全国大会2018 中四国エリア予選 Bブロック決勝第1回戦:からかい vs. しゃくれ副店長
中四国エリアの二日目も多くのプレイヤーが新倉敷に集まりしのぎを削っていたが、気付けば席に座るプレイヤーの数は僅か16まで減っていた。
フィーチャー席に座ったのはその名の通り、「トレカショップ ファンクス」という愛媛のカードショップの副店長、しゃくれ副店長だ。
対するはからかい。『水光トリガービート』を使い、まだまだ幼いながらもこの決勝ラウンドへと駒を進めたプレイヤーだ。
からかい「勝たせてもらいます」
しゃくれ副店長「勝ちます」
からかいの表情は緊張しているのが見て取れるが、一方のしゃくれ副店長は余裕綽々と言った感じで、大人としての余裕をその振舞いから既に感じ取ることができる。
先攻:しゃくれ副店長
先攻はしゃくれ副店長から。そして、彼の手からマナゾーンに置かれたのは珍しいカードだった。
《記憶の紡ぎ 重音》の詳しい効果は画像を見て頂くとして、このマナセットで戸惑いを隠せなかったプレイヤーは少なくないのではなかろうか。
からかいもその一人であり、すかさずテキストを確認する。とりあえず効果を確認することはできたからかいは《崇高なる智略 オクトーパ》のマナセットからゲームメイク。
2ターン目、さっそくしゃくれ副店長が動く。
《ヘブンズ・フォース》から《龍装者 バーナイン》だ。この動きはもしかしたら過去に見覚えがあるプレイヤーは多いかもしれない。
『光自然メタリカ』――あの悪名高い《ベイB ジャック》を使ったコンボデッキだが、その光景がフラッシュバックして思わず私も眩暈がした。
この動きを殿堂レギュレーションの『光自然メタリカ』に喩えたのには理由がある。
それはのちのち説明するとしよう。
さて、2ターン目に出てきた《龍装者 バーナイン》をどうこうできるわけもなく、3ターン目の《奇石 タスリク》の着地によって1ドロー。
とりあえずと言うことで《終末の時計 ザ・クロック》を出して殴り返しに備えるも、4ターン目、《龍装者 バーナイン》2体目の着地。
これは万事休すか――と思ったその時だった。
そして、この先の事象を語る前に、読者の皆様に一つだけ嘘をついていたことを謝りたい。
からかいのデッキは『水光火トリガービート』……“火文明入り”だということだ。
2枚目の《龍装者 バーナイン》は許せなかった、そう語ったからかい。
この対戦で初めて火文明のカードをチャージし、《“乱振”舞神 G・W・D》での奇襲に成功したからかいは《龍装者 バーナイン》《奇石 タスリク》を破壊し、シールドブレイク。一先ずしゃくれ副店長の独壇場を防ぐ形となった。
5ターン目、しゃくれ副店長のターン。
《“乱振”舞神 G・W・D》の急な登場に頭を悩ませ、マナチャージを悩んでいるのかと思ったが、その後の手つきを見てそのような疑念は吹き飛んだ。
《一番隊 クリスタ》、1マナ軽減。《》をクリーチャーとして出す。《ナゾの光・リリアング》。効果で《ヘブンズ・フォース》、《絶対の畏れ 防鎧》。1マナ《赤攻銀 マルハヴァン》。
一気に展開を行ったしゃくれ副店長だったが、その手札が減っている様子はない。
「《“乱振”舞神 G・W・D》は飛んでくると読んでいた」……恐ろしい予測だった。
大量の小型アタッカーと《赤攻銀 マルハヴァン》に頭を悩ませるからかい。《ドラゴンズ・サイン》から《煌龍 サッヴァーク》でその場をひっくり返そうとするも、≪奇石 ミクセル≫と《絶対の畏れ 防鎧》に阻まれ、《絶対の畏れ 防鎧》との道連れに収まる。
6ターン目、《一番隊 クリスタ》、《龍装者 バーナイン》、《奇石 タスリク》、《正義の煌き オーリリア》とどんどん横に広がっていくしゃくれ副店長の場。
この展開力の高さ、まさに2ブロック構築版の『光自然メタリカ』と呼んで差し支えないだろう。
そして、盤面にクリーチャーが並びきったところで攻撃を開始。
《一番隊 クリスタ》と《ナゾの光・リリアング》で攻撃し、からかいのシールドを3に。一先ず《正義の煌き オーリリア》のラビリンス効果を適用させるようだ。
いよいよ雁字搦めになってきたからかいだが、なんとかこの場を凌ごうと《崇高なる智略 オクトーパ》を《終末の時計 ザ・クロック》の上にNEO進化。
出た時の効果、そして攻撃するときの効果で《正義の煌き オーリリア》《赤攻銀 マルハヴァン》を止めて《一番隊 クリスタ》を攻撃。
なんとか反撃の芽を見出したいからかいだったが、しゃくれ副店長は詰めに入っていた。
《一番隊 クリスタ》《正義の煌き オーリリア》《赤攻銀 マルハヴァン》を出すと《夜の青守銀 シャイン》で《正義の煌き オーリリア》をタップ。
更に先ほど召喚した《一番隊 クリスタ》の上に《記憶の紡ぎ 重音》。
《記憶の紡ぎ 重音》の攻撃時、キズナプラスで《》の呪文モード。
からかいのシールドには《終末の時計 ザ・クロック》があったものの、もう抜け出す術はからかいには残されていなかった。
Winner:しゃくれ副店長
フィーチャー席に座ったのはその名の通り、「トレカショップ ファンクス」という愛媛のカードショップの副店長、しゃくれ副店長だ。
対するはからかい。『水光トリガービート』を使い、まだまだ幼いながらもこの決勝ラウンドへと駒を進めたプレイヤーだ。
からかい「勝たせてもらいます」
しゃくれ副店長「勝ちます」
からかいの表情は緊張しているのが見て取れるが、一方のしゃくれ副店長は余裕綽々と言った感じで、大人としての余裕をその振舞いから既に感じ取ることができる。
先攻:しゃくれ副店長
先攻はしゃくれ副店長から。そして、彼の手からマナゾーンに置かれたのは珍しいカードだった。
《記憶の紡ぎ 重音》の詳しい効果は画像を見て頂くとして、このマナセットで戸惑いを隠せなかったプレイヤーは少なくないのではなかろうか。
からかいもその一人であり、すかさずテキストを確認する。とりあえず効果を確認することはできたからかいは《崇高なる智略 オクトーパ》のマナセットからゲームメイク。
2ターン目、さっそくしゃくれ副店長が動く。
《ヘブンズ・フォース》から《龍装者 バーナイン》だ。この動きはもしかしたら過去に見覚えがあるプレイヤーは多いかもしれない。
『光自然メタリカ』――あの悪名高い《ベイB ジャック》を使ったコンボデッキだが、その光景がフラッシュバックして思わず私も眩暈がした。
この動きを殿堂レギュレーションの『光自然メタリカ』に喩えたのには理由がある。
それはのちのち説明するとしよう。
さて、2ターン目に出てきた《龍装者 バーナイン》をどうこうできるわけもなく、3ターン目の《奇石 タスリク》の着地によって1ドロー。
とりあえずと言うことで《終末の時計 ザ・クロック》を出して殴り返しに備えるも、4ターン目、《龍装者 バーナイン》2体目の着地。
これは万事休すか――と思ったその時だった。
そして、この先の事象を語る前に、読者の皆様に一つだけ嘘をついていたことを謝りたい。
からかいのデッキは『水光火トリガービート』……“火文明入り”だということだ。
2枚目の《龍装者 バーナイン》は許せなかった、そう語ったからかい。
この対戦で初めて火文明のカードをチャージし、《“乱振”舞神 G・W・D》での奇襲に成功したからかいは《龍装者 バーナイン》《奇石 タスリク》を破壊し、シールドブレイク。一先ずしゃくれ副店長の独壇場を防ぐ形となった。
5ターン目、しゃくれ副店長のターン。
《“乱振”舞神 G・W・D》の急な登場に頭を悩ませ、マナチャージを悩んでいるのかと思ったが、その後の手つきを見てそのような疑念は吹き飛んだ。
《一番隊 クリスタ》、1マナ軽減。《》をクリーチャーとして出す。《ナゾの光・リリアング》。効果で《ヘブンズ・フォース》、《絶対の畏れ 防鎧》。1マナ《赤攻銀 マルハヴァン》。
一気に展開を行ったしゃくれ副店長だったが、その手札が減っている様子はない。
「《“乱振”舞神 G・W・D》は飛んでくると読んでいた」……恐ろしい予測だった。
大量の小型アタッカーと《赤攻銀 マルハヴァン》に頭を悩ませるからかい。《ドラゴンズ・サイン》から《煌龍 サッヴァーク》でその場をひっくり返そうとするも、≪奇石 ミクセル≫と《絶対の畏れ 防鎧》に阻まれ、《絶対の畏れ 防鎧》との道連れに収まる。
6ターン目、《一番隊 クリスタ》、《龍装者 バーナイン》、《奇石 タスリク》、《正義の煌き オーリリア》とどんどん横に広がっていくしゃくれ副店長の場。
この展開力の高さ、まさに2ブロック構築版の『光自然メタリカ』と呼んで差し支えないだろう。
そして、盤面にクリーチャーが並びきったところで攻撃を開始。
《一番隊 クリスタ》と《ナゾの光・リリアング》で攻撃し、からかいのシールドを3に。一先ず《正義の煌き オーリリア》のラビリンス効果を適用させるようだ。
いよいよ雁字搦めになってきたからかいだが、なんとかこの場を凌ごうと《崇高なる智略 オクトーパ》を《終末の時計 ザ・クロック》の上にNEO進化。
出た時の効果、そして攻撃するときの効果で《正義の煌き オーリリア》《赤攻銀 マルハヴァン》を止めて《一番隊 クリスタ》を攻撃。
なんとか反撃の芽を見出したいからかいだったが、しゃくれ副店長は詰めに入っていた。
《一番隊 クリスタ》《正義の煌き オーリリア》《赤攻銀 マルハヴァン》を出すと《夜の青守銀 シャイン》で《正義の煌き オーリリア》をタップ。
更に先ほど召喚した《一番隊 クリスタ》の上に《記憶の紡ぎ 重音》。
《記憶の紡ぎ 重音》の攻撃時、キズナプラスで《》の呪文モード。
からかいのシールドには《終末の時計 ザ・クロック》があったものの、もう抜け出す術はからかいには残されていなかった。
Winner:しゃくれ副店長
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