DMGP2026-1st Day2(オリジナル)3位決定戦:カルマ vs. エイリアンP@神奈門
ライター:秋山 大空
撮影:坂井 郁弥
そして、一言言わせてほしい。
本当に来る奴があるか。
カルマ「すみませ~ん、来ちゃいました…」
DMGP2024-2nd Day2以来、二度目。
今度から、「3位決定戦には来ないでくださいね!」なんて絶対に言わない。
カルマ「いやー、泣きそう」
準決勝で劇的な逆転負けを喫したカルマ。
ダイレクトアタック時の僅かな1ミス。その1ミスが致命的となった敗北。
現代デュエル・マスターズでは1ミスが致命的となるのはよくあることだが、逆転のされ方がされ方である。
これからの3位決定戦、カルマのメンタルに問題がないことを願うばかりだ。
エイリアンP@神奈門「フィーチャー見てないんで、何が起きたかわからないです…」
カルマ「いやー、それは…紳士的過ぎてヤバいな…」
詳しくは、準決勝のビデオアーカイブを観てほしい。
もしかしたら皆さんご存じかもしれないが、初見のデッキ相手にあれだけしっかりと戦える選手は多くないだろう。
エイリアンP@神奈門「夢だったなー、フィーチャー映るの」
カルマ「強くなったら、これからずっと映れますよ」
カルマ「(自分も)去年のGPで、いろんな方にお声がけしていただいて今があるので」
DMGP2025 1st Day2から、プレイヤーとして更に飛躍を遂げたカルマ。
エイリアンP@神奈門も、今後フィーチャーの機会も増えるはず。
とは言え、まずはこの試合を楽しむところからだ。Game 1
先攻:カルマ
エイリアンP@神奈門の《心転地と透幻郷の決断》チャージを見て呟くカルマ。カルマ「おおー、なるほどね」
エイリアンP@神奈門「(動画を)拝見させて頂いたので」
カルマは《大集合!アカネ&アサギ&コハク》で《キユリのASMラジオ》をマナへ。
エイリアンP@神奈門は《改竄の炎 ボルメテウス・ハック》を召喚。
3ターン目はお互いに《大集合!アカネ&アサギ&コハク》を召喚し、エイリアンP@神奈門はマナを、カルマは手札を伸ばす。
ところで、これでバトルゾーンにクリーチャーは合計4体。
クリーチャーを並べ合う展開において、この辺りがタイムリミットである。
先に《飛翔龍 5000VT》を叩きつける権利があるのは、先攻のカルマ。当然持っている。
《大集合!アカネ&アサギ&コハク》2体で攻撃し、次ターンのダイレクトアタックを見据える。後がないエイリアンP@神奈門だが、《飛翔龍 5000VT》の影響下で出来ることは少ない。
《同期の妖精 / ド浮きの動悸》の下面で《大集合!アカネ&アサギ&コハク》を手札に戻し、S・トリガー又はG・ストライク1枚で凌げるラインまで持っていく。
現在の【der’Bande】に防御札はほぼ入っていないため、S・トリガーやG・ストライク2枚は見込めない。
最低限だが、今出来る最善を尽くした。
あとはカルマの行動と、自身のシールド次第。
カルマは、勝負を決めるべく動く。
手札に戻された《大集合!アカネ&アサギ&コハク》を出し直し、《世界のY チャクラ・デル・フィン》を追加しつつ《飛翔龍 5000VT》で攻撃。
《大集合!アカネ&アサギ&コハク》のダイレクトアタックが通り、カルマが一本先取した。
カルマ 1-0 エイリアンP@神奈門
カルマ「(準備は)ゆっくりで大丈夫です」
ゆっくりと試合の準備を進める二人。
ジャッジから伝えられた残り制限時間は42分。
エイリアンP@神奈門「めちゃくちゃある…」
Game 2
先攻:エイリアンP@神奈門
《大集合!アカネ&アサギ&コハク》から入るエイリアンP@神奈門に、≪同期の妖精≫を召喚するカルマ。そして3ターン目。エイリアンP@神奈門はマナチャージ無し。
《ピザスターのアンティハムト》召喚、効果で横に《俳句爵 Drache der’Bande》を出し即攻撃。
マナから《心転地と透幻郷の決断》を唱え、モードはドローと実行を選択。
ドロー後《ピザスターのアンティハムト》を実行し、《世界のY チャクラ・デル・フィン》を場へ。
続いて《大集合!アカネ&アサギ&コハク》で攻撃時に、マナから《S級原始 サンマッド》を侵略!
≪同期の妖精≫をマナに送っても、《世界のY チャクラ・デル・フィン》のハイパーモード解放によってメガ・ラストバーストは使えない。
《俳句爵 Drache der’Bande》で2点、《S級原始 サンマッド》で3点。
場にはスピードアタッカーになった《世界のY チャクラ・デル・フィン》。
カルマ「早すぎだろ(笑)」
エイリアンP@神奈門「(笑)」
カルマ 1-1 エイリアンP@神奈門
Game 3
カルマ「ゆっくりで大丈夫です」「多分、僕が(準備)早すぎるだけです…」
エイリアンP@神奈門「マッチ、慣れてますもんね…(笑)」
早すぎたGame 2。かかった時間は僅か6分だ。
ジャッジから伝えられた残り制限時間は36分。
エイリアンP@神奈門「めちゃくちゃある…」
先攻:カルマ
カルマは《偽りの希望 鬼丸「終斗」》をマナチャージし、《改竄の炎 ボルメテウス・ハック》を召喚。
エイリアンP@神奈門「《偽りの希望 修羅丸「終斗」》?」
予想外のカードに驚くエイリアンP@神奈門だが、すぐに気を取り直し《旋略のS アドミラル・アレグル》を召喚。
《改竄の炎 ボルメテウス・ハック》を追加するカルマが一言。
カルマ「アレグルドローどうぞ」
エイリアンP@神奈門「あ、すみません」
《旋略のS アドミラル・アレグル》のドロー効果は任意効果。
これがカルマの、「強いプレイヤーと戦いたい」と言う想いから来るフェアプレイ精神。
《旋略のS アドミラル・アレグル》のドローを挟み、エイリアンP@神奈門のターン。
《世界のY チャクラ・デル・フィン》で《改竄の炎 ボルメテウス・ハック》をタップ。《旋略のS アドミラル・アレグル》でシールドをブレイクし、ハイパーモード解放。
二度、深く息を吐くカルマ。
【der’Bande】ミラーの、じりじりとした展開。
《世界のY チャクラ・デル・フィン》の投げ合いで拮抗するか、エイリアンP@神奈門が《改竄の炎 ボルメテウス・ハック》で更に追い詰めるか。
それともカルマが《偽りの希望 鬼丸「終斗」》のようなカードで切り返すか。
地に足付けた地上戦の時間だ…と思われたその時。
カルマは持っていた。
この状況における最大値と呼べるものを、カルマは持っていたのだ。
《ピザスターのアンティハムト》召喚、更に《ピザスターのアンティハムト》が続き、横に《俳句爵 Drache der’Bande》を添える。
バトルゾーンには合計7体。追加で1マナ《飛翔龍 5000VT》!
息をのむエイリアンP@神奈門。
カルマ「アレグル!」
エイリアンP@神奈門「あ、すみません…」
何度も言うが、《旋略のS アドミラル・アレグル》のドローは任意効果である。
「もっともっと、強いプレイヤーと戦いたい」。これこそがカルマの信念。カルマのこだわり。
《ピザスターのアンティハムト》が《旋略のS アドミラル・アレグル》と相打ちし、エイリアンP@神奈門のバトルゾーンには《世界のY チャクラ・デル・フィン》が1体残るのみ。
Game 1と同じく、《飛翔龍 5000VT》に苦しめられるエイリアンP@神奈門。
《瞬閃と疾駆と双撃の決断》を唱え、《世界のY チャクラ・デル・フィン》に攻撃後アンタップを付与。
シールドをブレイクし、ハイパーモードを解放してカルマの攻勢に備える。
それに、カルマも全力で応える。
《ピザスターのアンティハムト》召喚、効果発動。
カルマ「《轟腕のR ダグラジャパニカン》!」
エイリアンP@神奈門「つよ…」シールドから1枚をマナへ。
カルマ「ヤバすぎ…!」
シールドから落ちたのは、望外の《俳句爵 Drache der’Bande》。
打点は揃ったが、ここで逸るわけにはいかない。
計算、そして推測。
エイリアンP@神奈門の【der’Bande】にはどんなS・トリガーが入っているのか。
どうやってケアすべきか。
準決勝では一つのミスで勝利を逃した。
カルマ「絶対ミスんないよー」
今回は、確実に決める。
《轟腕のR ダグラジャパニカン》で《世界のY チャクラ・デル・フィン》を討ち取り、攻撃後の効果で、今出した《ピザスターのアンティハムト》の上に《俳句爵 Drache der’Bande》を進化。
これで呪文が使えるようになる。
その《俳句爵 Drache der’Bande》でプレイヤー攻撃時に《瞬閃と疾駆と双撃の決断》。《俳句爵 Drache der’Bande》2体に攻撃後アンタップを付与。
《俳句爵 Drache der’Bande》がアンタップ、攻撃していない方の《俳句爵 Drache der’Bande》で攻撃時、《心転地と透幻郷の決断》。
ドローと実行効果を選び、《ピザスターのアンティハムト》の上に3体目の《俳句爵 Drache der’Bande》を乗せる。
このブレイクでエイリアンP@神奈門のS・トリガー《攻守の天秤》!
《俳句爵 Drache der’Bande》2体をタップするが、カルマのケアは完璧だ。
攻撃後、《瞬閃と疾駆と双撃の決断》の効果で《俳句爵 Drache der’Bande》がアンタップ。攻撃時に《攻守の天秤》で全クリーチャーがアンタップ!
《飛翔龍 5000VT》で…ダイレクトアタック!
カルマ 2-1 エイリアンP@神奈門Winner:カルマ
2試合目は素早い決着、3試合目はバトルゾーンでの睨み合いと、様々な【der’Bande】ミラーのゲーム展開を見せてくれた二人。試合後、二人にインタビューを行うことが出来た。
試合を終えて:エイリアンP@神奈門
――お疲れ様でした。エイリアンP@神奈門「とても疲れました」
――ガッツリ、地上戦やりましたね。
エイリアンP@神奈門「そうですね~。いやー、地上戦はしたかったんですけど、ちょっと《飛翔龍 5000VT》引けなかったですね」
――試合中「拝見させて頂いたので」と仰っていましたが、カルマ選手の動画、観ていたんですか?
エイリアンP@神奈門「あー、そうですね。元から【der’Bande】を使おうとは思っていたんですが、この前の【der’Bande】の解説動画が使用する最後のきっかけになりました」
「《旋略のS アドミラル・アレグル》は半信半疑だったんですけど、動画を見て、試して、使い心地が良かったんで入れています」
動画投稿者と視聴者が、3位決定戦で本気でぶつかり合う。これもデュエル・マスターズの面白いところだ。
と、ここでチアリが通りかかる。
チアリ「お疲れ様ですー」
筆者、エイリアンP@神奈門と挨拶を交わし去っていくチアリ。
エイリアンP@神奈門「生で初めて見ました!」
――なかなか会う機会、ないですよね。
エイリアンP@神奈門「はい。いろんな方と出会えてうれしいです」
「今回負けちゃいましたけど、この悔しさをばねに、もっともっと飛躍していきたいなーと思っています」
「自分、今17で、今年受験なのでちょっとデュエマから離れちゃうんですけど、また、戻ってこようと思います」
――是非!受験が終わっても、デュエマを続けてくださることを願っています。
エイリアンP@神奈門「それは是非。このゲームで友人とかもめちゃくちゃ増えて…こんなに熱中出来たゲームは初めてですから」
――それは…とても嬉しいです。私も「デュエマだけ」みたいな人生ですし…。
エイリアンP@神奈門「(笑)。今日は引きが強くて…予選7回戦くらいからですかね。(優勝)ワンチャンあるな~と思って、身内とヒヤヒヤしたり、ヒリついたりしていました」
「弱気を、デッキの強さが打ち消してくれたかなーと思います」
――本日はありがとうございました!
カルマ「チャンネル登録、お願いします」
エイリアンP@神奈門「是非!」
――あれ?まだ登録されていなかったんですか?
エイリアンP@神奈門「観たばっかりだったので…(笑)。すぐ登録します!」
カルマ「よし、登録者一人増えた。今日の目標達成ってことで(笑)」
試合を終えて:カルマ
――エイリアンP@神奈門選手から、カルマ選手の動画を観て【der’Bande】を握る背中を押してもらったと伺いました。カルマ「本当に嬉しい話ですね…。上手い人を増やしたいと思って、動画をやっているので」
「ベスト8の方も前にメタ読みの動画を出したんですけど、それを観てメタ読みしてデッキを持ち込んだらベスト8まで来れたって言ってて…準決勝の方(Grimoire選手)も『【der’Bande】の動画観ました』って仰ってくれて」
――私も見ました。見た後すぐチャンネル登録しました(笑)
カルマ「ありがとうございます。発信者冥利に尽きるな…と言う感じです(笑)。最後の試合は『アレグル勝ちされる…』と思いながらやってました。育てちゃったー!みたいな(笑)」
――(笑)
カルマ「まあ、それを超えるのが楽しいんですよね」
――なるほど…。《旋略のS アドミラル・アレグル》の効果誘発について指摘されているのも、印象的でした。
《旋略のS アドミラル・アレグル》のドローって任意効果じゃないですか。任意効果でも指摘出来るのは、プレイヤーとしてすごく尊敬できる部分だな、と…。
すみません、色々と話してしまって…。
カルマ「全然大丈夫です」
――それに、カルマ選手は去年は淡々とプレイされている印象だったので、今回楽しそうにされているのを見て、嬉しい気持ちと言うか…(笑)
カルマ「(笑)」
――やっぱり楽しんでくださっているんだなと言うのが伝わってきて、良かったです。
カルマ「DTLのリーガーになってからかもしれないですね。去年は心の中で『楽しい!』と思っていたんですけど、それが見えた方が良いよね、と思って。ビデオフィーチャーは大体そういうことを頭の隅に置いていました」
――他の選手もDTLに入ってから、良い変化があったように思います。本人にとって自覚はない変化もあるかもしれませんが、すごく良い変化が待っていると思うので、頑張ってください!
カルマ「頑張ります!」
――本日はありがとうございました!
本来、優勝まで届かなかった時、この言葉は言うべきではないのかもしれない。
だがそれでも、素晴らしい試合を見せてくれた二人に、今後のデュエマの未来を感じさせてくれた二人に、言わせてほしい。
カルマ、エイリアンP@神奈門!DMGPベスト4おめでとう!
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カルマ DMGP2026-1st オリジナル構築 |
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エイリアンP@神奈門 DMGP2026-1st オリジナル構築 |
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