デュエル・マスターズ

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DMGP1st 準々決勝:Las Vegas vs. モブウエポン

大人のデュエル・マスターズ。

それをキーワードに行われたデュエマ革命、公認グランプリ。

果たして、これだけの熱狂の大会になると誰が予想しただろうか。いや、1000人を超える予約者が一瞬で埋まった時点で、誰もが予想していただろうが、改めてトップ8を迎えた今だからこそ言わせてもらいたい。この熱狂は予想以上だった。

予選ラウンドの7回戦、そして決勝トーナメントの3回戦。厳しい戦いを勝ち抜いたプレイヤー8人が揃い、彼らの集合写真が撮られると、いよいよ準々決勝が開始される。

準々決勝でお送りするのは、静岡から来たLas Vegasと、「四国最強の男」モブウエポン。

使用するデッキは、モブウエポンがドロマーコントロール、Las Vegasは火単ガトリングだ。

Game 1


ジャンケンで先手はモブウエポン。

Las Vegasは 《爆冒険 キルホルマン》 を2ターン目に召喚するのだが、墓地に落ちたのは 《凶戦士ブレイズ・クロー》 で見事なキル掘らないマン。しかし、モブウエポンは3ターン目になっても、マナチャージ以外のアクションを起こすことができない。

ここで大きく頷いたLas Vegasは、 《凶戦士ブレイズ・クロー》 《斬斬人形コダマンマ》 とプレイすると、 《爆冒険 キルホルマン》 でアタック、これが 《音速 ガトリング》 へと侵略し、W・ブレイクする。

一気に致死域まで追い詰められたモブウエポン。 《魂と記憶の盾》《斬斬人形コダマンマ》 をシールドへと送り込むが、続くターンにLas Vegasは《鬼切丸》 を召喚する。

だが、ここからドロマー特有の粘り腰を見せるモブウエポン。 《音速 ガトリング》 の攻撃を 《光牙忍ハヤブサマル》 で凌ぐと、さらに《ファンタズ厶・クラッチ》をストライク・バックして、 《音速 ガトリング》 を破壊する。

そして、 《超次元リバイヴ・ホール》《光牙忍ハヤブサマル》 を回収しつつ、 《時空の凶兵ブラック・ガンヴィート》 を呼び出し、タップ状態の《凶戦士ブレイズ・クロー》 を破壊する。

続くターン、 《凶戦士ブレイズ・クロー》 を召喚しつつ、《炎舌実況 DJ・ショー》を召喚、スピード・アタッカーを得るべくジャンケンをするのだが、結果は……モブウエポンの勝ち。

《炎舌実況 DJ・ショー》《超次元ミカド・ホール》 で破壊され、呼び出された 《勝利のガイアール・カイザー》《凶戦士ブレイズ・クロー》 へとアタックすると、Las Vegasに攻め手は残されていないのだった。

Round 3終了後のニコ生終了後の勝利者インタビューで、モブウエポンはこう語った。

一番好きな文明は火で、一番期待な文明の組み合わせはドロマー(光水闇)だと。

一番嫌いな文明の組み合わせのデッキを使い、自分の一番好きな文明に勝利するモブウエポンの心境はいかほどか。

しかし、このトップ8からは、対戦は1本勝負ではない。

まだまだ2本先取の長い戦いが始まったばかりだ。

モブウエポン 1-0 Las Vegas

Game 2

続いて、先手はLas Vegas。1ターン目に 《凶戦士ブレイズ・クロー》 を召喚する。さらに、2ターン目には 《斬斬人形コダマンマ》 から、ストライク・バックで 《デュアルショック・ドラゴン》 が呼び出されるという圧倒的な展開。

《ゴースト・タッチ》 で最後の手札である 《音速 ニトロフラグ》 をディスカードさせ、《ファンタズ厶・クラッチ》をストライク・バックで使用するモブウエポンだったが、最速コースの火単相手には、対応しきれないのであった。

モブウエポン 1-1 Las Vegas

モブウエポンは、かつては、サブウエポンだった。

しかし、大型大会の予選ラウンドでの敗退を繰り返し、自身の名前を「モブ」に変え、そして愛する火単ではなく、ドロマーをもって、グランプリの会場へとやってきた。

すべては、歴史に名を刻むため。
「とりあえず、《ファンタズ厶・クラッチ》を引かれない所からはじめないとな」

《ファンタズ厶・クラッチ》を引かれながらも勝利したGame 2は、Las Vegasは先手だった。

後手番となるGame 3では《ファンタズ厶・クラッチ》を、そして、望むべくは 《光牙忍ハヤブサマル》 を引かれないことが、Las Vegasの祈り。

だが、相手は火単を愛ゆえに捨てた男、サブウエポン、改め、モブウエポン。

どんな秘密兵器があるか、わからない。

Game 3


後手のLas Vegasによる 《螺神兵ボロック》 召喚から始まった最終ゲーム。

モブウエポンは殴り返し用に、 《特攻人形ジェニー》 バトルゾーンに召喚すると能力を使わない。返しで 《斬斬人形コダマンマ》 を召喚し、攻めの体制を作りに行くLas Vegasだったが、これは 《魂と記憶の盾》 で対処されてしまい、 《螺神兵ボロック》 が殴り返さえれる。

《爆冒険 キルホルマン》 が、今回はきっちりと掘ってスピード・アタッカーとなり、 《音速 ガトリング》 へと侵略、Las Vegasは攻め手を切らさない。

「やっとこいつを引いた!」

だが、ここで火単を悲嘆させる 《電脳聖者タージマル》 がバトルゾーンに登場する。

クリーチャーを並べていくものの、対応策が無いLas Vegas。モブウエポンが《コアクアンのおつかい》 で手札を充実させ始めるのを見て、 《音速 ガトリング》 を含む3体のクリーチャーでアタックを開始するが、 《電脳聖者タージマル》 の鉄壁の防御を越えることができない。

そして、 《超次元ガード・ホール》《時空の支配者ディアボロス Z》 を呼び出したところで、モブウエポンの勝利が確定したのだった。

モブウエポン 2-1 Las Vegas

Winner:モブウエポン

《音速 ガトリング》 すら突破できない3マナの秘密兵器 《電脳聖者タージマル》 。火の弱点を知り尽くした男、モブウエポンが、デュエマの歴史に名を刻むべく、準決勝へとコマを進めた。

だが、優勝者だけが語り継がれればいいとは思わない。

「参加する前はまさかここまで来れるとは思ってませんでした……トップ8に入れただけでも満足ですけど……次回があるならもっとがんばりたいです」

1200人弱という、しかも、ただの1200人ではなく、トーナメントで真剣に勝ち進むべく集まった1200人から1%弱のトップ8に入賞し、 《「必勝」の頂 カイザー「刃鬼」》 を手に入れた8人は、皆、デュエマの歴史に名を刻むに相応しいだろう。

Las Vegasもまた、デュエマの歴史に名を刻んだ一人なのだ。

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