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全国大会2025 九州エリア予選:TOP5カード紹介

ライター:原田 武(たけじょー)

 終淵迫る「王道W 第3弾 邪神vs時皇 ~ビヨンド・ザ・タイム~」環境で開催されたエリア予選九州大会。総勢152名の参加者が会場に集い、各々が見出した「最強」を手にわずか2席の全国大会への椅子を争った。

 当記事では大会を振り返り、特に目覚ましい活躍を見せたカードを5枚ピックアップ。現環境の締めくくりとして、そして来たる「王道W 第4弾 終淵 ~LOVE&ABYSS~」環境への足掛かりとして、戦局を読み解く手助けになれば幸いだ。

 なお、本大会のメタゲーム全体を俯瞰・分析するメタゲームブレイクダウンも公開されているので、ぜひ併せて読んで欲しい。

第5位:《~不死の黄昏司祭~》

 光水闇文明の優秀な中継ぎ役として、色の合うデッキでの採用を着実に増やしているのが《~不死の黄昏司祭~》だ。出た時に手札戻し・手札破壊を行い、相手が手札を捨てたときにクリーチャーを行動不能にする。

 まずこれ一枚で能力が完結しており、どんな相手に対しても一定以上の働きが見込めるのが嬉しいところ。デュエル・マスターズにおいて手札破壊戦略は広範に機能する。

 さらにタップ効果で、進化元として設置されたクリーチャーやハイパーモード・ハイパーエナジーの起点を潰すことができる。エレメント除去と合わせれば実質的な2面除去だ。

 また、相手が手札を捨てさえすれば効果が起動するため、手札入れ替えを伴って盤面を作る《至高の魂 アビスベル=ジャシン帝》には特攻と言ってよい効き目を発揮することも忘れてはならない。

 コストこそ4とそれなりだが、見た目以上に相手の足を鈍らせてくれる。ロングレンジでの戦いを望むなら、是非投入を検討したい。

第4位:《PERFE910-御代紅海》

 使用者こそ7名と限られたものの、ベスト16に1名、ベスト8に1名を送り込んだのが【サムライ】だった。盤面の押し合いに長け、かつ相手の動きを妨害する《PP-「P」》《一音の妖精》などを自然に採用できるため、母数の多い【ゴルギーオージャー】に抗いやすいのがその魅力だろう。

 ただし使用者の少なさにも相応の理由がある。様々なデッキで除去・カウンターとして採用が見られる《深淵の逆転撃》への脆弱性だ。とりたてて対策を講じずとも、これ1枚で《PERFE910-御代紅海》の耐性は突破できてしまう。また、《~邪眼帝 PARTⅡ~》といった高耐久ブロッカーの隆盛も向かい風となる。

 それに対し、打開策を講じた者もいた。Bブロックベスト8のユウジは同デッキに水文明を追加で投入。《六番龍 シックスフォール Par滝》によって《深淵の逆転撃》《~邪眼帝 PARTⅡ~》をまとめて無力化するばかりか、追加フィニッシャーとして《王導聖霊 アルファディオス》も運用できる形に仕上げてみせた。

 九州初の新型【サムライ】は、知恵捨てどころか水の英知を獲得した。メタゲーム次第ではさらなる浮上も見込めることだろう。

第3位:《王導聖霊 アルファディオス》

 うーに《王導聖霊 アルファディオス》をフィーチャーしたデッキを組み上げ、Aブロック準優勝という結果を残してみせた。

 実は王道・王道Wのカードプール内には《剛撃聖霊シェバ・エリクシア》《閃光の精霊カンビアーレ》など、粒ぞろいのエンジェル・コマンドが揃っている。先に挙げた《~不死の黄昏司祭~》《~驚異的な矛盾~》など、スチーム・ナイト勢力にも有力な候補がちらほら存在するのだ。

 そこでうーには火文明を除く4色でデッキを纏め上げ、《~邪眼帝 PARTⅡ~》《~世紀末の善悪~》などの闇を含むパワーカードの運用も可能にした。《光開の精霊サイフォゲート》からこれらを展開できることもあり、2ブロックとは思えない
出力を発揮できるようになっている。
 
 【光水闇トリガービート】に人気が集まる昨今だが、爆発力ならこちらに軍配が上がる場面も多そうだ。

第2位:《熱き邪道 レッドゾーンZ》

 Aブロックを制したはうは@はうの【火闇自然D・D・D】。優勝の立役者となったのが、たっぷり4枚投入された《熱き邪道 レッドゾーンZ》だった。

 もう一体火のコマンドを用意すれば、殿堂カード《単騎連射 マグナム》と同等のトリガー封殺能力を発揮するこのカード。構造上受け札もNEOクリーチャーで固める【ゴルギーオージャー】や、《~神核の六起源~》《光開の精霊サイフォゲート》などによるカウンターを狙う【光水闇トリガービート】には効果てきめんだ。

 相手シールドが離れた際にドローできるため、一旦耐えられても二の矢・三の矢で追撃しやすい点もデッキの性質によく噛み合っており、G-NEOクリーチャーかつW・ブレイカーと基礎スペックも高い。

 《轟く邪道 レッドゾーン》《魔誕の封殺ディアス Z》に次ぐ第三の「上バイク」として、確固たる地位を築いたと言ってよいだろう。

第1位:《究極の虚 ジャシン=ヴリドガルド》

 Bブロックの決勝テーブルを独占した【火水闇アビス】。その双方が、《究極の虚 ジャシン=ヴリドガルド》の4枚採用する従来のセオリーを外れた構築であった。

 第5位の項で述べたように【火水闇アビス】対策としての《~不死の黄昏司祭~》が着目される中で、手札を自発的に捨てず、かつスレイヤー・マッハファイターで圧倒的な格闘性能を誇るこのカードの立ち位置は大きく向上した。《~邪眼帝 PARTⅡ~》すら難なく処理してのける姿は圧巻の一言。

 さらに、カードがクリーチャーの下から離れたときに誘発する手札破壊&ブレイクも備えている。除去に反応してリソースを削りに行けるのは勿論のこと、これを利用した必殺技を放つことも可能だ。

 それが《炎氷渦と鎮魂禍の決断》《片翼の魂 アビスベル》とのコンボ。《究極の虚 ジャシン=ヴリドガルド》《炎氷渦と鎮魂禍の決断》で繰り出し、超魂レイドと《片翼の魂 アビスベル》で進化元を大量にセット。マッハファイターでバトルゾーンを食い荒らしてからターン終わりに破壊されることで、G-NEO進化の耐性を発動。ブレイク→手札破壊→ブレイク→手札破壊……と連鎖させて、相手の手札とシールドをズタズタにできる。

 手札0・シールド0まで追い込んでしまうことで、S・トリガーのリスクこそあれど、返すターンで逆転できなければほぼほぼダイレクトアタックが通る。ラスボスの名に恥じない、悪魔的な暴れっぷりと言えよう。

 発売迫る「終淵 ~LOVE&ABYSS~」でもサポートカードが収録されることが判明しており、まだまだ伸びしろを残しているのが恐ろしい。究極の魔誕に、今はただ、備えよう。

終わりに

 新たなデッキの開拓や、思わぬカードの再評価など、プレイヤー達の弛まぬ研究を感じさせるTOP5をチョイスさせていただいた。こうした成果を目にすると、改めて2ブロックの奥深さを感じずにはいられない。

 次回北陸大会は「邪神vs時皇 ~ビヨンド・ザ・タイム~」環境の総決算となる。今大会の結果を踏まえ、選手たちが導き出す解答のカタチに期待したい。


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