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DMGP2023-2nd ジャッジインタビュー:小林 隆介氏

ライター:金子 幹(鐘子)
撮影者:後長 京介

 既に季節は秋に差し掛かった10月、また、会場が空港の近くということもあり肌寒くなってきた本日のDMGP2023-2nd。
 会場の外とは打って変わって、会場内の熱気はいつにもましてすさまじい。

 会場内では選手の熱気に負けず劣らず、忙しなく活動しているジャッジ陣。

 今回の会場の特徴といったら、会場入口にどでかくそびえたつ、フィーチャー席になっている大やぐら

 そこから今しがた業務を終えて、降りてきたジャッジの中に見知った顔がいた。

 7年前、2016年にジャッジ資格を取得したジャッジ1期生の中で、今でも現役で活動している人間はそう多くはない。その中でも、今現在にわたるまでプレイヤー、ジャッジ、運営、ライターと八面六臂の活躍をし続けている彼のジャッジインタビューをまだとっていなかったではないか!!

 そういった経緯もあって、多忙な業務中ではあることは承知しつつインタビューを依頼したのだが…なんと快く受諾していただくけた。
 その一部始終をご覧いただければ幸いだ。

インタビュー:認定ジャッジ 小林 隆介

--本日はインタビューを受けていただきありがとうございます。

小林「ありがとう!インタビューって何を話せばいいのかちょっと不安だけど、よろしくね」

--よろしくお願いします。小林さんとは1期からの付き合いなのでかなり長いですよね…それこそ、先日のGPでインタビューした小林 遼平さんと同じくらいの付き合いです。

小林「確かにね。昔は同じ情報サイトで記事を執筆してたこともあったけど…」

--そうですね。とはいえ小林さんとこうやってじっくり話す機会ってあまりなかった覚えがあります。せっかくなので、デュエマとの馴れ初めをお聞きしても?

小林「高校生くらいに始めてそこからはずっとかな。初めてのCSは岡山CS、まだポリゴンさんが主宰だった時だね」

--ポリゴンさん主催時代の岡山CSというと…10年前ほどですかね?

小林「そうだね。そこからりゅーてぃさんに引き継がれた時代もあって……大学生の時に運営に携わらせてもらったのが大会運営に触れたきっかけだね」

--なるほど。そういった経緯で今でも続く岡山CS主催をされているんですね。

小林「そう。なんやかんやあってりゅーてぃさんから引き継いで、今ではもう先月で第14回だよ」

--14回!まだ公認CSサポ―トもなかった時代から脈々と次世代に受け継がれてるCSも全国区で見てもかなり珍しいですよね。ぜひ小林さんが運営されている時の理念があれば伺いたいのですが…!

小林「あるよ。特に大事にしているのは大会当日、その1日が【参加者にとって特別な日】になるように目指す。これは昔から今も変わってない」

--確かに。岡山CSといえば、奇抜なレギュレーションのサイドイベントがあることも有名ですよね。度々SNS上でも話題になっている印象があります。

小林「そうそう。おじいちゃんCSとかスラムCSとか、CSも黎明期よりよっぽど数が多くなっているから、ただ大会に参加しただけでは終わらない思い出に残るイベントにしてほしいんだよね」

--ありがとうございます。一旦話は変ってしまうんですが。小林さんはライターもされていますよね?こちらはどういった経緯でされているのでしょうか?

小林「あーそれも、元々は岡山CSのりゅーてぃさんがカバレージを描いていた影響だね。当時は単なる興味もあって挑戦してみた部分もあったんだけど、自分の書いたカバレージを読んで『忘れられない思い出になった』って感想をくれた参加者がいて…そこからカバレージもちょくちょく書くようになったって感じだね」

--なるほど。これも小林さんの言う所の【参加者にとって特別な一日】になってくれるように目指す取り組みの一環といったところでしょうか。実際、プレイヤー、ジャッジ、運営、ライターと多方面で活躍されている小林さんですが、それらはどのような割合で活動をされているんですか?

小林「生活環境が変わったこともあって直近ではそこまでプレイヤーとしての活動はできていないね……基本的には運営とジャッジメインで、機会があればライターをしている感じで…もっぱら今は後任の育成に力を入れているかな」

--後任の育成!

小林「地元だと既に岡山CSはべる3さんとほぼ二人三脚で運営しているね。そのほかにも有望なスタッフはちらほらいるよ!手本となれるように自分の背中を見せる、というと少し照れ臭いけれど、彼らには自分と同様に今まで岡山CSに携わってきた先達の思いを余すところなく受け継いでほしいと思っています」

--ありがとうございます。せっかくなので後任の育成をされるほどベテランといっても過言ではない小林さんですが、本日のGPの業務の担当をお聞きしてもよろしいでしょうか? 小林「今回のGPではフィーチャーを担当してました!あの大きなやぐらの上で繰り広げられる熱戦、テンション爆上がりだね!フィーチャーは呼ばれた選手しかあの席に座れないと同時に、今日、この日にあの場に立てるジャッジもまた少数。そういった責任感と緊張感をもって臨むことができたかな」

--確かに。自分もフィーチャーに担当になる際の緊張感たるや…、今回は舞台も特別なものに仕上がっていることもあり、その感情は一入ですよね。……と、そろそろお時間ですね。名残惜しいですが、最後に小林さんから一言いただいてもいいでしょうか?

小林「じゃあ、最後に地元の宣伝してもいい?」

--いいですよ!笑

小林「じゃあ遠慮なく!ジャッジ資格を1期で取得する前から、デュエル・マスターズをここまで取り組めてこれたのはひとえに地元岡山のおかげ!岡山って場所はとにかく大会もプレイヤーの雰囲気も最高だと思ってます。それを誇らしく思っていると同時に、もっともっと盛り上げたい思いがずーっとあります!2010年から開催している岡山CSも今年で13年の歴史を迎えました。個人とチーム戦を合わせて400人以上の参加もしてもらってます!今まで来た人も、初めてくる人も絶対に最高の一日になるように運営一同務めますので、ぜひ岡山CS、来てね!」

--ありがとうございました!


 今まで筆者は多くのジャッジのインタビューをさせていただいたが、小林さんほどバイタリティがあり、多種多様な方面で活躍しているジャッジも中々いないだろう。
 小林さんの原動力はインタビュー内でも触れられたように【参加者にとっての特別な1日】をひとえに追い求めているからこそ。

 地元岡山で綿々と紡がれてきたその想いの源流は、これからも岡山の後進ジャッジだけでなく、氏の薫陶を受けた多くのジャッジにも伝播していくことだろう。


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