全国大会2025 Round 7:紅蓮 vs. けんけんラーメン
ライター:原田 武(たけじょー)
撮影:後長 京介
ここでフィーチャーテーブルを訪れたのが、紅蓮とけんけんラーメン。東西の強豪対決が実現した。
紅蓮「勝ったら上がるな~。勝ちたい……」
けんけんラーメン「マジ勝ちたい……」
両者のスコアは現時点で5勝1敗。ここで勝てば、最終戦の結果がどちらに転んでも、十分に本選進出が見込める。予選順位なども考慮すれば、これ以上負けてはいけないタイミングだ。
けんけんラーメン「紅蓮さん、フィーチャーは?」
何回目ですか?という言外の問いかけに。
紅蓮「全国だと2回目かな。GPとかだといっぱいあるんだけど」
けんけんラーメン「いやー、フィーチャー初めてで……」
昨年度に引き続きの出場となった紅蓮に対し、けんけんラーメンは今回が初出場。緊張もひとしおだろう。
だが、それでも。
勝つ。勝たねばならない。さらに勝ち続けるために。
GAME
先攻:紅蓮紅蓮は《ROYAL-減亜5》で、けんけんラーメンは《ジャスミンの地版》でのマナブーストからゲーム開始。
埋めた《轟䡛合体 ゴルギーオージャー》《巨魔天 アオフェシー》からして、けんけんラーメンの持ち込みは明らかに【光水自然ゴルギーオージャー】だ。押しも押されぬ環境大注目デッキを、ストレートに強く使うスタイル。
一方の紅蓮は《天彩の精霊ミルディアス》《華謡の精霊カンツォーネ》とチャージしており、恐らくはエンジェル・コマンドを軸にした【4cアルファディオス】であろう。
両者4マナに到達したところで、紅蓮はさらにリソースを伸ばす動き。《大集合!アカネ&アサギ&コハク》を進化させずに横に並べ、1マナ追加。
そしてもう一度、《大集合!アカネ&アサギ&コハク》。ここで【光水自然ゴルギーオージャー】対面のキーカード《頂上連結 ロッド・ゾージア5th》が見えたので、間髪入れずにこれを拾う紅蓮。

「次の相手のターン中、相手はクリーチャーを1体までしか出せない」。NEOクリーチャーの連鎖を禁じるこのカードを運用できるのが、【4cアルファディオス】の主張点の一つだ。
しかしけんけんラーメンも鋭敏にこれを察知。《観覧!ホールインランド・ヘラクレス》を《ジャスミンの地版》に乗せ、起き上がったマナから《ベイB セガーレ》を繰り出した。

《頂上連結 ロッド・ゾージア5th》は自身の効果により4コストで召喚できるのだが、《ベイB セガーレ》がこれを咎める形。ターンが返った紅蓮のマナは5なので、このターンに《頂上連結 ロッド・ゾージア5th》を繰り出すことは難しい。
「対策の対策」を突き返したけんけんラーメン。ならばと紅蓮はもう一つのルートを選択する。マナチャージなしで《ROYAL-減亜5》に手を伸ばし、攻撃。 D・D・D《創世竜 ゴルギーネクスト》!
相互シャッフルの末に表向きにされたのはアタリとは言い難い《ROYAL-減亜5》だが、これを紅蓮は涼しい顔でマナに置く。このガチャはおまけに過ぎない。本命は《創世竜 ゴルギーネクスト》本体に備わった、「相手は各ターン、クリーチャーを2体までしか出せない」能力だ。《頂上連結 ロッド・ゾージア5th》よりは緩いものの対面のできることを着実に制限する、これが紅蓮の隠し玉。

1点ブレイクが通り、再度手番が交代。けんけんラーメンのターン。だが、眼前の《創世竜 ゴルギーネクスト》がとにかく重い。このターン中のチェインは不可能となる。
とはいえ、切り返せないわけでもない。けんけんラーメンの選択肢は2つ。《華謡の精霊カンツォーネ》で《創世竜 ゴルギーネクスト》を楯に張り付けるか、《ソウルサンライト コハク》+《一音の妖精》で同様の縛りを紅蓮に強制するか。
少考の末、選んだのは後者だ。《ソウルサンライト コハク》進化で離れない《一音の妖精》を建設して、《ROYAL-減亜5》を戦闘破壊。ひとまず「ターン中1体しか出せない」ロックをかけ返して、次ターン以降で動こうという構え。だが、しかし。その1ターン、その間隙で十分だった。
マナチャージして紅蓮のマナは7。もう、《頂上連結 ロッド・ゾージア5th》を阻むものはいない。
効果で《観覧!ホールインランド・ヘラクレス》を破壊すると、けんけんラーメンの身を守るのは4枚のシールドのみ。クリーチャー1体制限のロックを後ろ盾にした紅蓮にとって、攻撃をためらう理由はどこにもなくなった。
《頂上連結 ロッド・ゾージア5th》2点。通る。
《創世竜 ゴルギーネクスト》1点。通る。
《大集合!アカネ&アサギ&コハク》1点。……通る!
紅蓮「っしゃ!」
短い快哉とともに、《大集合!アカネ&アサギ&コハク》が駆け抜けた。
WINNER:紅蓮
《王導聖霊 アルファディオス》《剣轟の団長 ドギラゴン王道》による爆発力と《頂上連結 ロッド・ゾージア5th》や《天革の騎令嬢 ミラクルステラ》でのロックを武器とする一方で、弱点も明確だった【4cアルファディオス】。ビッグアクションは4ターン目以降とやや遅め。かつ相手からの妨害にも引っかかりやすい。
だが紅蓮の持ち込んだ【4cアルファディオス】は、柑橘・のすけ・みるえめ・カルマらとの調整の末、その弱点を補完する形に仕上がっている。
3ターン目の上振れルートをもたらし、展開制限としても機能する《創世竜 ゴルギーネクスト》。除去としても打点としても優秀な《偽りの希望 鬼丸「終斗」》。強力なエンジェル・コマンドたちも健在だ。
紅蓮「全体的に前のめりな形に仕上げています。理論派ののすけも納得させられたので、良くできたんじゃないかなと」
理論を説き伏せた浪漫。仲間たちと練り上げたオリジナルが、紅蓮の力となったのだ。
紅蓮「また決勝でお願いします」
ありがとうございました、と頷くけんけんラーメン。最終第8回戦で勝てば、まだ本選進出のチャンスは残されている。言外に込められたライバルからのエールを胸に、彼はフィーチャーテーブルを後にした。
それからおよそ1時間後。本戦のマッチアップを示すトーナメント表には、2つの見覚えある名前が刻まれていた。紅蓮とけんけんラーメン、その両方が。
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紅蓮 全国大会2025 日本一決定戦 オリジナル |
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けんけんラーメン 全国大会2025 日本一決定戦 オリジナル |
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