DMGP2026-1st Day1(アドバンス)準々決勝:YUNI@ vs. えもかふぇ
ライター:山口 海斗(ジャイロ)
撮影:瀬尾 亜沙子
YUNI@「あれ、デッキのシャッフルやりましたっけ?」えもかふぇ「あれ?わかんなくなっちゃった!」
BEST16からBEST8が決まる本戦3回戦を勝利し、記念撮影まで終えた彼らはどこか抜けたような調子であった。
無理もない。ここまで12回の対戦を終え、負けを許されるのはどんなに多くとも2回だけ。
直前の対戦を勝利したYUNI@もえもかふぇも、BEST8プロモの《偽りの希望 鬼丸「終斗」》が進呈されることは確定しており、気の抜けた会話も仕方がない。
しかも以降の対戦は全て2本先取のマッチ戦。
1戦1戦のボリュームが2倍3倍となって襲い掛かる。言うなれば、今この瞬間だけは戦士たちの束の間の休息時間である。
が、シールドの展開まで終えると雰囲気は一変。
これまでの目つきに戻る両名。ここを勝てば準決勝、あと1回勝てば全国。
BEST8まで登り詰めて、ここで満足できるプレイヤーなんていないのだから。
Game1
先攻:YUNI@
互いにチャージエンドを繰り返す静かな序盤。YUNI@の使う【光水闇邪眼帝】も、えもかふぇの使う【4cテレポート】も、序盤域がそこまでアグレッシブなデッキタイプではない。
3ターン目にYUNI@は《終止の時計 ザ・ミュート》を召喚して手札を入れ替え、えもかふぇは《我竜塔第七層 ハッスル・キャッスル》を実行してマナ加速。
未だ静かな展開が続く。
YUNI@は《冥土人形ヴァミリア・バレル》を召喚、えもかふぇのメイン火力でもある《剣轟の団長 ドギラゴン王道》の手札破壊に成功する。
えもかふぇの《我竜塔第七層 ハッスル・キャッスル》実行を受けて、手札が減った隙を逃さない。
えもかふぇのパスを見届けるとYUNI@の攻勢は止まらない。
《~世紀末の善悪~》を召喚し、尚もえもかふぇの手札を刈り取ることに成功。
えもかふぇがリソース源として期待した《モーニング・ABYFLHA・カイザー》。
続くターンに無事に覚醒して≪ラスト・GOLDEN・ドラゴン≫までたどり着くも、無情にもYUNI@の《冥土人形ヴァミリア・バレル》によって一発解体。
≪ラスト・GOLDEN・ドラゴン≫の置き土産で2ドローこそ行うが、YUNI@は《冥土人形ヴァミリア・バレル》を予めハイパー化しており、手札1枚は墓地に送られる。
残る1枚の手札も《青寂の精霊龍 カーネル / サイレント・ジェラシー》の下面で奪われ、G城の《我竜塔第七層 ハッスル・キャッスル》も墓地送りに。
えもかふぇは文字通り素寒貧でターンを迎え、チャージしかできずターンを返す。
えもかふぇは一矢報いるべく、《頂上連結 ロッド・ゾージア5th》を召喚して《改竄の炎 ボルメテウス・ハック》を破壊。
ハイパー化のためにタップ状態の《冥土人形ヴァミリア・バレル》へと攻撃する。も、あまりに多勢に無勢。
YUNI@はこの時点で《アーテル・ゴルギーニ》や《真気楼と誠偽感の決断》といったモードを選べる器用なカードたちを手札に抱えており、どのような動きに対しても構えられるようにしていた。
今回だって、タップ状態の《頂上連結 ロッド・ゾージア5th》を《アーテル・ゴルギーニ》で処理すればいい。それだけの話だ。
YUNI@の召喚した《アーテル・ゴルギーニ》で「コスト4以下のクリーチャーを1体、自分の墓地から出す。」効果を2回宣言したところでえもかふぇから《頂上連結 ロッド・ゾージア5th》効果の適応中である旨の指摘が入る。
ここで痛恨のミスに気づくYUNI@。この隙をえもかふぇは逃さない!
3コストで《偽りの希望 鬼丸「終斗」》を呼び出して目下の課題であった《冥土人形ヴァミリア・バレル》を処理すると、このゲーム中ずっとかかっていたドローロックが遂に外れる。
待っていましたと言わんばかりの、≪超次元エナジー・ホール≫の1ドロー、呼び出した≪ラスト・GOLDEN・ドラゴン≫による2ドロー。
《偽りの希望 鬼丸「終斗」》はハイパー化のためにタップされている《終止の時計 ザ・ミュート》とバトルすると、さらにおまけの1ドロー!
怒涛の5枚ドローで手札を取り戻したえもかふぇ。YUNI@にとってなかなかに堪える結果となってしまう。
が、ここでいかに冷静になれるか。犯してしまったミスをいかに取り戻せるかが重要なのだ。
その点、YUNI@は焦るそぶりは無く、切り替えてゲームを進めている。彼の強さが垣間見える。
引かれた手札を再度奪うべく、YUNI@は《~世紀末の善悪~》を送り込んだ。
YUNI@の手札の内、《青寂の精霊龍 カーネル / サイレント・ジェラシー》と《ウルの天宝》を捨ててえもかふぇに手札破壊を敢行。
ギリギリまで捨てるか悩んでいた《~進封せし大悪魔~》が手札に残ったことにより、このゲームの未来は大きく変わる。
返すえもかふぇのターン、手札もマナも潤沢な今こそ、一番の好機である。
えもかふぇがゲームを決め切るべく繰り出したのは《勝利龍装 クラッシュ“覇道”》!
もちろんB・A・Dで出しており、ターン終了時の破壊&追加ターン獲得を予約済だ。《勝利龍装 クラッシュ“覇道”》がYUNI@のシールドをW・ブレイク。
攻撃は止まない。続く《頂上連結 ロッド・ゾージア5th》もシールドをW・ブレイク。
《~世紀末の善悪~》や《アーテル・ゴルギーニ》というブロッカーを立てていたYUNI@だが、えもかふぇの攻撃は全て通し続けた。
手札に残した《~進封せし大悪魔~》を活かすため、ターンは返ってくるものとして、勝ち切るだけの打点を残すため。
えもかふぇの《頂上連結 ロッド・ゾージア5th》が踏み抜いたシールド2枚、待っていたのは《ウルの天宝》!
YUNI@が手札にキープしていた《~進封せし大悪魔~》が着地し、このターン出た《勝利龍装 クラッシュ“覇道”》は追加ターンを獲らずに手札に返される。
えもかふぇは全霊の攻撃を凌がれ、YUNI@には勝負を決めきるだけのクリーチャーが残っている。見事な切り替えを見せたYUNI@がまずは1勝を決めた。
YUNI@ 1-0 えもかふぇ
《~進封せし大悪魔~》を手札に持つという判断が奏功し、辛くも勝利したYUNI@。
一方で、11ターンに渡る激闘を経て残り時間は20分ほど。
最大あと2回戦あることを考えると時間の猶予は少ない。ここからゲームは更に加速する。
Game2
先攻:えもかふぇ
2ゲーム先取のマッチ戦になると直前に負けたプレイヤーが先攻となる。ゲーム上有利である先攻を不利なプレイヤーに渡すことで、よりフラットなゲーム環境を作ろうという仕組みだ。
本来ならば。
YUNI@の【光水闇邪眼帝】の基本戦術は手札破壊である。
この戦術、1ターン目のドローの無いえもかふぇの手札には痛烈に刺さる!
2ターン目、3ターン目と ≪サイレント・ジェラシー≫を連打するYUNI@。
4ターン目には《冥土人形ヴァミリア・バレル》も着地し、合計4ターンもの間、えもかふぇは何も動くことができずにターンを終えることに。
えもかふぇはどうにかして手札を取り戻すべく《モーニング・ABYFLHA・カイザー》を出した。
が、これも即座に《冥土人形ヴァミリア・バレル》によって手札と一緒に処理されてしまう。
えもかふぇのとっておき、《聖霊超王 H・アルカディアス》が駆けつけるも、ハイパー化された《冥土人形ヴァミリア・バレル》を前に自慢のドロー性能を発揮しきれない。
ゲームを決定づけるべく、YUNI@が送り出したのは自身のデッキ名でもある《~邪眼帝~》。
増やした墓地の中には最新弾からの刺客、《切札竜 ボルメテウス・リバース・ドラゴン》の姿が!
《~邪眼帝~》によってバトルゾーンへ呼び出される《切札竜 ボルメテウス・リバース・ドラゴン》。マンガさながらの絶望がえもかふぇを襲う。
続くYUNI@のターン、2体の《冥土人形ヴァミリア・バレル》をハイパー化させると、1枚だけシールドをブレイクして《切札竜 ボルメテウス・リバース・ドラゴン》のZラッシュが起動。
《切札竜 ボルメテウス・リバース・ドラゴン》はハイパーモードのテキストによって、シールド3枚の焼却と3枚のドローを…。
いや、2体の《冥土人形ヴァミリア・バレル》が要る都合「シールド3枚の焼却と6枚の手札破壊」を行う鬼神と成る。
逆札と化したボルメテウスがえもかふぇの逆転の芽を摘む!
あまりにもアグレッシブな手札破壊が炸裂し、YUNI@は瞬く間に勝利を収めるのだった。
YUNI@ 2-0 えもかふぇ
Winner:YUNI@
ギャラリーとして残っていた友人達に勝利を報告にするYUNI@。
決してラクな道のりではないが、それでもあと1勝さえできれば。
たくさんの友人達に見守られながら、YUNI@は次のステージへ。
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YUNI@ DMGP2026-1st アドバンス構築 |
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えもかふぇ DMGP2026-1st アドバンス構築 |
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