全国大会2025 エリア予選ジャッジ大会:TOP5カード
ライター:澁谷 直也(シオン)
2026年3月1日に開催された、25年度最後の2ブロック公式大会であるジャッジ大会。本記事では、この大会で印象的であったTOP5のカードを紹介する。ジャッジ大会は他のエリア予選と異なり、全国各地から参加者が集う。その結果、各地方の様々な思いを背負ってやってくる参加者も少なくない。そんなジャッジ大会から選出された5枚のカードを1枚ずつ紹介していこう。
第5位:《創世竜 ゴルギーネクスト》

環境を定義したと言っても過言ではない《大集合!アカネ&アサギ&コハク》。その出力先として新たなアーキタイプの核となったカードだ。
前大会の関西エリア予選では、新たな風を吹かせたという表現が近かったが、本大会でその実力を証明し、地位を確立してみせた。
さらに、メタとリソースの両面で活躍していた前大会の活躍に加え、このカードが内包する《ホーガン・ブラスター》の可能性も示した。
基盤となる《大集合!アカネ&アサギ&コハク》との組み合わせは、来年度以降の2ブロックでも使用可能であること、また「D・D・D」の出力先に制限がないことから、来年度のカードとの組み合わせも期待ができる。
第4位:《LOVE&ABYSS》

前述の《創世竜 ゴルギーネクスト》が示した新たな可能性。その片鱗が《LOVE&ABYSS》だった。
大味な能力に9コストと、踏み倒すにもコストが高く、デッキのコンセプトとするにはシールドを残す分、フィニッシュ力に若干不安が残る。
そんな印象のカードであったが、本大会で《創世竜 ゴルギーネクスト》の「D・D・D」、そして《「K」-9+9+9》のマナ加速によるサポートを受け、見事にそのイメージを覆した。
考えてみれば、オリジナルやアドバンスに比べ、カードプールの少ない2ブロックは当然カードパワーも控えめだ。その環境における《LOVE&ABYSS》は現実的にゲームを破壊しうるのだ。
第3位:《魔誕の穿将ベリュガデス》

【4cアビス】、誰もが【光水自然ゴルギーオージャー】を信じたこのジャッジ大会で、見事に栄光を掴んだアーキタイプだ。その活躍を陰で支えていたのがアビス、ではなくデーモン・コマンドの《魔誕の穿将ベリュガデス》だ。
S・トリガーとして考えてしまうと、少々心もとない能力。しかし、《究極の魔誕》からの踏み倒しや「超魂X」によるハンデスを含めると、【4cアビス】にピッタリのカードとなっている。
【4cアビス】は《魔誕の封殺ディアス Z》や《堕チシ八叉ノ蛇神》などの「マッハファイター」で盤面を取り返す動きとることが多い都合上、《~進封せし大悪魔~》が重かった。その問題を解決し、さらに相手のリソースも刈り取るといった芸当が可能だ。
決勝の場では、まさに「逆転」といったタイミングで登場し、観衆を虜にした。やはり、デュエル・マスターズにS・トリガーの要素は欠かせない。
第2位:《「GT」-002》

新たな活躍を見せたという点で、《魔誕の穿将ベリュガデス》に続き、このカードもピックアップしたい。
準優勝であった箱ペンの【ゴルギーネクスト】に採用があったことはもちろんだが、Feiが使用した《「GG」-001》との姉弟コンビでの活躍も印象に残った。
【ゴルギーネクスト】では、能力の発動条件が難しいため、上手く生かせるタイミングはそう多くない。だが、発動さえすればその能力は超強力。刺さる場面ではゲームを決定づけるような展開が可能であり、実際に決勝でもその瞬間が見られようとしていた。
Feiの【「GG」&「GT」】では、強力な能力をどう発動するかにスポットライトを当て、《イカリノアブラニ火ヲツケロ》とのコンボを軸に《「GT」-002》をコンセプトとしたアーキタイプを生み出した。
既存デッキのいぶし銀として、また新アーキタイプの顔として、この順位としたい。
第1位:《至高の魂 アビスベル=ジャシン帝》&《アビスラブ=ジャシン帝》


ジャッジ大会のTOP5カード第1位は、間違いなく《至高の魂 アビスベル=ジャシン帝》なのだ。ここに疑いはない。
しかし、それは《アビスラブ=ジャシン帝》なくしては語れない。
関西エリア予選、惜しくも優勝を逃した《アビスラブ=ジャシン帝》。その思いを背負って、このジャッジ大会でリベンジを果たしたのが、《至高の魂 アビスベル=ジャシン帝》なのだ。
《魔誕の封殺ディアス Z》だけでは支えきれなかった《アビスラブ=ジャシン帝》を、《至高の魂 アビスベル=ジャシン帝》率いるアビスの軍勢でサポートし、絶対王者の【光水自然ゴルギーオージャー】を打ち砕いた。
《至高の魂 アビスベル=ジャシン帝》は王道Wの最初のORであり、最後のキーパーツであったのだ。
終わりに
【光水自然ゴルギーオージャー】の支配で終わるかに思えた王道・王道W期の2ブロックが、ここでひっくり返った。デュエル・マスターズはまだ、可能性に満ちている。
この記事が、来年度のエリア予選を戦う人たちの糧となれば幸いだ。
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