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超CSⅨ福岡:プレイヤーインタビュー

ライター:河野 真成(神結)
撮影:堀川 優一

 ドラゴンを愛する少年の心に龍幻郷があるように、ドラゴン娘を愛する我々の心には桜龍高校がある。
 桜龍高校には、高校生活の全てがある。貴方は生徒会に入ってもいいし、部活動で汗を流してもいいし、仲間たちとバンドを組んで大舞台を目指してもいい。そしてそしてもちろん、恋葉ここあさんのように生徒会長の追っかけをしたっていいのだ。
 そんなドラゴン娘を愛する我々の心が生み出した新商品「ドラゴン娘になりたくないっ! 文化祭だョ!全員集合!!ドラ娘100%パック」が8月8日に発売された。
 
 桜龍高校の心が生み出したパックなので、もちろんドラゴン娘が100%詰まったパックだ。まるでショートドラマの敵役にいそうな、バイト先に来る迷惑な客とか、ちょっと嫌味な教師なんかは当然出てこないぞ。
 
 そして今回の超CSⅨ福岡はそのドラゴン娘パックが始めて使用できる大型大会である。
 ドラゴン娘で新たに組めるようになったデッキがあるのはもちろんだが、今回のパックで新たなに強くなったデッキたちも多い筈だ。

 しかもアドバンスといえば、龍幻郷の聖地とも言えるレギュレーション。

 すなわち、龍幻郷からどこでもないゾーンを経由して徒歩5分圏内に存在しているだろう桜龍高校もまた、聖地と言って過言ではない。
 
 というわけで今回は、現地で見掛けたプレイヤーたちにドラゴン娘を使った新デッキの可能性や、心に住んでいるドラゴン娘が誰かを聞いたみた。
 
 これを読めば、もし突然桜龍高校に転校になっても安心……な筈!

VANTo選手の場合

 最初に声を掛けたのはVANTo選手。
 現在は関東で活動しているが、元々は福岡で活動をしていたプレイヤーだ。

 VANTo選手と言えば、YouTubeのフェアリーチャンネルにて、フェアリーさんの相方として出演し、多数のデッキを制作していることでもお馴染みである。

 日々デッキ制作を続けるVANTo選手ならではの視点がきっとあることだろう。
 まずはざっくり、ドラゴン娘100%パックの感想を伺ってみた。

VANTo「やっぱり《地封院ギャイ<まかしとき!>》が強すぎますよね。アドバンスだと特に《烈しき切札 ドギラゴン逆》から出せる範囲も広がっているということで、かなり発売前から注目していました。代表的なのだと光自然の《楯教の求道者 ザゼ・ゼーン》のデッキですね。《刀志猫のプワソン》との絡みもありますから」
VANTo「あと自分が一番注目したのだと、【ガイアッシュ覇道】です」

 ガイアッシュ覇道!?
 それこそ《流星のガイアッシュ・カイザー》を上手く使いこなした最初のデッキというイメージだ。

VANTo「最近だとあまり見掛けないタイプのデッキではあったんですけど、自分の《烈しき切札 ドギラゴン逆》が強いということは相手の《烈しき切札 ドギラゴン逆》も強くなっているということになると思うんですけど、《頂上連結 ロッド・ゾージア5th》が飛んでくる回数も多いと思うんですよ」

VANTo「そこで《流星のガイアッシュ・カイザー》を当ててからの《勝利龍装 クラッシュ“覇道”》で追加ターンを取って《頂上連結 ロッド・ゾージア5th》を切り返す、という動きが強いと思っていて。ドラゴンに強いドラゴンとして注目しています」
 初期の《流星のガイアッシュ・カイザー》のデッキが、ドラ娘パックを経て強化・適応していくというのは感慨深いものがある。

 それ以外にも、新弾の気になるカードに訊いてみた。

VANTo「ドラ娘パックの好きなカードといえば、それ以外だと《玖伍零壱》ですね」

 こちらは、ドラゴン娘100%パックにて新たにカード化されたドラゴン娘だ。
VANTo「ジャストダイバーを付与していくので、《天革の騎令嬢 ミラクルステラ》をジャストダイバーで維持したり、あとはアドバンスだと相手の《鬼修羅と跳次元の決断》をパクって撃てるので、そこも込みでかなり活躍しました。デッキに1枚とか差すといい感じに機能してくれましたね」

 そしてもちろん、最後に訊くのは「推しのドラゴン娘」だ。

VANTo「好きなキャラ……あ、それでいうと《庵野水晶》は触れる機会が増えていますね」
VANTo「いまカードショップで仕事しているんですけど、ドラゴン娘の新パックが出たことで、ずっとJack-Potの曲が流れているんですよ。それで聞いてるうちに愛着湧いてきましたね……。最近は家でも聞いているし、しっかりハマってる気がします」
 我々の心には、桜龍高校が最初から存在している。
 カードやデッキを触っていくことによって、徐々に心に眠る桜龍高校が呼び覚まされ、気付けばドラゴン娘推しになっていく。

 同様にJack-Potの楽曲を聞くことによって、Jack-Potが好きだという想いが表出していく。きっと、25周年ライブを経て、気付けばJack-Potが好きになっていた、という人も多かっただろう。

 VANTo選手、ありがとうございました。

スライ無選手の場合

 お次はスライ無選手。
 昨年のチームGPで優勝した「やゆよっ!---三音の妖精」のメンバーの1人であり、独創的なデッキを作り続けることでも知られたプレイヤーである。
 
 そしてこの日、生徒会ギミックを混ぜた独特な【4cテレポート王道】を使用し、ベスト64に到達している。

スライ無「今日使ったデッキがこれなんですけど……」

 スライ無
 超CSⅨ福岡
 アドバンス構築
 25 クリーチャー
4 《流星アーシュ<私が主役⁉>》
4 《切札勝太&カツキング ー熱血の物語ー》
4 《地封院ギャイ<まかしとき!>》
1 《宇宙妖精エリンギ》
1 《天革の騎令嬢 ミラクルステラ》
4 《頂上連結 ロッド・ゾージア5th》
3 《剣轟の団長 ドギラゴン王道》
3 《烈しき切札 ドギラゴン逆》
1 《時の法皇 ミラダンテXII》
 3 ツインパクト
2 《R.S.F.K. / オールイン・チャージャー》
1 《音卿の精霊龍 ラフルル・ラブ / 「未来から来る、だからミラクル」》
 12 呪文その他
4 《我竜塔第七層 ハッスル・キャッスル》
4 《超次元サプライズ・ホール》
4 《鬼修羅と跳次元の決断》
 8 超次元ゾーン
1 《ジオ・ケラサス》
1 《時空のアトモスフィア キル》
1 《時空のコスモ アンタッチャブル》
1 《時空のネビュラ マティーニ》
2 《モーニング・ABYFLHA・カイザー》
1 《芸魔温泉!オンセン・ガロウズ》
1 《轟く覚醒 レッドゾーン・バスター》
 12 超GRゾーン
12 《メタルポンの助》


 《流星アーシュ<私が主役⁉>》《地封院ギャイ<まかしとき!>》を使用している。

スライ無「実はこれ間違いから生まれていて」

 はて、どういうことだろうか?

スライ無「このデッキの原案は、めのくんなんですけど、実は最初《流星アーシュ<私が主役⁉>》《流星のガイアッシュ・カイザー》だと勘違いしてデッキに入れてて……」
 え、そんな経緯?
 でも発明って、そういう謎のミスから生まれることもあると聞くしな……。

スライ無「これ、触ってみたら思ったより強くて」

スライ無「例えばこれまでのリストに比べると、【水闇デスパペット】に対してハンデス連打されていると苦しかったのが、《流星アーシュ<私が主役⁉>》が序盤手札を減らさずに動けたり、《地封院ギャイ<まかしとき!>》からの《烈しき切札 ドギラゴン逆》で切り返せたり。生徒会どれか引けば回答、ってケースが多かったんですよ。これはめのさんに感謝ですね」

 ちなみに、そんなスライ無さんの推しのドラゴン娘は?

スライ無《蒼斬しのぶ》です」
 ドラゴン娘全体でもトップクラスの人気を誇るのが、《蒼斬しのぶ》だ。

スライ無「そもそも《斬隠蒼頭龍バイケン》が一番好きなんですよ。あとやっぱり……(以下略)」

 元カードが好きだと好きになりやすいというのはあるあるだと思う。《流星のガイアッシュ・カイザー》《流星アーシュ》も好き、という人は結構多い筈だ。

スライ無「あとは……次点だと《春咲栄久<アンコールだ>》のイラストが好きなので、《春咲栄久》になりますかね」
 個性的なデッキ、そして個性的なTシャツを着るスライ無選手、ありがとうございました!

マイケル選手の場合

 今大会はアドバンスということもあって、やはりこの人は欠かせないだろう。アドバンスといえば、マイケル選手だ。
 今回も福岡まで旅行と遠征を楽しんでいるとのことだが、一方で美少女キャラクターコンテンツを追っているところを見たことない。

 ドラゴンデッキにも深い理解があるプレイヤーのドラゴン娘評は……?

マイケル「新弾の話をすると、ドラゴン娘の注目カードって正直なかったんですよ。その中で《地封院ギャイ<まかしとき!>》《烈しき切札 ドギラゴン逆》に触れるのと、いままで《インフェル星樹》がやっていたような置きドロソとしての側面が強くて、ちゃんと強くなっているとは思ったんですよね」

 やはり、パッと目に止まるのは《地封院ギャイ<まかしとき!>》の強さだ。

マイケル「その他のカードに関しては、ドラゴンをオリジナルで使いやすくするという方向性で、デッキのオリジナル化を進めるカードが多いのかなと思いましたね」

 実際、生徒会デッキはオリジナルで活躍を見せているし、《行くよー!Jack-Pot、ハイチーズ!》を軸としたJack-Potデッキも、アドバンスの要素を加えることなく構築するのがスムーズだと思う。

 実際マイケルのこの日の使用は《王導聖霊 アルファディオス》で、新弾の使用はしていないとのこと。まぁそれは良くて。
 マイケル選手に、推しのドラゴン娘とかいるのか……?

マイケル「あーでも、ニャロメロン先生好きなんですよ」
マイケル「そういう意味ではニャロメロンメガが好きですよ。コマの書き方とかはみ出し方とか、シュールギャグが好きなんで」

マイケル「ドラゴン娘の印象が『そうです・・・』なんで、好きなキャラは《真久間メガ》ということで」
 あのマイケル選手の心にすら住まう(???)ドラゴン娘、恐るべしコンテンツだ……。

◆ドラ焼きの場合

 そしてお待ちかね、ドラゴン娘に一家言ありそうな人である◆ドラ焼き選手の登場である。

 ◆ドラ焼き選手は配信の解説などが多く、大型の個人参加は久々のはず。その中でも、しっかりと予選抜けという結果を残している。

 そして彼の使用は、【水闇自然生徒会】だ。「生徒会ギミックを足す」とかではなく、かなりストレートに生徒会を使ったデッキである。

 ◆ドラ焼き
 超CSⅨ福岡
 アドバンス構築
 24 クリーチャー
4 《流星アーシュ<私が主役⁉>》
3 《熊田すず<わらわは天才!>》
4 《地封院ギャイ<まかしとき!>》
4 《流星のガイアッシュ・カイザー》
3 《天革の騎令嬢 ミラクルステラ》
4 《烈しき切札 ドギラゴン逆》
2 《完璧団長 オーパーツ銃》
 4 ツインパクト
4 《邪幽 ジャヴェール / 「ヤベーのを見たいか?」》
 12 呪文その他
4 《覇王の特権大使、キサラギ》
3 《我竜塔第七層 ハッスル・キャッスル》
2 《ディザスター・チューン》
3 《深淵の逆転撃》
 8 超次元ゾーン
1 《覇王人形ゼナーくん》
3 《「ウチの左眼は困惑の左眼なのゼナ(>▽Ф)」》
2 《「ウチの右眼は破滅の右眼なのゼナ(Ф▽<)」》
1 《頂上の精霊 ミラクルスZ》
1 《轟く覚醒 レッドゾーン・バスター》
 12 超GRゾーン
2 《クリスマⅢ》
2 《サザン・エー》
2 《カット 丙-二式》
2 《続召の意志 マーチス》
1 《静止 TB-30》
2 《天啓 CX-20》
1 《全能ゼンノー》

 
 そんな◆ドラ焼き選手に気になるカードを訊いたところ、予想外のコメントが返ってきた。

◆ドラ焼き《地封院ギャイ<まかしとき!>》は当然強いとして、意外なところでいくと僕が注目しているのが《行くよー!生徒会、ハイチーズ!》ですね」
◆ドラ焼き「5色のカードが必要なデッキってそれまで《魔誕と光喜と楽識と炎怒と哀樹の決断》とか使っていたと思うんですけど、そこをトリガー枠に出来るようになったんですよね。それで跳次元召喚のバリュー上げたり、《“魔神轟怒”万軍投》からのマナ・ドライブの出力上げたりできるので、アドバンス的には結構大きな追加ですね」

 アドバンスはマナゾーンの文明を参照するギミックが存在しているため、デッキにタッチで異なるカラーのカードを足すこともしばしばある。例えば筆者は以前、アドバンスのジャイアントに《邪心臓の魔法陣》を1枚入れて、《千両力士 多禍の泥粋》《勝首領龍 カツドン》を跳次元召喚できるような構築していた。

 そんな◆ドラ焼き選手の推しのドラゴン娘……と言えば、《蒼斬しのぶ》であるところは動画などで何度も公言しているが、今日は何やら言いたいことがあるらしい。

◆ドラ焼き「実は今日、不信感を持つようになったドラゴン娘がいて。《流星アーシュ》なんですけど」

 大丈夫かな、親衛隊が駆け付けて来ないかな。

◆ドラ焼き「元々、この間のデュエチューブリーグの時におんそくさんと生徒会ミラーをしたんですけど。その時、おんそくさんには2枚来たのに、僕には1枚も来なかったんですよ」

 一旦、最後まで聞こう。

◆ドラ焼き「デュエチューブリーグで女の子の回に合わせてピアスを付けてくるような、そういう人に着いていくのに、ここで負けたら目無しにだよっていう魔王軍には着いてこない。『ああ、そういう靡く系の女の子なんだなってこと』がわかって」

◆ドラ焼き「その時点で結構不信感を持っていたんですけど、今日の本戦でも《ハッター・ルピア》さえ止めればいいという場面で、やっぱり引けなくて。『こういう時にも来てくれないんだ……』ってなって、不信感を強めているところです」

 う、うん。まぁ、そういう考えもあるよね。
◆ドラ焼き「あ、好きなドラゴン娘はもちろん《蒼斬しのぶ》ちゃんです」
◆ドラ焼き「今日は福岡ということで、しのぶちゃんの地元ですし」
◆ドラ焼き「あと関係ないと言えばないんですけど、実は《蒼斬しのぶ》ちゃんと僕って誕生日も近くて。シンパシーを感じますね」
◆ドラ焼き「……これ、オタクトーク過ぎるな」
◆ドラ焼き「ドラ娘はいいっすね……」

おわりに

 最後に僭越ながら、私の心に住まうドラゴン娘の話をさせていただきたい。
 最近のお気に入りは《クリム・美心・ギャラクシー<アガる!>》だ。
 七種競技の学生チャンピオンという圧倒的なポテンシャルに加えて、独創的な髪色もそうだし、何かに付けてドラゴンをバタバタと投下していくテキストもまた性格の一端かもしれない思うと、中々に将来が楽しみだな……と思う次第だ。
 
 PENTADRÉの今後にもぜひ注目して欲しい。

 そしてこれを読んでいる貴方も、自分の心に住むドラゴン娘たちをどうか活躍させてみて欲しい。
 その時、きっと桜龍高校への入学の道が開けるだろう。多分。

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