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全国大会2024 関東エリア予選 Aブロック:優勝者インタビュー

ライター:川﨑 大輔
撮影:堀川 優一

 筆者がうっちー☆を知ったのは、Youtube上だった。「ジャシン様が配下を紹介してくださいました」というフレーズからタイトルが始まる動画が流れてきて、それを見たのを覚えている。配下の特徴を捉えて、自身の経験をもとに説明する動画内容はとても面白く、理論を超えた説得力があった。というのは嘘で、実は結構前からYoutube上では彼の存在を知っていた。人によっては筆者より前から知っている人もいただろう。

 そんな感じにいわゆる「デュエチューバー業界」では有名人だったうっちー☆選手ではあったが、今回、見事関東エリアAブロックを優勝し、競技勢として大きな一歩を踏み出すこととなった。

--「おめでとうございます……いやぁ、このリスト、無茶苦茶強いですね」

うっちー☆「ありがとうございます。今回、このリストを使わせてもらって本当に感謝しています」

--「今回、何名かでこのリストをシェアしていたと思うのですが……聞くところによると最初の原案はこっちゃーさんということですが」

うっちー☆「そうですね。最初、こっちゃーさんが原案を作ったものを調整しているチームに店舗予選を抜けたところで誘ってもらった感じです」

--「そのチームというと……TIGHTさんのチームですか?」 うっちー☆「そうですね。そこに誘っていただけたのが大きかったと思います。最終的に5人で同じデッキを使用して、AブロックとBブロックに3-2で別れて、結果的に2人が決勝まで来ました」

--「チームで調整する中で色々な候補はあったと思うのですが、最終的にこのデッキにしようと考えた理由はなんですか?」

うっちー☆「それはやはりばれてないというのが一番大きいですね。他のエリア予選を見ても《超光喜 エルボロム》を使用するデッキはあったのですが、《♪ハックより 一時ずらして じゅうとなな》を強く使っているリストはなかったので」

--「その辺の所見殺し性能の高さは大会中にもいかんなく発揮されてましたね」

うっちー☆「あと、メタにもあっているというのが大きいですね。一番苦手なデッキは火自然ゼニスなんですが、環境的にゼニスが全くいない状況になっていたので」

--「ゼニスが苦手というウワサはきいていたのですが、他に苦手なデッキはないんですか?」

うっちー☆「突き詰めればわからないですけど、個人的には水闇ハイパーエナジーも少し苦手だなと感じてました。《魔誕の斬将オルゲイト》が少し厳しいなと」

--「それでいうと《魔誕の斬将オルゲイト》を使用しつつ《ポッピ・冠・ラッキー》まで採用した光水ハイパーエナジーがトップ8にいましたが……」

うっちー☆「あれも当たったら絶対きつかったですね。トップ8で頼むから負けてくれ!って祈ってました」

--「ちなみに今回の関東エリアはとにかく《鬼ヶ覇覇覇 ジャオウガ》が強いという共通認識から皆さん始まっていたと思いますが、《鬼ヶ覇覇覇 ジャオウガ》、特に火水闇《鬼ヶ覇覇覇 ジャオウガ》相手はどうですか?」

うっちー☆「きついかもという話は最初はあったんですが、《超光喜 エルボロム》で上手くシールドの内容を作って、相手が踏んできたところでカウンターを決めるというプレイを見つけてからはそこまで苦手な相手ではないと認識しました」 --「実際、決勝戦でもそのプレイがハマって勝利していましたしね。今回のデッキの一番のMVPを上げるとしたらなんですか?」

うっちー☆「当然デッキの看板なので《超光喜 エルボロム》ではあるのですが……前日の夜に最後の1枚のカードの選択でかなり長時間議論しまして……」

--「トップ8プロフィールでも書いてありましたね、師匠と殴り合いをしたと。その相手はTIGHTさんですか?」

うっちー☆「はい、そうです。僕は4枚目の《アーテル・ゴルギーニ》を入れたかったのですが、TIGHTさんは《貝獣 パウアー》を入れろという意見で。長時間の議論の末、僕が負けて《貝獣 パウアー》を入れることになりましたが、決勝戦で《貝獣 パウアー》が活躍して勝てたので、こっちが正解だったんだなと」

--「さすがは師匠と」

うっちー☆「いや、本当に頭が上がりません。ちょっと前に仕事を辞めて初めての大型大会だったのですが……」

--「たしかにSNSや動画では『ニートになりました!』ってアピールされてますね」

うっちー☆「そうですね、そんな感じでニートになって初めての大型大会だったんですが、本当に毎日やっていて、そこでの練度がでて勝てたのは嬉しいです」

--「練度が強くでそうなデッキですもんね。ちなみに、ニート生活になってみてどうですか?」 うっちー☆「たくさんデュエマできてとにかくうれしいです!ただ、実際ニートになってみるとやることが結構あるなと。TCGでごはんを食べていきたいと思っているんですが、そこでやることが多いですね」

--「退職後、新しいチャンネルも立ち上げましたもんね」

うっちー☆「そうですね、前職がTCG開発の仕事だったのでうっちーが掘るというチャンネルで元開発者目線のコンテンツを届けて色々な人に開発目線でのカードゲームの楽しさを伝えられればと思っています。もちろんピクルスも継続して動画を出していきたいのですが、どちらもエリア予選の練習に時間を取られてほぼ更新できていないのが申し訳ないです……大会の練習を本気でやると動画を作る時間を作れないのが悩ましいです」

--「ZweiLanceさんやフェアリーさんでもDMPランキングを走っている時期はどうしても動画の更新頻度が下がってしまうっておっしゃってましたしね」

うっちー☆「大会特有の空気もあるのでそういう場慣れもしていきたいなとは思っています。実は前の職場で競技的にTCGをやり込んでいる方がいたんですが、その方の影響もあって競技的にTCGをやるということを目指していたので、今回勝てたのはそういう意味でも嬉しいです」

--「それでは、全国大会に向けての意気込みを教えていただけますか?」 うっちー☆「いやー、ホント今日勝つことだけを考えてきたので、全国といわれてもふわふわしていますね……とりあえずは、全国で一緒に練習してくれるメンバーを探さないとって感じですね」

※このインタビューのさなかに、同じ調整チームで同じデッキを使用していたはまち選手が惜しくもBブロック決勝で敗退している。

--「練習相手のめどってついているんですか?知り合いの全国権利獲得者とかで」

うっちー☆「現状だとのすけが居ますね。あと、まだランキングが終わってないので確定ではないですけど今のペースだとおんそくさんも抜けそうなので、彼らとやらせてもらえればありがたいとは思っているんですが……」

--「それはそれですごいメンバーですね」

うっちー☆「なんにしろ練習を多く積んでいくしかないと思います……動画更新をどうやって共存させていくかは課題ですね」

--「最後に、なにかメッセージがあれば教えてください」

うっちー☆「さっきも言ったように僕は元TCG開発者なんですが、TCGの開発を続けていく中でドンドンデュエル・マスターズというゲームへの尊敬の念が高まっていったので、みんなにもっともっとこのゲームの面白さ、すごさを知ってほしいです」

--「改めて、おめでとうございました!全国大会でまたお会いしましょう」
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