デュエル・マスターズ

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DMGP6th ジャッジインタビュー:ジャッジリーダー 石黒 裕一朗氏

DMGP6thジャッジリーダー/レベル2シルバージャッジ 石黒 裕一朗氏

6度目の開催を迎えたデュエマGP。本来なら既に恒例のイベントという扱いになっていてもおかしくないが、GP6thは史上初の3人チーム戦、そして参加者も史上最大の約3800人。既存の枠に囚われず、常に新たな成功を目指して変わり続けるデュエル・マスターズというコンテンツを体現したかのようなイベントだ。

それを支えるのは黒服を着た認定ジャッジたち。見渡せば、会場のところどころにいる彼らの姿が目に入るだろう。この巨大イベントの成功の一端を担う彼らの姿が。

今回、その認定ジャッジの中でも様々な観点から認められた数少ない存在であるレベル2シルバージャッジ、ジャッジリーダー 石黒 裕一朗氏にお話を伺うことができた。


―――本日は、よろしくお願いいたします。はじめに、デュエル・マスターズ歴を教えてください。

石黒「よろしくお願いします。デュエル・マスターズは、中学生の頃に友人から誘われて不死鳥編(2006年)から始めました。最初に《ハンドレッドバレル・ドラゴン》のデッキ(※ベスト・チャレンジャースターターセット)を購入したことを覚えています」


―――長い間、コンテンツを楽しまれているのですね。ジャッジ活動を始められたきっかけは?

石黒「自分は現在、京都で活動していますが、高校の頃までは福井に住んでいました。当時、福井のコミュニティの中で自分はどちらかといえば年下の人間で、年上の方々にルールなど色々教えてもらっていまして。ところが進学を機に京都へ引っ越してみると、こちらのコミュニティの中では自分が年上の側でした。それで福井でしてもらったように、自分もルールを教える側に回るようになりました」


―――“自分がしてもらったように”が活動の原点だと。その流れでCS運営へ携わるようになったのですか?

石黒「CSに初めて携わったのは、2015年です。当時の京都では、それまでイベントを開催してくださっていた店舗さんが開催を止めており、プレイヤー主導で何かアクションを起こしてもいいのではないかと言う声が上がっていました。
その中で自分の知り合いにCSを開いてみたいと言う方がいまして、その方に頼まれてCSのジャッジを引き受け、携わっていくようになりました。その時のイベントが京都ミニCSですね。現在、開催されている京都CSの前身となるイベントです。同じ年にもう1つ、洛中CSの立ち上げにも携わっています。翌年には第1回認定ジャッジ試験に京都府で唯一合格し、GPにもジャッジとして参加するようになりました」


―――石黒さんがジャッジとしてイベントに携わる上で、心がけていることを教えてください。

石黒「みんなに楽しんでもらえるようなイベント運営ですね。具体的には、ジャッジとして対応する際に、ジャッジをコールされた選手の方に安心していただくこと、選手の方が不安にならないことが大事だと思っています。そのために、自分はしっかりとした情報共有を心がけています。
例えばGPでジャッジリーダーとして活動する際には、前日に行われるジャッジミーティングの内容を逐一書き起こしてメンバーに共有しています。こうすることでメンバーから不安を取り除くことができて、それが不安を与えないジャッジングを行うことに繋がると考えています。ミーティングに参加できないメンバー、ジャッジとしての経験が少ないメンバーにとって、当日の流れや注意点を確認できる資料は重要ではないでしょうか」


―――適切な情報共有、というのは選手に対しても同じでしょうか。

石黒「ええ、裁定を下す時も結果だけを伝えるのではなく、そこに至るまでの流れの説明が必要だと考えています。当該選手に警告が出てしまうような場合でもただ警告を出すのではなく、なぜ警告が出たのかという理由まできちんと説明することで、その選手も次回からは適切に行動できるようになると考えています。というのも、CSやGPに出場されているからといって、必ずしも総合ルールや競技ルールを読み込まれているとは限らないですから。
先日、ツイッターの投票機能を使って“CSやGPへ出場経験がある方のうち、何割が総合/競技ルールを読んだことがあるのか?”ということを調査しました。投票結果は、両方読んだことがある人は4割、両方読んだことがない人も4割。読んだからと言って1度で全てのルールを覚えきれる訳でもない……ということを考えると、ルールを完璧に理解している選手はあまり多くないのではと思います。
ですから、裁定だけを端的に伝えるのではなくその裁定に至るまでの流れを説明することで、ルール間違いの再発防止に寄与できると考えています」


―――ルールの意味を教えるというのは、石黒さんのチームメンバーであるジャッジの方に接する際も同様ですか。

石黒「はい、上告が必要でフロアジャッジがジャッジリーダーを呼ぶような状況では、自分の判断のみならず、なぜその判断をしたかという根拠の部分も共にフロアジャッジへ伝えています。
自分のジャッジとしての原体験である、“年上の方々にルールを教えてもらった”を忘れずに、今度は自分が伝える側に回って継承していければという思いがあります」


―――ありがとうございます。次に石黒さんから見て、努力されていると感じるジャッジの方を教えてください。

石黒「まずは、大塚さんです。彼はデュエル・マスターズというゲームのルールに真正面から向き合っている方だと感じます。総合ゲームルールを1文単位で確認し、矛盾なく理解しようと務める姿勢は素晴らしいですね」


―――ルールに対する深い理解は重要だと思います。

石黒「他にも、即断即決するスタンスの森さんや、物腰柔らかで選手への対応が上手い桑原さんも優秀な方だと思っています。特に桑原さんには、熊本の第1回超CSでお世話になりました」


―――最後に、読んでくださっている方へ伝えたいことがあればぜひお願いします。

石黒「そうですね……ジャッジをやってみようか迷っている方へ“やってみよう”はとても大切な考え方だということを伝えたいです。GPへジャッジ参加してみよう、CSのフロアジャッジへ挑戦してみよう、認定ジャッジ試験を受けてみよう……そうした、次の一歩を踏み出してみようという気持ちを持って、一度やってみていただければと。きっと、楽しいですよ。
自分の開催するイベントでもジャッジ初心者の方は応援したいと思っていますし、お近くの方は良かったら声をかけていただければ幸いです」


―――お忙しい中お答えいただき、ありがとうございました。
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