、やり続けていくことが大事なので」

---ということで、ここまではプレイヤー・ジャッジ・運営としてのインタビューをしたのだけど、まだまだ質問があって。

中川「え？」

---運営スタッフのパーソナリティを掘り下げることで、超CSの主催であるカードボックス(ネクスト・ワン)の色が伝わりやすいのかなと思ってね、だから根掘り葉掘り聞いていくね。

中川「人柱になる訳ですね……」

中川 武蔵プロフィール

生年月日：1994/3/30
血液型：B
利き手：右
身長：177.7cm
体重：秘密
家族構成：両親と弟で4人
座右の銘：熱烈
趣味：ライブ鑑賞
小さい頃の夢：サッカー選手
長所：すぐ寝ること
短所：すぐ寝ちゃうこと
好きなカード：《マーシャル・クイーン》《蒼き団長 ドギラゴン剣》《Dの牢閣 メメント守神宮》
嫌いなカード：《ミステリー・キューブ》
学生時代の部活：サッカー部
好きな食べ物：なんでも好き
嫌いな食べ物：ミックスベジタブル(単品だと大丈夫だけど混ざると何故かダメになる)
朝起きて初めにすることは？：水を飲むorベットメイク
特技：リフティング
無人島に一つだけ持っていくとしたら何：水
もし明日、世界が終わるなら何をする：みんなに感謝を伝えたい
好きな季節は：春
ストレス発散方法は：睡眠

中川「本当に全部聞くのですね……」 　インタビューが終わった後で、会場の撤収と並行して決勝戦が行われていた。

　試合が終わると、優勝者の発表とともに、残っていたプレイヤーたちの大きな歓声があがった。

　撤収作業を行いながらもこの歓声を聞いて中川は微笑んでいたのだろう。