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全国大会2024 東海エリア予選:優勝者インタビュー

ライター:伊藤 敦(まつがん)
撮影:後長 京介

 「火水マジック」を駆り、見事東海エリア予選参加者70名の頂点に立ったのは、愛知のかにかまぼこだった。優勝したばかりの彼に、早速簡単なインタビューをお願いした。 --「まずは優勝おめでとうございます。今の率直なお気持ちをお聞かせいただけますでしょうか?」

かにかまぼこ「ありがとうございます。まだ現実感がないです……これで全国行けるんだなと思うと。正直練習しきれていなかった部分もあり、不安な状態での参加だったので、まさか勝てるとは……」

--「今までCSやGPなどでご活躍されたことはあったんでしょうか?」

かにかまぼこ「いえ、CSは優勝したことも1回もなくて、最高が2位でした。グランプリも本戦上がりはできてなくて、完走して6-3とかがベストです」

--「デュエマ歴はどれくらいになりますか?」

かにかまぼこ「今年で22になるので、中学3年生くらいから7年くらいでしょうか。競技歴は1年くらいで、《我我我ガイアール・ブランド》のプレイマットの時(DMGP2023-2nd)に、地元開催だったので友人の思いつきで応募したら当選して、そこから環境デッキを触るようになった感じです」

--「今回の調整はそのご友人とされたんでしょうか?」

かにかまぼこ「いや、権利を持っていなかったりして申し訳ないので、一人でやりました。デッキの候補は『火水マジック』一択だったんですが、対面の練習は『ジャイアント』『ターボマジック』『闇自然ゼニス』あたりを机の両側に並べて、サイコロで先手後手を決めて自分で両方プレイして『何ターン目にこんな感じになる』っていうのをひたすらシミュレーションしてました」

かにかまぼこ「ただ前週の東北エリア予選で活躍した『光水自然ゼニス』との対面は、カバレージが更新されてから存在を知ったので詰め切れてなくて。『あれ、これマジックに強そうじゃね』とは思ったのでリストだけは覚えてきました。実際予選5回戦では負けてしまいましたが、逆にそこで『これやられたら負けるな』っていうのが実地で体験できたので、それが決勝に生かせて良かったです」

--「今の目標を教えてください」

かにかまぼこ「そうですね……日本一決定戦に出場できる機会を与えられたことですし、せっかくなので大きく、優勝目指して頑張ろうと思います」

--「最後に、何か伝えたいことなどありますでしょうか?」 かにかまぼこ《ゴルパガーニ-A7 / ダウンフォース・サーキュラー》の強さですかね。一昨日気が付いて2枚入れていたんですが、今日も初戦の『ジャイアント』戦では《輝跡!シャイニングロード・マンティス / 輝跡の大地》を2枚踏んだのに勝ったり、トップ8の『闇自然ゼニス』相手もこれだけで勝ったりして、しっかり刺さった場面が多かったので、『火水マジック』を使いたいという方にはぜひ試してみて欲しいです」

--「ありがとうございました」

 デュエマ歴自体は相応に長いとはいえ、驚くべきことにまだ競技歴は1年ほどだという。それでエリア予選を、しかも自分だけの調整で突破したというのだから、持ち前のポテンシャルに加えて一体どれほどの伸びしろがあるか、想像がつかない。

 日本一決定戦でのかにかまぼこのさらなる飛躍に期待したい。
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