DMGP2024-1st Day2(オリジナル) 決勝Round 3:夢を信じてデュエルマスターズ vs. ぶぶん龍ぶぶんエンペラー
ライター:秋山 大空
撮影:瀬尾 亜沙子
仲間に呼びかけるのは、ぶぶん龍ぶぶんエンペラーのぶぶんぶんぶん。
デュエル・マスターズP'sのチーム同期の3人が、準決勝直前まで上がってきた。
A卓のゆーた/はP'sのBATTLE ARENA4thで優勝と言う実績を残しており、「紙の方でも優勝してやろうぜ!」と言う意気込みで今大会に殴り込んだ。
この勢いのまま準決勝まで駒を進めたいところだが、対戦相手は今大会最も勢いがあるかもしれないチーム。
予選Roundを1位で抜けた、チーム夢を信じてデュエルマスターズ。
こちらは、全国大会2023にて準優勝と言う成績を残したにわかをはじめとした強豪揃い。
「順位確認は…必要ないですね」とジャッジが言う。もちろん決勝Roundは全員先攻スタートだ。
TCGの雄とP'sの雄、今回はTCGでの戦いとなるが、勝つのはどちらか。
A卓:きや vs. ゆーた/
先攻:きや 互いに1ターン目に《アビスベル=覇=ロード》をマナチャージと、『闇自然アビス』ミラーマッチ。きやは《フェアリー・Re:ライフ》、ゆーた/は《ドミー=ゾー / 「倒したいか?」》の2ターンスタート。
≪ドミー=ゾー≫のアビスラッシュがある分ゆーた/の方がやや良いスタートだが、きやの先攻と言うアドバンテージは大きい。
当然きやは先に動くが、《フットレス=トレース / 「力が欲しいか?」》ではない。
『闇自然アビス』最高の動き、先攻3ターン目の《フェアリー・ギフト》《邪幽 ジャガイスト》!
しかもメクレイドから《謀遠 テレスコ=テレス》、更に《邪幽 ジャガイスト》の蘇生でもう1体が登場。
ゆーた/の手札は一気に削られ、反対にきやは4枚ドロー。 後手3ターン目のゆーた/。《謀遠 テレスコ=テレス》1体であれば《邪幽 ジャガイスト》のメクレイドが使えたが、2体並ばれると手札が足りない。
≪「力が欲しいか?」≫から《超霊淵 ヤバーダン=ロウ》。更に《邪幽 ジャガイスト》効果で≪フットレス=トレース≫を出しターンエンド。
ゆーた/にターンが回ってくるが、《謀遠 テレスコ=テレス》で手札が0になる。
正直なところ、ここまでの盤面を築き上げられてしまうと、勝ちの目はかなり薄い。
個人で負けても、チームで勝つ。
残りの2人に託すため、ゆーた/は時間をかけてぶぶんぶんぶんの相談に乗る。
一方きや。ここで確実に勝利を収め、他の2人の負担を減らしたい。
《ア:エヌ:マクア》でゆーた/の墓地をリセットし、革命チェンジした《アビスベル=覇=ロード》でシールドをブレイク。
ターンエンド、《謀遠 テレスコ=テレス》でゆーた/の手札をゼロに。
《ア:エヌ:マクア》で再び墓地をリセット。
先ほどゆーた/が召喚した《深淵の壊炉 マーダン=ロウ》のスレイヤーを利用し《ア:エヌ:マクア》を再利用することでみたびリセット。
場にも墓地にも何も残さない。
丁寧に丁寧にシールドをブレイクし、ダイレクトアタックまで詰め切った。
Winner:きや
B卓:にわか vs. ぶぶんぶんぶん
先攻:にわか 両者ともスタートは3ターン目。にわかは《支配の精霊ペルフェクト / ギャラクシー・チャージャー》1ヒット、ぶぶんぶんぶんは《フェアリー・Re:ライフ》。
更に≪ギャラクシー・チャージャー≫でマナを伸ばすにわか、一気に6マナ圏までジャンプアップだ。
ぶぶんぶんぶんも1ターン遅れたが、《フットレス=トレース / 「力が欲しいか?」》から《邪幽 ジャガイスト》を出し更にメクレイド。 ぶぶんぶんぶん「ムズいの来た!誰か!」
ここでA卓のゆーた/に相談する。
にわかの≪ギャラクシー・チャージャー≫は共に1ヒット。手札はそこまで潤沢ではない。
《深淵の壊炉 マーダン=ロウ》をメクレイドし、《闘門の精霊ウェルキウス》を墓地へ。
そして、墓地から出た《謀遠 テレスコ=テレス》で試合は一気にぶぶんぶんぶん側に傾く。
4ターン目を《閃光の神官 ヴェルベット / フェアリー・パワー》のマナブーストのみでターンを終えるにわか。
ぶぶんぶんぶんは《ア:エヌ:マクア》を召喚し、ゲームを終わらせる準備を整えた。
にわかの墓地にある《闘門の精霊ウェルキウス》の効果を使って《邪幽 ジャガイスト》を追加。
《邪幽 ジャガイスト》効果で場にアビスを並べ、《深淵の壊炉 マーダン=ロウ》のブレイクにトリガーは無し。
次に革命チェンジで登場した《アビスベル=覇=ロード》がシールドをブレイク… シールド・トリガー《ヘブンズ・ゲート》からの《闘門の精霊ウェルキウス》、《光の兄妹 るる&ルシファー》。
《光の兄妹 るる&ルシファー》効果で《聖魔連結王 ドルファディロム》登場。
《闘門の精霊ウェルキウス》効果、《光の兄妹 るる&ルシファー》、効果で《聖魔連結王 ドルファディロム》。
アビス達、壊滅。
ぶぶんぶんぶん「ごめん負けた!」
《アビスベル=覇=ロード》が残り《超霊淵 ヤバーダン=ロウ》を蘇生するが、《聖魔連結王 ドルファディロム》のEXを剥がし墓地へ戻っていく。
にわかターン。全力のカウンターでダイレクトアタックまで。
"逆転こそが、カードゲームだ。"
にわか「っしゃあ!!!!」
逆転快感カードゲーム、デュエル・マスターズ。
Winner:にわか
C卓:はやと vs. 川原あくの坊
先攻:はやと 今大会個人戦績10-0の男はやと。流石と言うべきか、2ターン目《巨大設計図》4ヒット。
これには川原あくの坊も苦しい表情。
《フェアリー・Re:ライフ》から《天災 デドダム》、《地龍神の魔陣》と川原あくの坊もかなり良いスタートを切っているが、はやとはそれを軽々と超えていく。
3ターン目≪ギャラクシー・チャージャー≫から《星門の精霊アケルナル / スターゲイズ・ゲート》から《闘門の精霊ウェルキウス》に≪閃光の神官 ヴェルベット≫。
ほぼ『巨大天門』の最大値。
4ターン目にして7マナに到達した川原あくの坊は《テック団の波壊Go!》で≪閃光の神官 ヴェルベット≫を破壊して一呼吸置く。 一方はやとは止まらない。《ヘブンズ・ゲート》からの《邪光魔縛 ネロマノフ=ルドルフⅠ世》、《闘門の精霊ウェルキウス》。
マナから回収した≪閃光の神官 ヴェルベット≫は、《闘門の精霊ウェルキウス》で即着地。
《グレート・グラスパー》で攻撃しなければ『グラスパーループ』は成立しない。
迎えた後攻5ターン目。
川原あくの坊「どうかな?」
B卓のぶぶんぶんぶんに問う。
ぶぶんぶんぶん「やるしかねぇよ」 《蒼狼の大王 イザナギテラス》召喚、そのままマナの《エンペラー・キリコ》に進化。
《エンペラー・キリコ》から出る3体に望みを託す。
出てきた3体は…
《貝獣 パウアー》、《貝獣 パウアー》、《水上第九院 シャコガイル》。
状況を打破するカードは、出てこなかった。
川原あくの坊「投了します」
はやと、個人戦績11-0。
Winner:はやと
夢を信じてデュエルマスターズ 3-0 ぶぶん龍ぶぶんエンペラー
Winner:夢を信じてデュエルマスターズ
「夢を信じてデュエルマスターズ」と言えば、アニメ『デュエル・マスターズVS』のEDの歌詞として、アニメ視聴者はお馴染みかもしれない。
チーム名はそこから取ったのだろうか、と3人に聞いてみた。
きや「いや、全然関係ないです。なんとなくつけました」
はやと「え!?俺歌詞だと思ってた!!」
にわか「じゃあ、半々ってことでお願いします」
3人のノリはいつも通り。これなら次も、全然大丈夫だろう。
"夢が叶うとき"は、もうすぐだ。
TM and © 2024, Wizards of the Coast, Shogakukan, WHC, ShoPro, TV TOKYO © TOMY