全国大会2019 東北エリア予選 Bブロック優勝者インタビュー:YOSHIKI.N(青森)
撮影者:後長 京介
ライター:伊藤 敦(まつがん)
斬新な構築でこの日の成績は何と10-0、無敗で駆け抜けたYOSHIKI.Nに、優勝直後にインタビューをお願いすることにした。
--「このデッキはご自身で製作されたものなんでしょうか?」
YOSHIKI.N「そうですね、2週間くらい前に自分で作りました」
--「特徴的なのが《予言者クルト》の採用だと思いますが、これはどういった意図なのでしょうか?」
YOSHIKI.N「1ターン目から出せるので、手札が多いと困る《龍星装者 “B-我”ライザ》などに対して有利に立ち回れるのと、1マナなので《BAKUOOON・ミッツァイル》のタネになりやすいというのがあります。あとは《音奏 シャンタン》との相性も良いですね」
--「超GRにメタリカではなく《ジェイ-SHOCKER》《無限合体 ダンダルダBB》を中心としたジョーカーズを多く採用して『Jトルネード』を狙う構成にしていますが、こちらはどういった役割なのでしょうか?」
YOSHIKI.N「2ブロックの環境だと、アタックできるクリーチャーを十分に並べたとしてもスパーク系などS・トリガーが多いので、それらをケアするために採用しています。特に《無限合体 ダンダルダBB》は、≪奇石 ミクセル≫
を破壊して《BAKUOOON・ミッツァイル》を出すと墓地から≪ジャミング・チャフ≫が打てるという小テクがありますしね」
--「公認大会などでの主な戦績がありましたら教えてください。また、エリア予選は今年で何回目の挑戦になるのでしょうか?」
YOSHIKI.N「CSで準優勝まではしたことがあります。エリア予選は今年で2回目ですね、昨年はトップ16落ちでした」
--「2回とも予選落ちしていないのはすごいですね。デュエマ歴は何年くらいなのでしょうか?」
YOSHIKI.N「2年前くらいからでしょうか。今日も来ている仲間たちと一緒にやっています。青森で『BAR THE GYO』という餃子のBARを経営していて、忙しくてあまりやれないんですけど……」
--「最後に、日本一決定戦に向けて意気込みをお願いします」
YOSHIKI.N「デュエル・マスターズ歴はまだまだ浅いところがあるんですけど、強い方々と戦って良い刺激を受けたいと思っていますし、できれば優勝もしたいですね」
--「ありがとうございました」
強力なデッキたる条件の一つとして、「ぶん回りの強さ」がある。
そしてぶん回りを作るには、デッキ全体のバランスを崩さないようにしつつも、デッキの一番強い動きと最も噛み合うカードを見つけ出す必要があるのだ。
《予言者クルト》の採用によってそれを成し遂げたYOSHIKI.Nが日本一決定戦ではどのようなデッキを持ち込んでくるのか、今から楽しみだ。
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