DMGP2026-1st Day2(オリジナル)決勝Round 4:カルマ vs. スイ
ライター:鈴木 響太(ボルスズ)
撮影:瀬尾 亜沙子
「ここを勝てばベスト8」。それがこの決勝Round 4の場なわけだが、16と8の差という重圧は、見た目以上に大きい。カルマ 「ちょっと震えてる。」
その重みは、経験者であっても等しく襲いかかるようで、前年の優勝者であるカルマ も例に漏れない。開始前の写真撮影の時点から、手汗を気にする様子が窺える。
対するスイも、冷静な表情とは裏腹に、シールドの並べ方などどこかぎこちない。
見ている者にも伝播しそうな一際強いプレッシャーを感じる中、Round 4の試合が始まった。
先攻:カルマ
【4C der’Bande】ミラーの一戦、先攻のカルマ は《世界のY チャクラ・デル・フィン》をマナチャージしてスタート。この埋め方を見ても分かる通り、カルマ の手札はかなり微妙。《ピザスターのアンティハムト》を埋めて色を揃えるという手もあったが、幸いにして火文明単色のカードを引いている。《ピザスターのアンティハムト》はプレイする前提で、手を進めるようだ。
対するスイは初動もあり、滞りなく進められそうな良ハンド。《俳句爵 Drache der’Bande》を埋めて、《大集合!アカネ&アサギ&コハク》をアクティブにする形でスタートした。またしても単色となる《単騎連射 マグナム》を埋めるに止まるカルマ に対して、続くスイの手は《大集合!アカネ&アサギ&コハク》の召喚となめらか。ここでは《キユリのASMラジオ》をマナに置く。返しの《轟腕のR ダグラジャパニカン》を考慮すると、初動を見送る手もあったように思うが、手札の良さと相手の微妙ぶり、そして《偽りの希望 鬼丸「終斗」》が対面には入っている……という事前情報を加味して、早期に攻撃を仕掛けるプレイ方針を取るようだ。
カルマ 「マナチャージ考えます」
カルマ の手札は《キユリのASMラジオ》、《世界のY チャクラ・デル・フィン》、《ピザスターのアンティハムト》《改竄の炎 ボルメテウス・ハック》が2枚。当初のプラン通り進むなら、唯一の自然単色である《キユリのASMラジオ》を切ることになる。そうなるとリソースに繋がるカードが無さすぎて、後続はかなり厳しい。
しかし、ここでのカルマ は押し通すことを選択。《ピザスターのアンティハムト》を召喚し、《世界のY チャクラ・デル・フィン》を踏み倒すと、付与されたスピードアタッカーを活かして即座にプレイヤーへ攻撃。Zラッシュの解放に成功した。
依然手札は厳しいと推察できるものの、このタイミングで呪文を止められたスイもまた少々苦しいように見える。だが、この時点での彼の手札は解決策を有していた。
《ピザスターのアンティハムト》をマナへ置くと、まず召喚したのは《轟腕のR ダグラジャパニカン》。登場時の能力でZラッシュを解放して、棒立ちの《ピザスターのアンティハムト》へ攻撃を仕掛ける。続け様に、マナから《ピザスターのアンティハムト》を経由して、手札から2枚目の《轟腕のR ダグラジャパニカン》が登場!!
ハイパーモード中の《世界のY チャクラ・デル・フィン》を除去する唯一解が炸裂し、晴れて自由の身となったスイは、そのままマナから《俳句爵 Drache der’Bande》を追加して一気呵成に畳み掛けることに。攻撃時能力の踏み倒しは、《キユリのASMラジオ》。このまま追加の《俳句爵 Drache der’Bande》や、《改竄の炎 ボルメテウス・ハック》のような妨害クリーチャーを増やせれば一気に有利になるため、リターンは大きい……はずだった。
めくれた5枚の中に、対象となるカードは《大集合!アカネ&アサギ&コハク》と《轟腕のR ダグラジャパニカン》のみ。相手のクリーチャーが消えた今、《轟腕のR ダグラジャパニカン》を出す旨みはないに等しい。結局、ここでは《大集合!アカネ&アサギ&コハク》を出すのに止まり、上から見えた《ピザスターのアンティハムト》を手札に加えて、ターン終了。
カルマ 「ちょっとしっかり考えます」
ただ、盤面の差は歴然。ここで差し返さなければ、勝負は決まりかねない。《飛翔龍 5000VT》では好転しない。カルマ に残されたのは「このターンでの勝利」という選択肢のみだ。それをわかっているからこそ、スイもこの思考時間をじっと見守っている。
整ったカルマ 、《改竄の炎 ボルメテウス・ハック》をマナにチャージ。
カルマ 「人生かかったラジオだ!」勝負は今、ここしかない。手札には即座に《俳句爵 Drache der’Bande》を動かす手段はない。走り抜けるなら、ここの運否天賦を通すしかない。めくれた5枚は、2枚の《大集合!アカネ&アサギ&コハク》、《同期の妖精 / ド浮きの動悸》、《飛翔龍 5000VT》、そして《ピザスターのアンティハムト》。
最初の関門は突破した。が、手札にアンタップ呪文はない。もう一度、もう一度だけ《キユリのASMラジオ》を通さなければならない。
今度の条件は「即時打点の用意」、それだけが至上命題だ。
呼び出された2枚は……《轟腕のR ダグラジャパニカン》と《大集合!アカネ&アサギ&コハク》!!
幸運は用意された心にのみ宿る。細い線は通った。手札事故の中でも、最良の択を取り続けたカルマ が、勝利の天秤に1つ、また1つと分銅を積んでいく。
あとはS・トリガーの有無だけ。カルマ もまたメタクリーチャーを用意できていないこの状況、3枚採用された《攻守の天秤》を踏むだけで状況は一変する。
あるのか?ないのか?運命の天秤は……
カルマ に、傾いた。トリガーはなし。カルマ の、1つ1つのプレイが勝利を手繰り寄せた。
Winner:カルマ
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カルマ DMGP2026-1st オリジナル構築 |
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スイ DMGP2026-1st オリジナル構築 |
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