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DMGP2023-2nd 準々決勝:みぃむ vs. monokuro

ライター:塚本 樹詩
撮影者:瀬尾 亜沙子

 今回のGPではフィーチャー席がやぐらの上に設けられ、普段よりも高い位置で熱い戦いが繰り広げられていた。

 しかし、TOP8が出揃うと、8人全員の戦いを歴史に残すべく、4テーブル全ての試合がビデオカバレージやテキストカバレージのためのフィーチャー席となる。

 ということで、やぐらの下でも3席がテキストカバレージ用の配置となり試合が始まる。

 そして、ここでの試合もやぐらの上に負けないくらいの熱い試合が始まることとなる。

Game1

 試合前に予選ラウンドの順位を確認し、順位の高かったmonokuroが先攻となる。

 そして、ここからは2本先取となるので、長い戦いが始まる予感がしていた。

 というのも、先攻のmonokuroがチャージしたのは《堕呪 エアヴォ》

 【水闇魔導具】の戦略は実に簡単で《「無月」の頂 $スザーク$》を高速で着地させて相手の動きを封じ《神の試練》で追加ターンを取り、《凶鬼98号 ガシャゴン / 堕呪 ブラッドゥ》で山札を回復してから再び《神の試練》を使うことによって、結果、無限に追加ターンを得て安全に勝つというものだ。

 無限ターンを得てから勝つまでの工程が長く、デッキもコントロール寄りの動きを取るため、これは長丁場になるぞと身構えていたのだが、monokuroの動きはそれを凌駕していた。

 途中で《凶鬼98号 ガシャゴン / 堕呪 ブラッドゥ》による1ドローを挟みながら、4ターン目に《堕∞魔 ヴォゲンム》を召喚すると、一気に増えた墓地を材料に《「無月」の頂 $スザーク$》の無月の門・絶を宣言。  1体目の《「無月」の頂 $スザーク$》が出た次のターンには《堕魔 ドゥポイズ》を召喚とともに《ガル・ラガンザーク》の夢幻無月の門を宣言し、《堕魔 ドゥポイズ》《「無月」の頂 $スザーク$》を破壊すると、ターンエンドに再び無月の門・絶を宣言し《「無月」の頂 $スザーク$》を再びバトルゾーンに戻す。

 その間に《終末の時計 ザ・クロック》《撃髄医 スパイナー》《龍装者 バルチュリス》《アーテル・ゴルギーニ》とチャージして《「無月」の頂 $スザーク$》によって《撃髄医 スパイナー》《覇帝なき侵略 レッドゾーンF》を捨てていたみぃむは【水闇火バイク】を使っていることは判明したものの侵略元となるクリーチャーである、所謂”下バイ”を引けていない状態であったため、動きが芳しくない。

 次のターンにやっと《アーテル・ゴルギーニ》チャージから《異端流し オニカマス》召喚という逆ロケットスタート状態だ。

 一方のmonokuroはこのターンも《堕呪 ゴンパドゥ》《堕呪 バレッドゥ》から2体目の《「無月」の頂 $スザーク$》を無月の門・絶で召喚と勢いが止まらない。

 完全にマウントを取られてしまったみぃむは効果的なアクションに辿り着けず、monokuroは次のステップである《神の試練》による追加ターン獲得を易々と達成してしまった。

 そして、monokuroは速やかに《「無月」の頂 $スザーク$》2体でシールドを全てブレイクし《ガル・ラガンザーク》でダイレクトアタックを決めた。

みぃむ 0-1 monokuro

Game2

 瞬く間に窮地に追い詰められてしまったみぃむ、まずは1本を取り返すべく今回は下バイである《影速 ザ・トリッパー》を召喚することに漕ぎ着け《覇帝なき侵略 レッドゾーンF》を侵略させる。  なるべく打点を稼いでおきたいところであったが、ここでmonokuroの手から零れ落ちたのは《秩序の意志》

 被害を最小限に留めたmonokuroは自分のターンに入ると《堕∞魔 ヴォゲンム》を召喚。ターンエンドに何と2枚の《「無月」の頂 $スザーク$》の無月の門・絶を宣言すると《堕∞魔 ヴォゲンム》の能力で山札から13枚のカードを墓地に送り、バトルゾーンの《堕∞魔 ヴォゲンム》を含め12枚の魔導具が選ばれ、2体ともが無事召喚される。

 これによりみぃむは手札の《禁断の轟速 ブラックゾーン》《龍装者 バルチュリス》を失いmonokuroは一気に4枚のカードを引く。

 再び主導権を完全に握られてしまったみぃむは《龍装者 バルチュリス》をチャージするのみでターンを終える。

 後は、どう詰めるかという状態になったmonokuroだが、ここでは《堕呪 エアヴォ》を使い《ガル・ラガンザーク》の夢幻無月の門を宣言しながら《「無月」の頂 $スザーク$》に含まれる《堕魔 ドゥポイズ》を手札に戻す。

 前のGame同様2体の《「無月」の頂 $スザーク$》《ガル・ラガンザーク》が揃うと、1ターンを《堕魔 ドゥポイズ》による2体の《「無月」の頂 $スザーク$》の再利用に充て、みぃむの手札を奪いながらドローを進め山札の枚数を減らしにかかりると、monokuroの山札の枚数は残り3枚。

 自身のターンのドロー後に《神の試練》を使い山札の上から《秩序の意志》《堕呪 ボックドゥ》と公開すると、そこで得た追加ターンを消費することなく、バトルゾーンに揃った過剰打点でみぃむにダイレクトアタックを決めた!

みぃむ 0-2 monokuro

Winner:monokuro

 隣のテーブルでは【水火マジック】同型対決が行われており、そこの試合は速やかに終わった。そして続けてすぐ、こちらのテーブルも終わった。

 それくらいにmonokuroの手さばきと判断は早かった。

 確かな実力に裏打ちされたプレイと判断を武器に最強の【水闇魔導具】使いとなれるのか?そして優勝まで後2勝。

 栄光への舞台へ(物理的にも)駆け上がるべく、monokuroは準決勝へと向かうのであった。


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