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DMGP2023-1st :主催者インタビュー

ライター:金子 幹(鐘子)
撮影者:後長 京介

 昨年度2022年10月、諸々の情勢により約3年ぶりとなるDMGP2022を終え、本日ここ海浜幕張にて、DMGP2023-1stとしてグランプリに新たな歴史が刻まれることとなる。

 今回はそんな時代を作る陰の立役者ともいえる主催店舗ホビーステーションのイベント担当上森 秀之氏に前回のDMGP2022のインタビューに引き続き、話を伺うことができた。

前回DMGP2022を振り返る

--「よろしくお願いします。今回はお忙しいところインタビューを快諾していただき誠にありがとうございます。早速ですが前回のGP2022に引き続き、今回もホビーステーションが主催と相成りました。ざっくりとした質問ではありますが、今回のDMGP2023は前回よりも成功といえる認識でよかったでしょうか」

上森「こちらこそ、よろしくお願いします。ありがたいことに、今回も引き続き主催を担当させていただきました。DMGP2022に関しては3年の間隔があったため、ややこちら側でノウハウの継承が上手くいかなかったこともありましたが、今回はその経験を踏まえて様々な点が改善でき、おおむね前回よりも成功したといっていいのではないのかなと思いますね!」

--「自分も参加者の一人として肌感ではありますが、様々な点で前回よりも上回っていると実感します!そこでいきますと前回からの改善点とはどのようなものかお聞きしてもよろしいでしょうか?」

上森「まずは導線の確保です。前回はやや通路が手狭だったこともあり、今回のGPは前回と同程度の規模での開催なことを踏まえ、参加者が多ければスタッフもその分必要になってきます。参加者とスタッフ同士の移動がスムーズに行えるようかなり気を遣って設営しました。国内のカードゲームイベントで見ても4000人規模の大会を2日行うのは数多くなく、感染対策の観点からしても前回の会場よりも3000平米以上は大きな敷地でイベントを開いているんですよ」

--「3000平米!?とてつもない大きさですね。確かに自分も昨日スタッフとして稼働していましたが、導線の広さは自分が参加したイベントの中では他のTCGを含めても過去類を見ないほど広く取られているように感じました」
(※このインタビューはDay2にとられたもの。筆者はDay1にてジャッジスタッフとして稼働していた)

上森「ありがとうございます。そういっていただけると何よりですね。そのほかにも、列形成を会場外に配置したりなどスペースの確保にはかなり重きを置いています」

上森「また、改善した点と言えばGPクーポン販売も、ですね。前回はGPクーポンが完売したことにより、せっかく会場に来たのに一日中デュエル・マスターズを楽しめない参加者の方もいたことが心苦しく感じていました。今回はGPクーポンや商品は十分な量を用意したことで、前回よりも多くの方々にDMGPというイベントそのものを楽しんでいただけたと自負しています」

--「確かに今回GPクーポンが行きわたっていることもあり、特にサイドイベントの中でもデュエパーティーブースは前回の数倍以上の参加者の方がいたように感じます。こういってはなんですが、スタンプの商品交換目的だけなら、もっと手短に終わるようなブースもあるでしょうし、デュエパーティー自体を遊びたい!といった熱意のあるプレイヤーがこんなにも大勢いることに驚いているくらいです」

上森「実際凄い盛況ぶりだそうですね。こちらも前回の反省と繋がるのですが、とにかくGPに来られるようなプレイヤーの方々って『デュエル・マスターズをしたい』って熱意が本当にすごいんです。前回は先ほど話したように、その熱意を受け止めきれなかった。これが一番の課題でした。ですので、わたしとしても、参加者全員にデュエルマスターズを楽しんでほしいという想いが第一に、本戦で惜しくも負けた選手でも一日中楽しめるよう、サイドイベントの運営についてはかなり力を入れて臨みました」

--「確かに両日3回開催されているCSも全て満席だと伺っていますし、そのほかのサイドイベントも長蛇の列ができるほどの盛況ぶりです。今回は仰る通り、参加者の方々のデュエル・マスターズ愛を真正面から受けきった最高のイベントになったのではないでしょうか」

上森「ありがとうございます。そういっていただけて何よりです」

次世代への継承

上森「そういえば、本戦はもちろんのこと、サイドイベントのジャッジの皆さんの活躍も目覚ましいですね。今回は新らしくジャッジになられた方々が入っていると伺い、やや心配もありましたが、杞憂でした。本日まで大会進行周りで大きなトラブルはほぼないようでとても安心しています!」

--「自分も…というと恐縮ですが他のジャッジの方々もその言葉を聞くと、大変嬉しいと思います。昨日は実際に新しく認定ジャッジとなった新人の方々とフロアにて稼働していましたが、皆さん認定ジャッジになる前から店舗スタッフや自主公認大会で自主的にジャッジをしている方がほとんどで、自分の新人の頃の何倍もスムーズな動きをしていて安心感しかありませんでしたね…!」

上森「それはすごいですね……わたしたちは主催者側のスタッフとして運営を行いますが、ジャッジの皆様がいなければそもそも大型の競技イベントとしては成り立ちませんから、後進がそうやって育っているのは素晴らしいことだと思います」

上森「昨日の一日目はイレギュラーが起きないようにと、進行面で不安もあったものの、大きなトラブルなく終わったこともあり、二日目となる本日はジャッジスタッフのみなさんに対する不安は本当に一切ないですね。それこそ、このインタビューの受け答えがちゃんとできるかが一番心配なくらいです…!」

--「そんな緊張なさるだなんてこちらこそ恐縮です…!ただ今お話しに出ていた実際ホビーステーションの運営スタッフの方々にもジャッジと同じように、新しい方が入られているのでしょうか」

上森「もちろんいますよ。前回のDMGP2022は情勢のこともあり、約3年間のブランクがあったことで、運営スタッフにも入れ替わりがあったんです。それに伴って前回は運営ノウハウを若いスタッフに共有しきれなかったことが悔やまれました。今回は比較的前回のイベントと間をあけずに主催として開催できたので、昨年度新人だったスタッフから、今回GP初参加のスタッフにノウハウを授受できたりと、主催者側としても参加者の皆様に満足できるよう運営の練度を着々と上げていく所存です」

--「ありがとうございます。主催店舗のイベント担当の方のそういった自信を持った言葉が聞けますと、参加者としてはもちろん、ジャッジとしても大変安心できます」

さいごに

--「それでは、仮にという前提にはなりますが、次回以降のGPで主催を担当することになった場合の目標などはありますか?」

上森「もちろん、参加者を増やして…と言いたいところですが、これは現実問題会場の大きさ、動員するスタッフ数や、スケジュール、設営機材の搬入などを関係各所と慎重な協議を行わなければならないため、難しい部分はありますね。ですが、参加者の皆様一人一人のデュエマ愛を受けきれるように、一日中めいっぱいデュエマが楽しめるようなイベントづくりを今後も考案していければ……と考えています!」

--「川﨑さんからインタビューの前にお聞きしてはいましたが、上森さんのデュエル・マスターズに対する熱意、ただただ圧倒されます……!」

上森「ありがとうございます。自分としても昔から関わっていたカードゲームだけに、デュエル・マスターズに対する想いはひとしおなんです。デュエル・マスターズは本当に一戦一戦にドラマがあるゲーム。本日やこれからのイベントを通して、参加者の皆様のそのような体験ができるお手伝いができたらと思っています!!」

--「本日はありがとうございました!」

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