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DMGP8th DAY2 Round 1:パタ@いっせー vs. botta


おんそくが史上稀に見る鮮烈な逆転劇で優勝を飾ったDAY1から一夜。
3,458人に増えたデュエマプレイヤー達の戦いは、レギュレーションを変えて今日もまだ続く。

そこにあるのは広大なカードプール。

2ブロックレギュレーションとは比較にならない大きさのそれは、より群雄割拠の環境と創意工夫の余地を生み出す。

その結果、実に多彩な自己表現の場となるのだ。時には自分の好きなものを全面に推し出す為、時には自分のオリジナリティを環境へ打ち出す為。

そして今、このDAY2初戦のフィーチャーテーブルに座ったのは、それを体現したかのような二人だった。

パタ@いっせー、そしてbotta

二人の眼前には、8枚の”両面にイラストのあるカード”が一列に並ぶ。 それらを互いに確認し、先手後手のじゃんけんを終えると、ほどなく彼らの“自己表現”が始まる。

その遊び場の名は、通常レギュレーション。

数多のライバル達と共に、この日のデュエマが幕を開けた。


先攻:botta

先手のbottaは1ターン目《無双竜鬼ミツルギブースト》、2ターン目《龍星装者 “B-我”ライザ》、3ターン目《次元龍覇 グレンモルト「覇」》をマナチャージ、≪ストンピング・ウィード≫でマナを伸ばしターンを終える。


これらのカードと超次元ゾーンの赤いドラグハート群により、bottaのデッキが明らかになった。連ドラ型の『モルトNEXT』だ。

「ドラゴン好きなんです」と笑顔で話す彼の超次元ゾーンに鎮座する《時空の神風ストーム・カイザー XX》は、自分の好きなドラゴン達と共に戦いたいという彼の美学を感じる。

だが、自分のデッキに強い美学を持っていたのはbottaだけではなかった。
対するパタ@いっせーのマナチャージは《偽りの名 ゾルゲ》《イッコダス・ケイジ/種デスティニー》


パタ@いっせーの駆るデッキは、ギミックこそ知られていたのものの実際にデッキとして形にはされていなかった幻のコンボデッキ、『≪イッコダス・ケイジ≫ループ』だったのだ。

DMGP3rdで『《天雷王機ジョバンニX世》ロック』をデザインしたパタ@いっせーらしい、「オリジナルデッキで勝つ」という彼の信念を感じるデッキ選択。

とは言え少ないマナから即動くことは出来ない。パタ@いっせーは3ターン目も《百族の長 プチョヘンザ》をチャージするのみでターンを終えた。


ゆっくりな立ち上がりだが、bottaも満足に動くことが出来ない。自身の4ターン目をマナチャージするのみで返す。

その隙にパタ@いっせーは一気に動き出した。マナをチャージし、唱えたのは《獅子王の遺跡》
見事多色を落とし、一気にマナを伸ばすことに成功したパタ@いっせー。更にここでマナゾーンに、1枚でコンボパーツを確保できる《大革命のD ワイルド・サファリ・チャンネル》が見えた事によって、bottaは自分に残された猶予が少ないことを知ることになる。


早く動かなければ一気にコンボを決められてしまう。

じわじわと危機が迫るbottaだが、5ターン目に出来た事はまたもやマナチャージのみ。殴り手が欲しい・・・・!

だが対するパタの動きも《フェアリー・シャワー》2発のみ。まだだ。まだ猶予がある。


6ターン目、ついに《超戦龍覇 モルトNEXT》でも《次元龍覇 グレンモルト「覇」》でも出せるターンが巡ってきた・・・・・・が、ここでも決定的な動きが出来ないbotta。
《リュウセイ・ジ・アース》を召喚してトップデックをマナゾーンに置き、ターンを返す。

そしてパタ@いせーはそんなbottaの数少ない猶予すらも摘み取りにかかる。
6マナで“チェック”、《大革命のD ワイルド・サファリ・チャンネル》そして2倍になった多色マナから《百族の長 プチョヘンザ》を召喚!


ついにbottaは満足に殴り手を用意する事すら困難になってしまった。
処理しなければならないが、頼みの《革命の鉄拳》でも捲れた最大パワーは《超戦龍覇 モルトNEXT》の9000。呪文が1枚山札に戻っていくのみだ。


最早与えうる猶予は尽きた。パタ@いっせーは“チェックメイト”、《大革命のD ワイルド・サファリ・チャンネル》のDスイッチを起動。


マナゾーンから立て続けに《偽りの名 ゾルゲ》≪イッコダス・ケイジ≫《電脳鎧冑アナリス》を召喚する。

更に《偽りの名 ゾルゲ》の効果で≪イッコダス・ケイジ≫と《電脳鎧冑アナリス》をバトルし、勝った≪イッコダス・ケイジ≫の効果でGR召喚。
更にその出てきたGRクリーチャーを次々に≪イッコダス・ケイジ≫とバトルさせることでGRクリーチャーを無限に循環させる、デッキ名の通りの『≪イッコダス・ケイジ≫ループ』が完成した。

《ロッキーロック》が出れば盤面が1体増え、

《マシンガン・トーク》が出ればそのGRクリーチャーが全てアンタップし、

《ツタンメカーネン》が出ればお互いの山札を1枚削り、

《バクシュ 丙-二式》が出れば代わりに増えた手札を捨てさせる。

そうする内に盤面はGRクリーチャーで埋め尽くされ、パタ@いっせーが手札から《悠久を統べる者 フォーエバー・プリンセス》を捨てることにより、bottaの山札は無常にも吹き飛んでいくのだった。



≪イッコダス・ケイジ≫コンボを使おうと決めたはいいものの、この形にするまでには紆余曲折あった、とパタ@いっせーは語る。

《連鎖類超連鎖目 チェインレックス》型、《ヘブンズ・ゲート》+《龍仙ロマネスク》型など、様々な試行錯誤の結果この多色武装型に落ち着いたというのだ。

それには、「この型が一番受けやすく対応力がある」という合理的な理由のほかに、「多色武装、好きなんですよ」と笑うその多色武装への愛着も多聞にあるのだろう。

負けてしまったbottaも、凹む素振りすら見せず「好きなデッキ使ってるんだから、折角のGP楽しんできます」と満面の笑みで席を立つ。

まず1勝。
勝負に勝ったパタ@いっせーも、この広大な遊び場へまた一歩足を踏み出した。


WINNER:パタ@いっせー

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