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デュエル・マスターズ

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全国大会2018 中四国エリア予選 Aブロック決勝第1回戦:ロッピー(広島) vs. Σ(徳島)

117人もの参加者も、残ったのはもはや16人。

この中四国大会は、8月と9月に開催された店舗予選を突破した選手は1日目のAブロック、10月に開催された店舗予選を突破した選手は2日目のBブロックで参加することになる。

デュエル・マスターズがカードゲームである以上、地域によってメタゲームに差異が出るのは、これまでに1度でもエリア予選に参加したことのあるプレイヤーならば理解できる話であると思う。

となると、同エリア内で2日開催される内、1日目のAブロック参加者の方が2日目のBブロック参加者と比べ情報アドバンテージが少ないのは必然である。


徳島からの来訪者 Σは、情報の少ない1日目のAブロック参加に踏み切った上で予選全勝堂々の1位通過。
選択したデッキは『青白トリガーサッヴァーク』。直近だと南東北大会のあらましが同系統のデッキを使ってベスト8入賞を果たしている。

九州、北東北、南東北、甲信越のエリア代表決定戦で連日、目覚ましい戦績を残している『赤青覇道』。
なにせ対戦相手の徳島からの刺客 ロッピーもこの『赤青覇道』を選択している。その強さは折り紙付きだ。

このTier1と言っても差し支えのない『赤青覇道』を下すために生まれたのが「受け」特化のカウンターデッキ『青白トリガーサッヴァーク』。


Σ「また対戦ですね」


予選3回戦で既に対戦していたΣとロッピー。
参加者の人数が小~中規模のエリア代表決定戦では、予選で対戦したプレイヤーと再び決勝ラウンドで当たることはよくある話だ。

無論、その時の勝者は予選ラウンドを全勝で駆け抜けたΣである。


ロッピー「もー、今度は勝ちたいです」


既にお互いのデッキはどのようなものか理解している。
先の対戦からロッピーは自分のデッキが相性不利なことは理解している。だが、勝ちたい。
そんな思いがロッピーの表情から見てとれた。



お互いのデッキをカットし終えると勝負の準備へ。

ロッピー、Σ「「よろしくお願いします!」」


今、戦いの火蓋が落とされた。


先攻:Σ

お互いのデッキはどういうものかは分かっている。
マナに置くカードの選択は1ターン目、2ターン目そして3ターン目と動きに迷いがない。

先に動いたのは後手3ターン目のロッピー。
《崇高なる智略 オクトーパ》をマナにチャージして場に出したのは《異端流し オニカマス》
『青白トリガーサッヴァーク』は《ドラゴンズ・サイン》からの《煌龍 サッヴァーク》の着地をメインプランとしている。
だが、着地したとて、選択できない《異端流し オニカマス》が相手のバトルゾーンに1体だけしかいなければ、《煌龍 サッヴァーク》の肝であるシールドに封じ込めてからの場を離れる際の誘発効果を処理し場に残ることができない。


最速で《煌龍 サッヴァーク》の着地はこれでできなくなった。
返しの4ターン目にマナとバトルゾーンを一瞥するΣ。
プレイしたのは《ブレイン・チャージャー》、マナを伸ばし《異端流し オニカマス》のテキストに引っかからずに展開する目論見か。

この間隙を見逃さなかったロッピー。《ゼンメツー・スクラッパー》をマナにチャージし、バトルゾーンに出したのは≪ゴリガン砕車 ゴルドーザ≫
スピードアタッカーを持ちながら実質2点分の打点を持つ≪ゴリガン砕車 ゴルドーザ≫ で、一気に攻勢をしかけていく。

………だが、その攻撃はたった一度のブレイクで止まることとなる。
1枚目のシールドから出てきたのは《唸る鉄腕 ギリガザミ》だ。
「スーパー・シールドトリガー」の誘発はないものの、場に出た際に1枚ドローし、1体を手札に戻すことができる。
往年の水文明の「シールドトリガー」の代名詞《アクア・サーファー》を彷彿とさせる強力な効果だ。
何よりこのバウンス効果のおかげで≪ゴリガン砕車 ゴルドーザ≫の「ラスト・バースト」が処理されない上に殴り返し要員まで登場を許してしまった。

これでは《異端流し オニカマス》まで攻撃することはできない……。ロッピーは攻撃の出鼻をくじかれた結果となってしまう。


しかし、ロッピーは攻撃の手を休めることはない。いや、休めたらそのまま受けきられてしまう。

《ポクチンちん》を場に出したΣの返しのターン、ロッピー、先ほど手札に戻された《ゴリガン砕車 ゴルドーザ/ダイナマウス・スクラッパー》の呪文面≪ダイナマウス・スクラッパー≫を唱える。
手札に戻されても呪文としてプレイができる。これぞツインパクトの真骨頂、と言わんばかりにΣの《ポクチンちん》《唸る鉄腕 ギリガザミ》を破壊。

これを好機だと、殴り返しされなくなった《異端流し オニカマス》で安全にシールドを攻撃……も許されることはなかった。

Σの2枚目のシールドから唱えられたのは《ドラゴンズ・サイン》
そして場に出されたのは《煌龍 サッヴァーク》だ。
最良のタイミングでトリガーを連発させるΣ。『白青サッヴァーク』の強み、ここに極まれり。
6ターン目、Σは《プロテクション・サークル》、そして《煌龍 サッヴァーク》の「ドラゴン・Wブレイカー」でさらに防御を固める。
この際、シールドに表向きに加えられた内の1枚はあろうことか《終末の時計 ザ・クロック》
更に「アタック・チャンス」により手札から唱えられた《天ニ煌メク龍終ノ裁キ》でロッピーの《異端流し オニカマス》を止め、連続ブレイク!!
一片の隙をも許さないΣの不動の布陣が出来上がった。


4枚目のシールドから《崇高なる智略 オクトーパ》こそ出たものの、実にトリガー18枚を搭載しているΣのシールドと比べ、ロッピーのシールドトリガーは心許ない結果となってしまう。

後のない状態、最後の望みを《“必駆”蛮触礼亞》からの《勝利龍装 クラッシュ“覇道”》で託すものの、それすらもシールドトリガーの《ドラゴンズ・サイン》から場に出た《煌龍 サッヴァーク》により阻まれてしまい……

残るシールドが《終末の時計 ザ・クロック》であることを祈り、ターンを返すものの、ロッピーのその思いが届くことはなかった。


Winner:Σ

ロッピー「やっぱ、勝てねえ……悔しいです」

相性不利とわかっていながら、最後まで諦念することなく奮闘したロッピー。

対戦後の2人の握手の際に、頑張ってください! とΣに一言。

Σ「頑張ります」


たった1日の内の2試合、時間にしてみれば40分にも満たないわずかな時間。
その少ない時間の中で広島と徳島、会ったこともないプレイヤー同士が想いを託し、つないでいく。
まだ、決勝ラウンドは始まったばかり。

Σはロッピーの想いを乗せて次の試合にコマを進めるのだった。
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