全国大会2019 中四国エリア予選 Aブロック優勝者インタビュー:ゆで(広島)
撮影者:堀川 優一
ライター:平谷 俊貴
優勝の余韻に浸る中、私は彼にインタビューを申し込んだ。
「ゆで」という人物とは?
――「本日は優勝おめでとうございます。」ゆで「ありがとうございます。」
――「普段はどのようなコミュニティでデュエル・マスターズを遊ばれていますか?」
ゆで「ネコミミさん、めるへるさん、めだかさん、あとハンドルネームは分からないんですが加藤さんなどと遊んでいます。」
――「デュエル・マスターズはいつから始めましたか?」
ゆで「小学生の時に遊んでいたんですが、中学生になった時に一度辞めました。しばらくそこからは何もなかったんですが、youtubeで対戦動画を見た時に《蒼き団長 ドギラゴン剣》の派手さや速度に惚れて、復帰することにしました」
――「なるほど。ということはCSや公式大会に出はじめたのはその直後ですか?」
ゆで「いえ、そういうわけではなく、CSについては丁度一年前から出始めました。公式大会は今回が初めてですね」
――「公式大会初出場で決勝卓まで登るとなると相当なプレッシャーですよね。」
ゆで「本当に緊張しました。」
水魔導具というデッキ
――「お次に、デッキについてお聞きします。所謂『水魔導具』と言われるデッキですね。このデッキを選択した理由は何ですか?」ゆで「そうですね。今回のデッキ選択についてはメタを読むということは特にせず、《BAKUOOON・ミッツァイル》系統のデッキや、《龍星装者 “B-我”ライザ》に対して強く出れるからという理由で使用しました。」
――「デッキの内容についても既存の構築と比べた時に目立った変更点はないですね。」
ゆで「既に完成されているデッキタイプのため、この構築が一番強いと思い、構築に変更は加えませんでした。」
――「なるほど。では今回の対戦で一番つらかったマッチングはどうでしょう?」
ゆで「決勝戦の『火水ジョーカーズミッツァイル』ですね。単純に速度勝負で負けるので、一番つらい対戦と言えば決勝戦の試合になります。」
――「『火水ジョーカーズミッツァイル』は一定数いたかと思いますが、それらに対して構築やプレイで意識した部分はありますか?」
ゆで「いえ、正直当たったら割り切ろうと思っていたため、あまり考えていませんでした。」
――「なるほど。」
全国大会への意気込み
――「最後に、全国大会に向けて意気込みをお願いします。」ゆで「はじめての大舞台なので、勝ち負けよりも自分が楽しめるようにしたいです。」
――「せっかくの大舞台、楽しんできてください。今日は改めておめでとうございます。」
ゆで「ありがとうございました。」
インタビューが一通り終わった後、「予選も4勝2敗でなんとか上がれたんですよ!」と私に教えてくれた。
決勝進出者の大半が5勝以上の中、オポネントの差によって4勝ラインで決勝戦に残れたこと、そしてそのまま優勝までコマを進められる力強さが彼にはあった。
全国大会でも、その力強さに期待だ。
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