DMGP7th 準々決勝:オチャッピィ vs. dotto
2,000人を越える規模で開催されたDMGP7thもいよいよ準々決勝。
残された8人の戦いから、オチャッピィとdottoの戦いをお届けしたい。
余談だがこの二人、今年8月に行われた「超CSin金沢」でも対戦が行われている。
その時の模様は下記リンクにも収められている。
https://dm.takaratomy.co.jp/coverage/dmscs02_02/
この時は『ドギラゴン剣』を駆るdottoが勝利しているが、果たして今回はどうか。
Game 1
先攻権を得たのはdotto。オチャッピィが《プロテクション・サークル》を使用する以外に目立った動きはなく、両者共にマナをチャージするのみでターンが進む。
そんな静寂を打ち破ったのはオチャッピィ、《偉大なる魔術師 コギリーザ》を召喚し、ターンを返す。
これを受けて先手7ターン目のdottoは≪龍装艦 チェンジザ≫を召喚し、効果によって《“必駆”蛮触礼亞》を使用しつつの《勝利龍装 クラッシュ“覇道”》!!
《“必駆”蛮触礼亞》の効果で《偉大なる魔術師 コギリーザ》を破壊しつつ、そのまま《勝利龍装 クラッシュ“覇道”》によってオチャッピィのシールドを狙う!!
……が、ここは早々に《終末の時計 ザ・クロック》が捲れ事なきを得る。
ターンが返ってきたオチャッピィは《煌龍 サッヴァーク》を召喚し、dottoの≪龍装艦 チェンジザ≫をシールド送りとする。
それぞれの盤面は、
dotto:
《勝利龍装 クラッシュ“覇道”》
オチャッピィ:
《終末の時計 ザ・クロック》
《煌龍 サッヴァーク》
となる。
続くdottoのターン。
《フェアリー・ライフ》を使用し、合計マナを11まで伸ばした後、《ドンジャングルS7》を召喚する。
これにより《ドンジャングルS7》が≪龍装艦 チェンジザ≫を、≪龍装艦 チェンジザ≫が《ドンドン吸い込むナウ》を、《ドンドン吸い込むナウ》が2枚目の《ドンジャングルS7》を公開しつつ、盤面の《勝利龍装 クラッシュ“覇道”》を手札に回収、と一気呵成の動きを見せる。
そこからマッハファイターにより《ドンジャングルS7》が《煌龍 サッヴァーク》へと攻撃を仕掛けるが、ここは《煌龍 サッヴァーク》の効果により、事前に設置されていた表向きのシールドが剥がれるのみ。
返すターン、2体目の《煌龍 サッヴァーク》が登場し、dottoの《ドンジャングルS7》が早々にシールドへ磔とされてしまう。
更に、続くターンにオチャッピィが唱えた《天ニ煌メク龍終ノ裁キ》により、dottoのシールドは《ドンジャングルS7》が置かれたシールド1枚のみとなる。
dottoが2体目となる《ドンジャングルS7》を送り出し抵抗を試みるも、そのままオチャッピィが押し切る形となった。
オチャッピィ 1–0 dotto
Game 2
決勝ラウンドにおいてのみ適用されるルールにより、Game 1を落としたdottoの先攻から2本目が開始される。Game 1とは異なり、先手2ターン目に《フェアリー・ライフ》と上々のスタートを切るdotto。
3ターン目には《ドンドン吸い込むナウ》を使用し《ドンジャングルS7》を手札に加えターンエンドとする。
この間に、オチャッピィは《プロテクション・サークル》、そして《クリスタル・メモリー》(※サーチ先は《サッヴァーク ~正義ノ裁キ~》)を唱えてゆく。
そんな中、先手5ターン目に6マナに到達させたdottoは、≪龍装艦 チェンジザ≫を召喚すると手札からデッキに1枚刺しの《父なる大地》を使用。
オチャッピィのマナにある《唸る鉄腕 ギリガザミ》を場に引きずり出すと、《唸る鉄腕 ギリガザミ》の効果を強制的に発動させ、≪龍装艦 チェンジザ≫を手札に戻す。
相手の行動を1ターン遅らせつつ、マッハファイターで攻撃する為に最適なクリーチャーを相手の場に配置してみせた。
《父なる大地》によって1ターンの足止めをくらってしまったオチャッピィ。4枚目のマナをチャージした後、≪奇石 ミクセル≫を召喚しターンエンドする。
再びdottoのターン。≪龍装艦 チェンジザ≫を召喚し、今度は《ドンドン吸い込むナウ》を使用する。捲れた5枚から《“乱振”舞神 G・W・D》を手札に加えつつ、再び自身の≪龍装艦 チェンジザ≫を手札に戻す。
なお、この時点でdottoの手札には
《勝利龍装 クラッシュ“覇道”》
《“必駆”蛮触礼亞》
《ドンジャングルS7》
《“乱振”舞神 G・W・D》
《フェアリー・ライフ》
が控えており、エクストラターンを絡めたプランを虎視眈々と狙う状況だ。
再びオチャッピィのターン。
5マナ目をチャージした後に≪奇石 ミクセル≫で攻撃する。
しかし、ここはdottoの《終末の時計 ザ・クロック》が捲れたのみでターンエンドとなる。
返しのターン。dottoは先ほど手札に加えた《“乱振”舞神 G・W・D》をB・A・Dで召喚すると、オチャッピィの場にある≪奇石 ミクセル≫と《唸る鉄腕 ギリガザミ》をそれぞれバトルで処理し、2ドローとした上でオチャッピィのシールドを1枚ブレイクする。
これに対してオチャッピィ、《ドラゴンズ・サイン》を経由して《煌龍 サッヴァーク》を盤面に送り出すと、dottoの《終末の時計 ザ・クロック》をシールド送りとし、ターンエンド。
dotto「《ドンジャングルS7》は《煌龍 サッヴァーク》の返しに出すと決めていたんです」
試合後に行われたインタビューにおいて、このように語ってくれた。
そう、dottoは待っていたのだ。《ドンジャングルS7》を盤面に送り出すに際して、最高のバリューを引き出せるタイミングを。
果たして迎えたdottoの先手8ターン目、満を持して《ドンジャングルS7》を召喚する。
《ドンジャングルS7》効果により《ソーナンデス》が、《ソーナンデス》の「Jチェンジ」により2体目の《ドンジャングルS7》が、その《ドンジャングルS7》により≪龍装艦 チェンジザ≫が。
そして、≪龍装艦 チェンジザ≫が導くのは、数ターン前よりdottoの手札に握られていた《“必駆”蛮触礼亞》と《勝利龍装 クラッシュ“覇道”》。
マッハファイターの連撃により《煌龍 サッヴァーク》を葬り去ると、そのままエクストラターンに突入する。
手札に控えていた追加の≪龍装艦 チェンジザ≫が≪「本日のラッキーナンバー!」≫を唱えると……そのままdottoの軍勢がダイレクトアタックを決めた。
dotto 1-1 オチャッピィ
Game 3
泣いても笑っても準々決勝最後のゲームとなる3本目。オチャッピィの先攻によってゲームは開始された。
dottoが《“乱振”舞神 G・W・D》をマナチャージした返し、オチャッピィは≪奇石 ミクセル≫を召喚する。
この≪奇石 ミクセル≫が3ターン目、4ターン目と続けてdottoのシールドを攻撃し、いずれもトリガーは無し。
さらに《クリスタル・メモリー》を使用し、《ドラゴンズ・サイン》を手札に加えターンエンド。
dotto「対戦相手を信じていました。“あえて”1ターン目に《“乱振”舞神 G・W・D》をマナに置くことで≪奇石 ミクセル≫で殴るプランを採ってくれると」
そう、Game 3の開始時にdottoは一つの”罠”を仕掛けていた。
この罠により、≪奇石 ミクセル≫は《“乱振”舞神 G・W・D》によって破壊される事となった。
≪奇石 ミクセル≫を失ったオチャッピィ、このGame 3で2枚目となる《クリスタル・メモリー》を使用し、そのままターンを返す。
再びdottoのターン。《フェアリー・シャワー》、≪レッツ・ゴイチゴ≫と使用し、一気にマナを7まで伸ばす。
これに対してオチャッピィ、先ほどサーチした《ドラゴンズ・サイン》を使用し、《サッヴァーク ~正義ノ裁キ~》を盤面に投じるが、これには《フェアリー・シャワー》からの《父なる大地》により即座にマナ送りとなり、代わりに盤面には《終末の時計 ザ・クロック》が置かれる事となる。
《サッヴァーク ~正義ノ裁キ~》を処理されたオチャッピィ。ここで後続となる攻め手を用意できずに続くターンはマナを置くのみとなる。
この隙に、とdottoは更なる《フェアリー・シャワー》、そして《ドンドン吸い込むナウ》を使用し手札を整えてゆく。
この時点でのdottoの手札は以下の通りである。
《ドンドン吸い込むナウ》
《勝利龍装 クラッシュ“覇道”》
《勝利龍装 クラッシュ“覇道”》
《“必駆”蛮触礼亞》
《ドンジャングルS7》
《フェアリー・ライフ》
《》
再びマナを置くのみでターンを返すオチャッピィに対し、ここで遂にdottoが動く。
まず《》をマナに置いた上で、《フェアリー・ライフ》を唱える。そして、満を持して盤面に送り出すのは《ドンジャングルS7》。
ここから《ソーナンデス》→《ドンジャングルS7》(2体目)→≪龍装艦 チェンジザ≫→《“必駆”蛮触礼亞》→《勝利龍装 クラッシュ“覇道”》
と一連の流れにより「Jチェンジザ覇道」を完成させる。
これに対してオチャッピィ、《ノヴァルティ・アメイズ》をシールドトリガーで発動させ第一波を凌いで見せる。
が、しかし、ここまでであった。
続くエクストラターン、2体目の≪龍装艦 チェンジザ≫が導く≪「本日のラッキーナンバー!」≫によってdottoが2つの数字を宣言すると……オチャッピィは自身の右手を差し出したのだった。
DMGP-7th quarter-final Winners:dotto!!
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