デュエル・マスターズ

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DMGP2023-1st Day2(オリジナル)決勝Round 1:ささぼー vs. モノクマ

ライター:塚本 樹詩
撮影者:瀬尾 亜沙子

※撮影時のみマスクを外しています。  時は令和、《絶望神サガ》の登場により混迷を極めた現代デュエル・マスターズに「あの男」が帰ってきた!

 2006年からタイムスリップしてきた男は、当時と何も変わらぬ仕草、強さ、表情でデュエマを楽しみ、勝ち、気が付けば決勝トーナメントまで勝ち進んでいた!

 フィーチャー席に案内される時、脇に用意されたテーブルに荷物を置いて、デッキを携えてフィーチャー席へ向かうのだが、そこでの会話はお互いが知り合いでなければ滅多に発生しない。


しかし、男は対戦相手に気さくに話しかけ、初対面ながらも和やかな雰囲気を作り出していた。


 対戦相手であるモノクマは当然この男を知っていて、初めてのフィーチャーながら伝説の男と対戦出来ることに歓喜の表情を表していた。

Game

 男は試合が始まると、なんせ久しぶりのリアル大会なので先攻のモノクマがチャージした《百鬼の邪王門》をしっかりと確認したと思えば、《天災 デドダム》をマナチャージしてターンを終えると、手札は脇に置きモノクマの表情や挙動に、身を乗り出して観察する。

 この男は特段、アナログの情報を気にする、そういうプレイヤーだったということを筆者もここで思い出した。

 モノクマが《龍装者“JET”レミング/ローレンツ・タイフーン》から《蒼狼の大王 イザナギテラス》を捨てると、男は大きく頷き相手のデッキを察したようだった。

 男は2ターン目になるといきなり手札から2体の《》を矢継ぎ早に召喚すると続けざまに《極楽鳥》の召喚からすんなりと《十番龍 オービーメイカー Par100》に繋げるというバケモンムーブを見せつけるのだった!  しかし《十番龍 オービーメイカー Par100》のシビルカウントは達成されていないので、ここからは祈りの時間となる。

 手を合わせ《絶望神サガ》のコンボが決まらないように祈り続けると、モノクマが手札から使用したのは《機術士ディール / 「本日のラッキーナンバー!」》!宣言を3とすると、なんとか命は繋いだ形となった。  男はしっかりと《機術士ディール / 「本日のラッキーナンバー!」》の効果をジャッジに確認した後で手札から《キユリのASMラジオ》を使う!

 今度はモノクマが祈る側になるが山札からは《Disジルコン》《原始 サンナップ》がしっかりと登場することとなり《十番龍 オービーメイカー Par100》もシビルカウントを達成。

 《Disジルコン》のドローの後に、少し考えた後で男はターンエンド。

 一気に窮地に追い詰められたモノクマは答えを求め《氷牙レオポル・ディーネ公 / エマージェンシー・タイフーン》で山札を掘り進めるも《蒼狼の大王 イザナギテラス》を捨てるのみでターンを終える。

 返すターン、男は《Disメイデン》を召喚することにより締めのカードへとたどり着く。続けて《とこしえの超人》を召喚すると、男はジャッジに《とこしえの超人》《百鬼の邪王門》を封じていることを確認し、意を決して総攻撃を仕掛けた!

 まずは《》が先陣を切り《十番龍 オービーメイカー Par100》が一気に残りのシールドを食べると《》をモノクマの懐に飛び込ませる。

 モノクマが丁寧に手札から《百鬼の邪王門》を見せ、《とこしえの超人》で封じられているので負けですと丁寧に伝えると、男はモノクマと熱い握手を交わしたのだった! Winner:ささぼー  男の名前はささぼー、2006年のサマーギャラクシーリーグを光水火自然チューザで優勝した後にマジック:ザ・ギャザリングの世界へ移り、更にその後デュエル・マスターズ プレイスの配信を始め、ストリーマーとして再び多くの人から注目を集めることとなった。

 そして、数年ぶりにリアル大会に出ることが決まるとflat-の橋渡しで先日の最強位でも3位に入賞した強豪プレイヤーみれうに師事を仰ぐこととなった。わずか2週間という練習期間でここまでの戦績を叩きだしたのも驚きだが、同じデッキを使用し全勝で決勝トーナメントまで勝ち上がっていたみれうから試合の合間に更なる教えを得ているという。

 戦いの中から学びを得たりと男は大会中でも成長を続けていると筆者に語った。

 このバケモン師弟コンビがトーナメントの台風の目となるのか!?

 そして、再びリアルの世界のデュエマでもこの男の活躍が見られるようになるのか?

 何にせよ、楽しみがひとつ増えたことには間違いない。

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