デュエル・マスターズ

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DMGP2024-1st ジャッジインタビュー:山口 晋之介氏

ライター:山口 海斗(ジャイロ)
撮影:瀬尾 亜沙子

 「僕はプレイヤーではありません。だからこそ、初心者の立場に寄り添えるジャッジを目指しています。」

 そう語るのは本日の主役、山口晋之介(HN:べる3)だ。

小林隆介(HN:004)と二人三脚で岡山のCSを運営している、第一期の認定ジャッジ。お世話になったプレイヤー、ジャッジは多いのではないだろうか。かくいう筆者もその1人である。

インタビュー:認定ジャッジ 山口晋之介

 まずはと思い、彼にデュエル・マスターズの思い出を尋ねると、手元のスマホケースから1枚のカードが出てきた。《エリアス》だ。


--「山口さんは《エリアス》を大量に集められているとのことですが、どうして《エリアス》なのですか?」

山口《アクアン》もいれば《コアクアンのおつかい》もある。このカードって、基本的にゲーム上強くはないじゃないですか。でも、そんなカードにもイラストを書かれた方がいて、テキストを考えられた方がいて、そんなことを考えていたら愛着が湧いて来たんですよ。」

--「それで集めるようになられたと。」

山口「集めることで、地元の方との交流にもなったので良い思い出ですね。僕が集めていると聞かれた方からプレゼントでいただくことも多かったです。強くはないので皆さん気前が良くって。」
 カードゲームの楽しさは何も対戦だけではない。好きなカードを集める、その過程にも価値があることを熱心に語る山口。そんな彼の今の目標を聞くと、「ジャッジはやっていて楽しいし、興味のある人はぜひやって欲しいな。」と真っ先に返ってきた。

--「ジャッジ業務の楽しさはどこにあると思われますか?」

山口「ジャッジとしてというより、これは何事にも当てはまるけど、経験を積んだ先にできることが増えるのは楽しいですよ。加えて、最初に述べたように知り合いが増えるのも楽しさだと思います。あとは、誰よりも多く決勝戦に居られるところとかですかね(笑)」

山口「大型大会のジャッジができることも楽しんでいます。新潟や福岡などで開催されたときは、翌日の旅行も含めて楽しんでいますね。」

 話を聞いていくと、デュエル・マスターズのみならず他のカードゲームのジャッジ活動も精力的にされているとのこと。

山口「具体名は出せませんが、全部で4タイトルはジャッジ(もしくはそれに近しい役割の)資格があります。僕はプレイヤーではない分、ジャッジを極めている形ですね。他TCGのジャッジ経験はやはり、デュエル・マスターズのジャッジ活動にも生きています。」
そういった活動に精力的なことは知っていたが改めて聞くと凄い量である。そんな彼が、ジャッジが増えて欲しいと望むのであれば、本記事では少しでもその役に立てるようにしたい。

--「これから認定ジャッジを目指される方に向けてアドバイスなどあればぜひ!」

山口「ジャッジ試験の開催はいつも突然なので、いつジャッジ試験が開催されても良いように、あらかじめの準備は必要だと思います。例えば、日頃から大会に参加するだけでも、プレイヤーがどこでつまづきやすいのかが分かり、ジャッジ対応がスムーズになります。」
山口「次にルールの勉強。公式HPで更新されているよくある質問を読んでみて、慣れたら総合ルールも読んでみて下さい。最初はナンノコトヤラかもしれませんが、慣れたら何が書かれているのかが読めてくると思います。その瞬間が楽しいのでぜひ頑張ってほしいです。」

山口「最後に、ジャッジの経験。認定資格が無くともジャッジはできます。運営のお手伝いから初めて、現場の対応などを学んでみて下さい。ルールを調べる能力など、経験で得られる能力はグングン上がるはずです。近くのCS主催者などに声をかけてみると、そのまま手伝いに入れることはあると思います。」

--「たくさんありがとうございました!どれも魅力的なアドバイスだったと思います!」

 最後まで物腰柔らかく、本当にイベントが好きだということが伝わってきた。また、「ジャッジを増やしたい」というのも彼の本望だろう。本文でジャッジに興味を持った方がいたら、先ほどのアドバイスを参考にして欲しい。しかし、CS数多あれど、ジャッジの経験も積めて、面倒見の良い先輩ジャッジがいて、定期的に開かれている、そんな都合のいいCSが…

山口「そんなときは、ぜひ岡山CS実行委員会までお越しください!いつでもお声がけお待ちしています!」

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