TAKARATOMY

さがす
English

デュエル・マスターズ

メニュー
カード検索カード検索

カード検索

全国大会2018 中四国エリア予選 Aブロック準決勝:レイン(岡山) vs. kazu001(山口)

kazu001「やっと予選で当たっていない人と当たった」

レイン「そうですね」


そんな談笑を交わしながら両者席に着く。

決勝第一回戦でも起きたように、本中四国大会においては予選ラウンドで当たったプレイヤーと決勝ラウンドで再び対戦するケースは珍しくない。
kazu001とレインは決勝ラウンドにおいて予選ラウンドで当たったプレイヤーと再度対戦し、それを下している。

だが、ことこの試合においてはお互い相対するのは初。
1度戦った相手ならば前回の試合からデッキタイプはもちろんのこと、プレイングの癖、採用されているカードなど様々な情報が得られるだろうが、今回はそうはいかない。
デッキシャッフルを入念に行い、睨めつけるような視線がお互いの間で交差する。

飄々とした面持ちのkazu001。山口から遠征してきた彼はレプトンカード館CSをはじめとする多くのCSに出場し、自身の腕を日々磨いてきている。
使用デッキは『赤青覇道』。
中四国エリアだけでなく、2ブロック構築においては数多くのプレイヤーが使用している、いわば環境の中心となっているトップメタである。
環境の中心にいるその訳はやはりそのカードパワーの高さだろう。
2ブロックでは殿堂環境よりカードパワーがある程度抑えられているのに対し、このデッキは除去、ドローソース、スピードアタッカーとビートダウンに必要なそれぞれのカードがすべて高水準なスペックでバランスよくまとまっているデッキである。


対するはレイン。
地元・岡山のプレイヤーであり、CSには積極的に参加はしないものの、カードは触り続けていたという。

使用するデッキは『ムカデループ』
2ブロック構築環境の高速化の一因であるといっても過言ではないデッキタイプだ。
というのも、一たびムカデループさえ起動してしまえば、それすなわち必勝。つまりは『ムカデループ』より遅いデッキはこのデッキタイプによって否定されかねない凶悪なデッキタイプなのである。


どちらもトップメタの一角をなすデッキタイプ。
雌雄を決するときが来た。
先攻:kazu001

1ターン目
《ドンドン吸い込むナウ》をマナに置いたkazu001がターンを返すと、

レイン「なかなか面白い手札してるな……」

なんとレイン、手札の4枚が闇文明のカード。《阿修羅サソリムカデ》2枚に《堕魔 ドゥポイズ》2枚……これだけで頭が痛くなってしまう。レインが苦笑するのも無理はない。
続く2ターン目でも解決するカードが引けなかったのか、ただただ唾を飲み込むばかりである。

一方のkazu001は満点とは言えないまでも先攻3ターン目に≪南海の捜索者 モルガラ≫を場に出して、順調な滑り出しを見せている。

後攻3ターン目、やっとのことでドローソースを引けたレインは《エマージェンシー・タイフーン》《阿修羅サソリムカデ》をディスカードすることに成功。 ……が、kazu001はそれすらも許さない。

返しのターンに出てきたのは《ポクチンちん》
レインがせっかく落とすことが叶った《阿修羅サソリムカデ》は、無情にも山札の中へと消えていってしまう。
ここに≪南海の捜索者 モルガラ≫でさらにシールドへ追撃を重ね、既に殴りこむ姿勢を見せた。

どうにか墓地を肥やさねばならないレイン。しかし、不運は続く。
トップから引いた《ボーンおどり・チャージャー》で山札の上から2枚をめくると……
《戒王の封》2枚がただただ儚く墓地へと消えていったしまったのだ。


レイン「マジか……」


もはや絶望の表情のレイン。
せっかく墓地を肥やしても呪文では意味がない、さらにはビートダウン側に2枚のシールド・トリガーを見せる結果となってしまった。レイン、絶体絶命。


ここを好機とばかりにkazu001は猛攻をしかける。
4マナで≪ゴリガン砕車 ゴルドーザ≫を場に出すと、残りの手札1枚から出てきたのは
「マスターG・G・G」、《“轟轟轟”ブランド》だ。


《“轟轟轟”ブランド》が即座に2点を繰り出す。

だが、レインも勝利の女神に見放されたわけではなかった。
割られたシールドから出てきたのは2枚のシールド・トリガー。
《エマージェンシー・タイフーン》でまずは《阿修羅サソリムカデ》を墓地に落とすと、お次に場へ出てきたのは《撃髄医 スパイナー》

これ以上の追撃を防ぐためにkazu001の場の《ポクチンちん》≪ゴリガン砕車 ゴルドーザ≫を破壊する。

だが、それを見越しての《“轟轟轟”ブランド》からの攻撃。
レインが破壊せざるを得なかった≪ゴリガン砕車 ゴルドーザ≫の「ラスト・バースト」により≪ダイナマウス・スクラッパー≫が唱えられる。

その効果で場に出たばかりの《撃髄医 スパイナー》はすぐさま墓地へ。
≪南海の捜索者 モルガラ≫で追撃をしかけると、もはやレインを守るシールドは残り1枚。


レイン「きっついなあ」

考えます、とトップに手を置き、そしてドロー。
まだレインの目は燃え尽きてなどいない。
マナを確認。勝利をなんとしてももぎ取るために。

《サイバー・チューン》をプレイ。《水上第九院 シャコガイル》を墓地に落とす。
そして《堕魔 ドゥポイズ》を場に出し、kazu001の≪南海の捜索者 モルガラ≫を破壊。

だが、これは苦肉の策、またしても「ラスト・バースト」が起動される。
《南海の捜索者 モルガラ/トリプル・ブレイン》の呪文面≪トリプル・ブレイン≫が唱えられ、先のターンでは《“轟轟轟”ブランド》を「マスターG・G・G」で場に出したのにも関わらず、既に4枚の潤沢な手札を持っている。


回って来たkazu001の6ターン目。
スピード・アタッカーが来ないことを祈るレインの目の前に現れたのは……
増えた手札から繰り出されたのは《“必駆”蛮触礼亞》からの《“轟轟轟”ブランド》
kazu001の2体の《“轟轟轟”ブランド》が最後の一撃を与えるとレインは悔しそうに手を差し伸べるのだった。


Winner: kazu001


レイン「ただただ……悔しいです」

対戦後にそう述べる彼の表情は、ただただ悔やんでも悔やみきれない、そんな表情だった。
無論カードゲームには「運」は付き物だ。
初手でドローソースが引けていれば……、《撃髄医 スパイナー》が最後のシールドから手札に加えられていたら……、などどれもあり得た可能性。……だからこそ悔しい。
頑張ってください、と言い残し彼は席を立った。いつかまたこの舞台に立つために。


kazu001「決勝、頑張りますよ」

勝者の数だけ敗者が存在する。
彼らの思いを乗せ、kazu001は決勝の舞台へと進むのであった。

PAGE TOP

TM and © 2019, Wizards of the Coast, Shogakukan, Mitsui/Kids, ShoPro, TV TOKYO ©TOMY