DMGP2026-1st Day1(アドバンス)Round 6:デンネ vs. 試験管
ライター:鈴木 響太(ボルスズ)
撮影:瀬尾 亜沙子
晴れの舞台、DMGP2026-1st Day1も迎えるところ6回戦。歴戦の猛者が集うフィーチャー席なのだが、そこには異様な雰囲気が漂っていた。その場に広がっているのは、朗らかな笑顔。本来存在するはずの緊張感はどこへやら、両者は歓談する余裕を見せる……どころか、フリースペースの一卓かのような印象すら受ける軽妙さだ。
それもそのはず。この6回戦で相対するのはデンネと試験管というビッグネーム。前人未到の三冠で、雷のような衝撃をもたらした魔王軍デンネと、DMGP2024-1stで、アドバンスの優勝経験がある試験管。彼らにとっては、荘厳なフィーチャー席も昼下がりの大会イベントと変わらない通過点の1つなのだ。
アドバンスの通例として、超次元ゾーンを確認する2人。
デンネ 「【光水自然der’Bande】じゃないの?使ってよ~~~」
試験管「な~にがバンデ使ってよだよ」
公開領域で試合前から互いの推測が立てられるのも、このアドバンスフォーマットの醍醐味の一つ。当然、ここまで勝ち続けてきた2人なら精度高く予想をしていくのも訳はない。2人の達人同士、本質の部分を多くは語らない。一通りの準備を終えると、互いのガッチリとした握手でゲームは始まった。
先攻:試験管
デンネ 「【光水闇シーザー】?なんからしくないじゃん」試験管のマナチャージは《ブレイン・スラッシュ》。デンネはこの1枚で相手のデッキを看破すると、《時の法皇 ミラダンテⅫ》をマナチャージして終了。
この時点で、デンネは内心ほくそ笑む。その5枚の手札に、超絶キラーカード足りうる逸品《我竜塔第七層 ハッスル・キャッスル》が3枚も鎮座しているのだ。ともすれば事故ハンドとも言えるような初手。しかしさすがは飛ぶ鳥を落とす勢いのデンネとも言えようか。このマッチアップでは安心感とともに進んでいける保険を手に走り出した。
続くターン、《真気楼と誠偽感の決断》をマナに埋めて返す試験管を《フェアリー・ライフ》の実行で突き放すと、3ターン目にはゆるりと《我竜塔第七層 ハッスル・キャッスル》を要塞化してターンエンド。
ここまで、マナチャージのみでターンを返してきた試験管としては少々苦しい。このターンのアクションは《ウルの天宝》で手札の《~そして覚醒へ…~》を踏み倒そうとすることで強引なマナジャンプを図ることに。

手札に構えた2枚目の《~そして覚醒へ…~》をアクティブにしようという算段だろうか。
試験管「“(配信)映え“を意識してる?」
超次元ゾーンを並べ広げて思考を回すデンネへの揶揄に、軽く笑みを交わしながら試合は進行していく。
《我竜塔第七層 ハッスル・キャッスル》をマナチャージし、《刀志猫のプワソン》を召喚。そこからすぐさま飛び出した《千両力士 多禍の泥粋》が、試験管の最後の一手とも言える《~そして覚醒へ…~》を土俵外へ突き落とす。

【光水闇シーザー】はコンボデッキの代表格。その特徴に漏れず、手札を失うと一気に脆い。手足をもがれたに等しい状況に、さしもの試験管も苦い顔を浮かべずにはいられないようだ。
せめてもの抵抗をと、マナチャージしつつ実行したのは《コラプス・ウェーブ》。デッキトップへ《宇宙妖精エリンギ》を送ることで、少しでも時間を稼げれば良いが……デンネはそんなに甘くない。
すぐさま《宇宙妖精エリンギ》をチャージし直し、繰り出したのは2体目の《刀志猫のプワソン》。1体目の能力で《モーニング・ABYFLHA・カイザー》を引っ張り出し、2体目は破棄。これにて、準備は整った。デッキトップを即マナチャージした試験管を見届けると、デンネが仕掛ける。まずはマナチャージにより≪ラスト・GOLDEN・ドラゴン≫が覚醒。そのまま《ヨビニオン・ハルカス》の召喚でドロー、≪ラスト・GOLDEN・ドラゴン≫でさらに2ドローと手札をかき集めると、引き込んだ《森仙のJ ロマネスク》を召喚!

試験管「なんだそいつ!?新弾買ってねーからわかんないわ」
いや、そこは買っておけよとツッコミが入りつつ、この召喚で≪大感動!ディス・イズ・大横綱≫へ覚醒。《森仙のJ ロマネスク》で《音卿の精霊龍 ラフルル・ラブ / 「未来から来る、だからミラクル」》を回収し、誘発した《刀志猫のプワソン》が2体目の《森仙のJ ロマネスク》を呼びつける。このブーストにより、最初にマナチャージした《時の法皇 ミラダンテⅫ》も回収!
さらにさらに、2体目の《刀志猫のプワソン》が回収したばかりの《音卿の精霊龍 ラフルル・ラブ / 「未来から来る、だからミラクル」》を踏み倒す、激流のごとき大連鎖!!!
試験管「それだけはなしだろ!笑」
試験管の申し立ても意に介さず、2枚目の《我竜塔第七層 ハッスル・キャッスル》、《飛翔龍 5000VT》の召喚とダメおし連打に加え、≪ラスト・GOLDEN・ドラゴン≫の攻撃時にはさらなるダメおしのチェンジ《時の法皇 ミラダンテⅫ》で詰めに詰めていく。
試験管「いや、まだわからんか?実は受かるかもしれない。」
軽口で強がる試験管は飄々とシールドチェック。3枚の内訳は《ブレイン・スラッシュ》、《ウルの天宝》、《~世紀末の善悪~》とガッチガチだったが、当然どれも実行できない。
残りの2枚にもシールドトリガーは含まれていたが、それもこれも堅牢なトリーヴァ(光水自然)の包囲網の前になすすべもない。
試験管「ラフルル・ラブがいなければ勝ってたね!!」
虚勢か真か、試験管の断末魔が響き、ゲームは幕を下ろした。
Winner:デンネ
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デンネ DMGP2026-1st アドバンス構築 |
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試験管 DMGP2026-1st アドバンス構築 |
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