全国大会2024 関東エリア予選決勝戦 Bブロック:Chatty vs. ハマチ
ライター:伊藤 敦(まつがん)
撮影:堀川 優一
5年ぶりに復活したエリア予選。そこでは今までにもまして激しい戦いと、そしてそれ以上に鮮烈なドラマの数々があった。そんなエリア予選も、ここ関東エリアが最後となる(一応翌週にジャッジ大会はあるが、大多数のプレイヤーには関係がなく、イベント運営に携わりつつもデュエル・マスターズが好きで仕方がない裏方のための代替措置のようなものである)。だがそれは、今期2024年度の2ブロック・フォーマットに結論がもたらされる大会という意味でもあるのだ。
何せ12月までの2ブロック環境は、王道篇第4弾「悪魔神、復活」の発売をもって全き過去と化した。そこに収録されていたドリームレア《鬼ヶ覇覇覇 ジャオウガ》が、2ブロック環境のすべてを塗り替えてしまったからだ。
それでも前々日の土曜に開催された中国・四国エリア予選では、《鬼ヶ覇覇覇 ジャオウガ》のデッキも予選の段階では多く見られたものの、最終的には3can/えもともが駆る「火水マジック」が勝利している。「火水マジック」は東北、東海、北陸でも優勝を収めており、今期の2ブロックで最も成功したデッキである。それだけ聞くと、《鬼ヶ覇覇覇 ジャオウガ》はそれほどのインパクトを環境に与えていない……と、そう思われるかもしれない。
だが、ここ関東での主役の一人は間違いなく《鬼ヶ覇覇覇 ジャオウガ》だった。AブロックとBブロック、2つに分かれて進行した今大会で予選を通過した計32デッキ中、《鬼ヶ覇覇覇 ジャオウガ》入りのデッキは13デッキにものぼる結果となったからだ。
Chattyも、そんな《鬼ヶ覇覇覇 ジャオウガ》入りのデッキを使用していた。だが一般的な火水闇の《DARK MATERIAL COMPLEX》+《鬼ヶ覇覇覇 ジャオウガ》という形ではなく、受けデッキである「光水闇《超光喜 エルボロム》」に、ほぼ《ブレイン・スラッシュ》からしか出す気のない《鬼ヶ覇覇覇 ジャオウガ》をフィニッシャーとしてタッチした形。反対側のAブロックでトップ4まで勝ち上がりつつも惜しくも敗れた、同じ北関東勢にして2024年度後期のDMPランキングでも全国上位に名を連ねているいちみる/東京在住からシェアされたリストだ。
「火水マジック」による超高速の攻勢。「水自然ジャイアント」による厚みのある攻防。「火水闇プレジール」「火水闇ジャオウガ」による飛び道具を許さないメタビート。「ターボマジック」による後ろ寄せを刈り取るループ。そうした速度とリソースの両面で四方八方からの板挟みにあう今期の2ブロック環境にあって、《ポッピ・冠・ラッキー》多めの《超光喜 エルボロム》デッキは、《ブレイン・スラッシュ》というゲーム中盤の能動的な大技を持ちつつも信頼のおける枚数のS・トリガーで無理攻めをいなせるソリューションだった。そして同様のソリューションにたどり着く人間が多いと思われるからこその、同型戦を見据えた《鬼ヶ覇覇覇 ジャオウガ》。2手も3手もメタゲームの先を読んだ、もはや「環境限界」の領域に到達したとまで言えるデッキの一つだった。
だが、皮肉にも「環境限界」はもう一つあった。それがよりにもよって、このBブロックの決勝という舞台にまで勝ち上がってきていた。
否、それだけではない。鬼才デッキビルダー・こっちゃーが原案を作り、コミュニティ「ヘルペンタゴン」のメンバーによる調整の末に数名でシェアされた「暴発ループ型《超光喜 エルボロム》」。極限まで洗練されたその40枚は、何とA・Bブロックどちらの決勝にも1名ずつを送り込むに至ったのである。一体どれだけの研鑽が、どれだけの葛藤と苦悩が、この大会に注ぎ込まれたというのだろうか。
しかもそのデッキのBブロックでの使い手、Chattyの対戦相手は超CSⅡで準優勝した実績を持つハマチ。最強のデッキと確かな実力のプレイヤーが揃い、京急蒲田の地で伝説が生まれようとしていた。166名2人抜けの大会で、誰も存在を知らなかったオリジナルデッキがその2つの席を独占する……そんなことはおそらく前代未聞だ。
しかし、どんなに強いデッキであったとしても。「逆転こそが、カードゲームだ。」……王道篇のコピーがそう言うように、これがデュエル・マスターズである以上、実際に対戦してみるまでは結果はわからないのだ。シールドの中身が、ブレイクされるまではわからないように。

Chattyとハマチが、2つの《超光喜 エルボロム》デッキが、決勝戦で激突した。
Game
予選順位上位のハマチが先攻で《ブレイン・スラッシュ》《偽りの名 ドルーシ》とマナチャージしたのみでターンを返したのに対して、《ブレイン・スラッシュ》《聖カオスマントラ》とチャージしたChattyは《DARK MATERIAL COMPLEX》を送り出す立ち上がり。一方返すハマチは《倍掘人形ニモドース》チャージからの《カリッキ=リッキ》召喚で3枚墓地肥やし。見えているカードからしておそらくループ手段に関わるであろうことは初見のChattyにもわかっただろうが、問題は「どの程度の脅威度なのか?」だ。Chatty「……考えます」
さらにこの時点で難題はもう一つあった。「このゲームの決着がどのようなものになるのか?」出したはいいものの、《DARK MATERIAL COMPLEX》ははたして決着手段となりうるのかどうか……Chattyは早くも2ターン目にして、カードを下に入れるかどうかを考える。
Chatty「……下に入れます」

これに対し、4ターン目を迎えたハマチは《光喜の夜 エルボロム》を召喚。登場時に1ドローからシールドを1枚埋め、さらに《カリッキ=リッキ》をタップして「ハイパー化」することで墓地の《暴発秘宝ベンゾ / 星龍の暴発》を拾いつつ、そのままターンエンド。
一方Chattyはマナチャージから《終止の時計 ザ・ミュート》を召喚し、《超光喜 エルボロム》を墓地に送り込みつつ求めるカードを探しにいく。
するとハマチもマナチャージから《終止の時計 ザ・ミュート》を出し、2ドローから《♪ハックより 一時ずらして じゅうとなな》を捨てつつ、今度は「ハイパー化」なしでターン終了。前のターンから、3枚追加で見た計算となる。はたしてループの準備は進んでいるのか、いないのか。
Chatty「《カリッキ=リッキ》のテキストよろしいでしょうか?」

そして、そのChattyの危機感知は確かに正確だった。6マナ目をチャージしたハマチは《アーテル・ゴルギーニ》を召喚すると、《ポッピ・冠・ラッキー》を処理しながらの蘇生を宣言し、Chattyが「エスケープ」の不使用を宣言するや、《カリッキ=リッキ》を蘇生。さらにそのまま「ハイパー化」でタップして墓地の《終止の時計 ザ・ミュート》を拾うと、《超光喜 エルボロム》でプレイヤーに攻撃しながらシールドにカードを埋めたのだ。
2ターン前に《暴発秘宝ベンゾ / 星龍の暴発》を回収したのは見えている。シールドブレイクのリスクを負ってまで攻撃したということは、そうまでしてシールドに埋めたい何かがあったということ。もしそれが暴発すれば……そんな未来を想像したくもないChattyは、W・ブレイクされた2枚のシールドを力の入った手つきでチェックする。その中身は……《忍蛇の聖沌 c0br4》!

《ポッピ・冠・ラッキー》が蘇生する。除去したということは、ループに邪魔だということ。九死に一生、これでループには入れない……Chattyはそう考えたに違いない。
だが、この時点で実はハマチにとってはすべての準備が整っていた。この局面でのW・ブレイクの裏目は、《忍蛇の聖沌 c0br4》の2枚削りで《アーテル・ゴルギーニ》が落ちて《超光喜 エルボロム》を除去されることくらいだったのだ。
すなわち、エンド前《超光喜 エルボロム》の能力で《暴発秘宝ベンゾ / 星龍の暴発》の呪文側を使用。仕込んでいた楯から発動したのは、S・トリガーを得た《♪ハックより 一時ずらして じゅうとなな》!

ハマチ「『手札から』なんで打てるっていう裁定なんですけど、確認します?」
2ブロック環境の警察であるはずの《ポッピ・冠・ラッキー》に一切引っかからない大技を前に、思わずジャッジにルールを確認するChatty……だがS・トリガーは手札から唱えるものなので可能という回答。となればあとは覚悟を決め、ハマチのループが止まることを願って見守ることしかできない。
Chatty「ハックの効果確認してもいいですか?……追加ターンはゲーム中に一回だけですね。了解です」
かくして、ハマチの独壇場が始まる。まずは《♪ハックより 一時ずらして じゅうとなな》を解決し、残り山札15枚から9枚削りを宣言。《ポッピ・冠・ラッキー》がいるので蘇生はなしで追加ターンだけ獲得し、通常ドローで残り山札5枚。
ハマチ「少し考えます……いけるか」

山札がなくなっても負けない状態で山札を0枚にしつつ、さらに追加ターン。使った《der'Zen Mondo / ♪必殺で つわものどもが 夢の跡》は《カリッキ=リッキ》を「ハイパー化」でタップするだけで回収できるので、この時点でハマチは8マナ払えば自分のターンを得続けられる状態となる。
だが、それだけではマナが拘束されすぎてしまい勝つことができない。ゆえに、ここからが「暴発ループ型《超光喜 エルボロム》」の真骨頂なのだ。
続けて5マナから《アーテル・ゴルギーニ》を召喚。《ポッピ・冠・ラッキー》を処理しつつ、墓地から蘇生したのは《陽炎の精霊メルキウス》!

これで《der'Zen Mondo / ♪必殺で つわものどもが 夢の跡》を4コストで唱え続けられる状態となる。無限ターンまでは目前だ。
ハマチはさらに《カリッキ=リッキ》を「ハイパー化」でタップし、墓地から《der'Zen Mondo / ♪必殺で つわものどもが 夢の跡》を再び回収する。
ハマチ「あっミスった……でもまだいけるか」
ここでハマチはもう数ターンを得て9マナ出る状態で《アーテル・ゴルギーニ》を出さなかったことにより、《陽炎の精霊メルキウス》がいても残りのマナでは「ハイパーエナジー」で《der'Zen Mondo / ♪必殺で つわものどもが 夢の跡》を唱えられなくなったことに気づくのだが、それでもデッキを回し慣れているおかげか、すぐにリカバリーするルートを思いつく。

ハマチ「ここから毎ターン2マナ払って追加ターンとれることを証明します」
《カリッキ=リッキ》を「ハイパー化」でタップすると墓地の《der'Zen Mondo / ♪必殺で つわものどもが 夢の跡》が拾える。《陽炎の精霊メルキウス》がいるので、4コストの《暴発秘宝ベンゾ / 星龍の暴発》と5コストの《アーテル・ゴルギーニ》をタップすることで「毎ターン4マナタップで追加ターン」というところまでは実演したハマチ。
リソースは増えないが残りマナの使い道とマナチャージが自由になり、抱えている手札と組み合わせればもはや勝利は目前だ。あとは宣言通り、《カリッキ=リッキ》が2体いる状況で《カリッキ=リッキ》含めての3・4・5コストタップの「ハイパーエナジー」で《der'Zen Mondo / ♪必殺で つわものどもが 夢の跡》を唱えるところまで持っていくだけ。
Chatty「……マジかー……」
この時点で、先攻6ターン目のターン終了時、しかもトリガーで出した《ポッピ・冠・ラッキー》がいる状況からのあまりにも鮮やかすぎる突然の無限ターン突入を目の当たりにしたChattyは、ただただ感嘆するほかなかった。とはいえそれでも、敗北が確定したわけではない。デュエル・マスターズは最後の最後まで、何が起きるかはわからない。だから半ば諦めつつも、ハマチの一挙手一投足を真剣に見守っていた。
一方ハマチもここまで、ループに入るまでの一手一手の確認を疎かにせず、石橋を叩くかのようにプレイしていた。先ほどのミスは危うかったが、それでも無事リカバリーしてようやくここまで来た。最高のデッキ。練り上げた細部。夜を徹しての練習。それが報われる日が、ついに来たのだと。
そして、起こってはいけないことが起こった。

その2体目を、タップする手段がどこにも無かった。
ハマチ「ミスった……カリッキは巻き戻せないですよね?」
時が、凍った。
前の追加ターン中、ミスをリカバリーするために2体いた《超光喜 エルボロム》のうちの1体を自爆させたことを失念していたハマチは、自身のバトルゾーンの状況を誤認していた。そして、タップする手段のない《カリッキ=リッキ》を「『ハイパー化』でタップできると思って」回収してしまったのだ。
ハマチ「はぁー……マジか、何やってんだ……」
混乱、羞恥、後悔、自責。荒れ狂う感情に邪魔されて回らない頭で、それでもハマチは懸命に二度目のリカバリー手段を探す。その頃、Aブロックの決勝戦が決着した。ジャッジが宣言したのは、うっちー☆の優勝。それは「暴発ループ型《超光喜 エルボロム》」をシェアされた、もう一人の同志だった。最強のデッキであることが、証明された。それなのに、自分は何をしているのか。確定ループのはずだった。ハマチは必死にリカバリーの方法を考える。ジャッジに長考を咎められても、それでも。
だがどれだけ探しても、今度こそ状況を打開するルートは見つからなかった。
できることはただ一つだった。回収した《カリッキ=リッキ》を出し、手札から《光喜の夜 エルボロム》も出して「ハイパー化」でタップ。墓地から《聖カオスマントラ》を回収する。
ハマチ「……終了ですどうぞ」
ハマチにできること……それは奇跡のような確率で、Chattyに後攻6ターン目のまともなアクションがないことを祈ることだけだった。
一方、まさか返ってくると思っていなかったターンが返ってきたChattyは、それでも浮足立つことなくただ簡潔に、今できる最強のアクションでもって応える。それは、すなわち。

呪文が封じられた状態で、山札もないハマチにターンが返る。《カリッキ=リッキ》で好きなカードを墓地から回収できるし、1ターン待てば《der'Zen Mondo / ♪必殺で つわものどもが 夢の跡》のクリーチャー側で聖霊王は手札に戻せるとはいえ、その1ターンをChattyが与えてくれるとは思えない。
ならば。ハマチのクリーチャーは10体、Chattyの側はブロッカー3体、シールド3枚。かくなる上は。
ハマチ「《聖カオスマントラ》プレイします」
素出しでブロッカーを全タップ。2体の《カリッキ=リッキ》を「ハイパー化」でタップして《der'Zen Mondo / ♪必殺で つわものどもが 夢の跡》と《終止の時計 ザ・ミュート》を拾いつつ、2体の《超光喜 エルボロム》で《アーテル・ゴルギーニ》と《忍蛇の聖沌 c0br4》をそれぞれ破壊する。Chattyの残るシールド3枚からうっかり野良の《聖カオスマントラ》を回収されるパターンをケアできるほどにまで冷静さを取り戻した頭で、ハマチはわずかなノートリの可能性に賭ける。
まず1枚目、《暴発秘宝ベンゾ / 星龍の暴発》の攻撃によるシールドブレイク……だがS・トリガー、《忍蛇の聖沌 c0br4》!
《アーテル・ゴルギーニ》蘇生から、《光喜の夜 エルボロム》と《ポッピ・冠・ラッキー》が瞬く間に蘇生する。《忍蛇の聖沌 c0br4》自身は破壊されるものの《超光喜 エルボロム》によって手札からシールドが埋められ、一瞬にしてジャスキルがなくなったハマチはターンを返すしかない。
そうしてついに、ハマチのすべての希望が奪い去られる時が来た。Chattyが唱えたのは、手打ち《ブレイン・スラッシュ》。
Chatty「両方使います」

手札2枚、シールド3枚、《聖カオスマントラ》と置換能力で生き残った2体の《アーテル・ゴルギーニ》。もはやそれだけがハマチに残されたリソースで、そしてこれ以上決して増えることはないのだ。
だが、Chattyの山札も残り3枚。決着させるには、ハマチにダイレクトアタックを決めるしかない。ハマチが状況変わらずターンを返したのを見て山札切れ狙いを当然悟っているChattyは、《超楽識 フミビロム》で《アーテル・ゴルギーニ》の1体を《聖カオスマントラ》の下に送って反撃の可能性を摘み取ると、《聖霊超王 H・アルカディアス》を「ハイパー化」して最後の攻撃に臨む。
まずは《ポッピ・冠・ラッキー》で、前のターンの総攻撃の際に《超光喜 エルボロム》によって埋められたシールドをブレイク……トリガーはなし。続けて《アーテル・ゴルギーニ》でW・ブレイク……《終止の時計 ザ・ミュート》!
しかしシールドもなくターンが返ってきたところで、山札がなく《カリッキ=リッキ》すらも失ってしまったハマチに、これ以上のリソースを作る手段は残されていないのだ。Chattyの山札は残り2枚なのに。たった1枚だけの差なのに。
日本一決定戦の権利に、確かに手が届いたはずだったのに。
……そしてハマチは、最後の言葉を紡いだ。
ハマチ「投了します。ありがとうございました」
Winner: Chatty

ハマチ「頑張って」
《カリッキ=リッキ》で回収したのが《カリッキ=リッキ》ではなく《アーテル・ゴルギーニ》だったならば、《超光喜 エルボロム》と《カリッキ=リッキ》を蘇生して《カリッキ=リッキ》2体の盤面にできた。つまり、間違いなく勝てていたはずの試合だった……だが、何を言っても結果は覆らない。それに、この結論デッキを使ったプレイヤーがハマチだったからこそ、決勝まで勝ち上がることができたというのもまた、覆しようのない事実なのだ。
ハマチ「何やってんだ……」
割り切れない思いを抱えながらも、やがてハマチは「ヘルペンタゴン」の仲間たちが待つ会場の外へと去っていった。自分と違い権利を獲得した、調整仲間であるうっちー☆を祝福するために。
では翻って、相手のミスを拾った格好となったChattyの勝利は、「ただ運だけで勝った」と貶められるべきものなのだろうか?
否、そうではない。運とは、それを受け取るよう備えていた者にしか降り注がないものだ。
だから憧れの舞台である日本一決定戦を真剣に目指し、コミュニティのデッキを信じてプレイの精度を高め、運以外のすべての要素を塗り潰して決勝まで勝ち進んだChattyの本気と情熱こそが、運命を捻じ曲げトロフィーをつかみ取ることができた最大の要因だったのだろう。

TM and © 2025, Wizards of the Coast, Shogakukan, WHC, ShoPro, TV TOKYO © TOMY