デュエル・マスターズ

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DMGP2026-1st Day2(オリジナル)準決勝:エイリアンP@神奈門 vs. ピンキ→

ライター:清水 勇貴(yk800)
撮影:瀬尾 亜沙子

 全ての試合が息ひとつ吐かせぬ緊張感に包まれるグランプリの中でも、準決勝以上の試合はとりわけ張り詰めた空気を纏いがちだ。全国大会の権利がかかっているから、というのはその理由の中でも大きなウエイトを占めている。

 準決勝。今日のビデオフィーチャーの話題を独占した2人が激突するその裏で、もうひとつの激戦が繰り広げられる。その緊迫感に呑まれぬように……と、意気込んでいたのだが。

  PCを抱えてテーブルに向かった筆者を出迎えたのは、陽気に話すエイリアンPピンキ→の明るい笑い声だった。

ピンキ→「いや〜、まさかこんなところまで来られるとは!」
エイリアンP「ほんとっすよね……! でも、来たからには勝たないと」
 写真撮影を終え、ゲームの準備を進めつつ向かい合う両者は、まるで旧来の知人のように談笑している。和やかなムード、親しげな会話。何よりもこの場にいることを楽しむ両者に、筆者の頬は緩む。

 しかし、同時にその手つきにはどこか強張りも感じられた。2人とも、大型大会でここまで勝ち進むのは初めての経験だというのだから、無理からぬことだろう。

 カードを並べ終えたら、ジャッジからいくつかの説明が行われる。制限時間などのルールについて、この対戦の後の進行の予定、そして賞品についての説明では、全国大会の出場権についても言及が行われた。

 エイリアンP@神奈門は今年高校3年生。3月開催の全国大会は大学受験とモロ被りのシーズンだ。勝っちゃったらどうしよう。そううそぶきつつも、エイリアンPは不敵に笑う。

エイリアンP「でも、それは勝たない理由にはならないんで」

 ピンキ→は返す。

ピンキ→「全力で楽しみましょう」

 そう、後のことなんて後で考えればいい。まずは、目の前の試合を全力で楽しむこと。そして、目の前の相手に全力で打ち勝つこと。

 それだけが、デュエリストのルールだ。

Game1

 エイリアンPは両手をパンパンと合わせ、ピンキ→の指先を固唾を飲んで見守る。

エイリアンP「頼む!」
ピンキ→「1枚、2枚ィ!」
エイリアンP「あぁ〜〜〜!」

 先攻《メンデルスゾーン》2ブーストを成功させたピンキ→の快哉……そして成功されてしまったエイリアンPの悲鳴から、ゲームは幕を開ける。

 続くエイリアンPの2ターン目はセット、ゴー。メタ(妨害)クリーチャーはなし! 絶好のチャンスを迎えたピンキ→だったが、

ピンキ→「ないんだよなぁ〜」

 ここは《ボルシャック・ドリーム・ドラゴン》《頂上連結 ロッド・ゾージア5th》もその手になく、ターンをエイリアンPに回さざるをえない。

エイリアンP「危なっ」

 そして、【ダーバンデ】というデッキに3ターン目が回すとどんなことは起こるのか。エイリアンPもピンキ→も、それはよく知っていた。

 ターンを受け取ったエイリアンPは《S級原始 サンマッド》をマナゾーンに埋め、すぐに3マナをタップ。

エイリアンP《ピザスターのアンティハムト》、ドローして《ピザスターのアンティハムト》、ドローして《俳句爵 Drache der’Bande》

 伝家の宝刀、《ピザスターのアンティハムト》連打からの《俳句爵 Drache der’Bande》着地。アンティパスト(前菜)としてはあまりにもヘビーな展開に、ピンキ→も胃もたれを隠せない。

 そのままエイリアンPは《俳句爵 Drache der’Bande》での攻撃を宣言し、攻撃時能力を解決する。少し迷いつつも、マナゾーンの《攻守の天秤》を唱えて全軍をアンタップ。《俳句爵 Drache der’Bande》が再度攻撃可能になり、すでに彼の盤面には相手を倒し切れるだけの打点が出来上がっている。

エイリアンP「まず2点!」
ピンキ→「トリガー……ありません!」

 大きく頷いて再度《俳句爵 Drache der’Bande》の攻撃、ここで《俳句爵 Drache der’Bande》の能力と《S級原始 サンマッド》のS級侵略を宣言!

 まずはマナゾーンの《キユリのASMラジオ》を唱え、《改竄の炎 ボルメテウス・ハック》《大集合!アカネ&アサギ&コハク》をチョイス。

 《大集合!アカネ&アサギ&コハク》はNEO進化せず横に置き、《S級原始 サンマッド》の登場時能力でマナゾーンに送られる。エイリアンPは打点を1点多く形成するよりも、《改竄の炎 ボルメテウス・ハック》を維持することを優先した。

エイリアンP「3点どうぞ!」
ピンキ→「トリガー……ないぃ!」

 「ハム連鎖」によりスピードアタッカーを得た《ピザスターのアンティハムト》が駆け抜け、1ゲーム目はエイリアンPの勝利となった。

エイリアンP@神奈門 Win!

エイリアンP@神奈門 1-0 ピンキ→


 電光石火。瞬く間にゲームが決着し、ピンキ→は首を傾げる。

ピンキ→「おかしいなぁ、埋まってないなあ」
エイリアンP「俺の祈りが伝わってくれたみたいですね」
ピンキ→「俺ももうちょい祈っとこ」

 デッキシャッフルの最中、目を閉じて相手のデッキに対して念を込めながら、丹念にファローシャッフルを続ける両者。再び開いたエイリアンPの視線が、ふとピンキ→のデッキの裏面に止まった。

 赤地のデザインに、子どもが憧れ描いたような「切り札」たちがポップに描かれ、中央には白抜き文字のロゴが躍動する。

「逆転こそが、カードゲームだ。」

エイリアンP「このスリーブいいよなぁ」
ピンキ→「こっちはこっちでカッコいいですけどね」

 エイリアンPのGPスリーブを褒め称えつつも、同時にピンキ→は彼自身のスリーブを信じ抜いていた。

ピンキ→「こっから絶対逆転する」

 果たして、ピンキ→の言葉通りの結末となるか。

Game2

 前ゲームを落としてあとがなくなったピンキ→。

 初動をコケればいよいよもって苦しいところだったが……《頂上連結 ロッド・ゾージア5th》《暴龍のT ミリオンベジータ》と続けざまにマナを並べて、2ターン目の《メンデルスゾーン》詠唱に成功。

 きっちり2ブーストを決め、スタートダッシュは上々だ。
 一方のエイリアンPも《飛翔龍 5000VT》をマナゾーンにセットし、《改竄の炎 ボルメテウス・ハック》を召喚。ひとまず《ボルシャック・ドリーム・ドラゴン》から踏み倒しが超連鎖する展開は押し留めた。

エイリアンP「ゾージアは止めてほしいな〜」
ピンキ→「……ないんすよねぇ〜」

 自己軽減で大型ドラゴンが飛んできかねない《メンデルスゾーン》後の3ターン目。しかし、ピンキ→の手札にその影はない。……が、埋め合わせというにはあまりにも強力な1枚を彼は持っていた。

 《宿禰マロン》をマナゾーンに埋め、おもむろに3マナをタップするピンキ→。

ピンキ→《世界のY チャクラ・デル・フィン》を召喚します」
エイリアンP「そいつドラゴンなの、ほんとになんで……?」

 シールド追加、それに反応するクリーチャーのタップ、さらにブロッカー。打点が止まりまくる能力の詰め合わせに、エイリアンPは急ブレーキを踏まされる。さらには、Zラッシュ起動後の呪文ロックも、軽量呪文を連打する《俳句爵 Drache der’Bande》にとっては致命的。

 まさに「天敵」ともいえる1枚が、わずか3マナで、捲り上等のドラゴンデッキから飛んでくるのだからたまらない。

 シールドを追加し、タップ能力誘発。《改竄の炎 ボルメテウス・ハック》を氷漬けにし、ピンキ→はターンを終了する。

 ここでエイリアンPはしばし思考の海へと潜る。目下最大の問題は、《世界のY チャクラ・デル・フィン》とどう向き合うかだ。

 このカードがある以上、《俳句爵 Drache der’Bande》で呪文を連打してリーサルを取りに行くことはできない。どうにかして退いてもらうか、あるいは盤面から打点を出し続けるか……。しかし、あまりここに拘泥しすぎれば、ドラゴンデッキのメインプランである踏み倒し連打で一気にゲームが捲られるやも……。

 悩んだ末にエイリアンPの出した結論は、≪豪腕のR ダグラジャパニカン≫の召喚。自身のシールドを1枚マナに送る。

 このターン中に《ピザスターのアンティハムト》から《轟腕のR ダグラジャパニカン》を出し、パワー9000にして《世界のY チャクラ・デル・フィン》を上から取れればベストだったのだが……エイリアンPのマナには火文明が足りなかった。

 次のターンを待つ選択肢もあるにはあったが、ここは《改竄の炎 ボルメテウス・ハック》のZラッシュを起動させて、ピンキ→のスピードアタッカーを止めることを優先する。

 そして、その選択は功を奏した。
 ピンキ→が召喚したのは《ボルシャック・ドリーム・ドラゴン》

 そのまま《改竄の炎 ボルメテウス・ハック》を踏みつけたいところだが、ハイパーモードによって即座の攻撃は封鎖されている。タップしたままの《改竄の炎 ボルメテウス・ハック》のメタ能力が自分自身を守り抜き、無事に次のターンを迎えられそうだ。

 ピンキ→は《世界のY チャクラ・デル・フィン》でプレイヤーを攻撃、1点ブレイクしてZラッシュをアクティベートする。こちらもブロッカーを立たせておくよりハイパーモードが持つ呪文ロックを優先し、返しの《俳句爵 Drache der’Bande》を起点とした展開を牽制した形だ。

 新能力「Zラッシュ」が生み出した新たなゲーム展開。シールドとバトルゾーンの二者を巡る丁々発止のやり取りが、テンポ良く織り重なっていく。

 エイリアンPの4ターン目。《ピザスターのアンティハムト》をマナゾーンに埋めた彼は、《轟腕のR ダグラジャパニカン》でプレイヤーに攻撃する。

 そのままZラッシュが起動して、マナに埋めたばかりの《ピザスターのアンティハムト》を踏み倒すと、ドローしてハム、さらにドローしてハム、続けざまに3体の《ピザスターのアンティハムト》が戦場を埋め尽くす!

 最後の《ピザスターのアンティハムト》から《俳句爵 Drache der’Bande》を公開すると、最初の《ピザスターのアンティハムト》の上にG-NEO進化させる。

 《ピザスターのアンティハムト》のパワー+3000によって《俳句爵 Drache der’Bande》は呪文なしでもパワー6000。相手のシールドを2枚ブレイクできるので、ここに《改竄の炎 ボルメテウス・ハック》と2体の《ピザスターのアンティハムト》で合計5打点を形成する。

 ……が、ここに来てなおエイリアンPを苛むのは、《世界のY チャクラ・デル・フィン》の影だ。ピンキ→を守るシールドは今、4枚ではなく、5枚。《世界のY チャクラ・デル・フィン》のシールド追加がエイリアンPの「あと1点」を遠ざける!

 しかし、次のターンに《頂上連結 ロッド・ゾージア5th》を出されれば、そもそも展開自体が封じられてしまう。盤面に居座る《ボルシャック・ドリーム・ドラゴン》を止められない以上、エイリアンPにできることはただひとつ。できるだけ強い盤面を作り、次のターンに望みを託すことだけだった。

 そして、ピンキ→へとターンは渡る。

 彼が召喚したのは、2体目の《ボルシャック・ドリーム・ドラゴン》《改竄の炎 ボルメテウス・ハック》をタップさせると、先んじてバトルゾーンにいた1体目の《ボルシャック・ドリーム・ドラゴン》ですかさず狙い撃ち。メタクリーチャーが退場して、スピードアタッカーも踏み倒しもその呪縛から解き放たれた。

 2体目の《ボルシャック・ドリーム・ドラゴン》がエイリアンPへと攻撃し、踏み倒し能力が待機。同時に宣言、デデデ・デンジャラ・ダッシュ、《剣轟の団長 ドギラゴン王道》。攻撃中の《ボルシャック・ドリーム・ドラゴン》に重ねて出し、能力でマナゾーンの《宿禰マロン》をバトルゾーンへ!

 4ブーストしてマナゾーンから《頂上連結 ロッド・ゾージア5th》《~輝きは奇跡そのもの~》と積み込み、待機していた踏み倒し能力から《頂上連結 ロッド・ゾージア5th》が降臨。EXライフシールドには今積み込んだ《~輝きは奇跡そのもの~》が埋まり、予定調和の「逆転」までもがスタンバイする。

 そして、《世界のY チャクラ・デル・フィン》は今なお健在。エイリアンPの呪文トリガーは封じ込められた。

 ここまで来れば、ピンキ→の独壇場だ。

ピンキ→「3点お願いします!」
エイリアンP「トリガー……ないです」

ピンキ→「ゾージアで2点!」
エイリアンP「……ないです!」

 《剣轟の団長 ドギラゴン王道》によりスピードアタッカーを得た《宿禰マロン》が駆け抜け、ピンキ→が2ゲーム目を奪取。1ゲーム目の意趣返しに成功する。

ピンキ→「楽しくなってきましたねぇ」
エイリアンP「いやー、ヒリヒリするなぁ」

 一進一退。カード1枚の差が、わずかな隙が、平等に勝敗を左右する。最高にエキサイティングで、最高にスリリングなこのゲームの名を。

エイリアンP「今、めちゃくちゃデュエル・マスターズしてるなぁ」

 勝負は、ラストゲームへ。

ピンキ→ Win!

エイリアンP@神奈門 1-1 ピンキ→


ピンキ→「よっし、逆転できる!」
エイリアンP「絶対負けないっすよ!」

 最終戦、泣いても笑っても最後のゲーム。デッキシャッフルを進める手にも心なしか熱がこもっている。開始前にあったわずかな緊張はもう微塵も感じられない。そこにあったのは、高揚感と闘志のみ。

エイリアンP「今日、自分以外の誰にも負ける気ないんで」
ピンキ→「カッコいいっすねぇ!」

 1-1のスコア。過熱していく2人のデュエリスト。

 ピンキ→の言葉尻だけ見れば茶化しているように感じられるかもしれないが、これが心からの賛辞なのは火傷しそうなほどに熱く伝わってくる。この真剣勝負を楽しんでいるのは、ピンキ→だって同じなのだから。

 今この瞬間、無数の中の2人はともに己の手で道を切り拓き、ともにこの場所まで登り詰め、そしてともにぶつかり合っている。

 「デュエル・マスターズ」という物語は、対戦することによってしか。自分と相手、2人のプレイヤーが揃わなければ紡がれない。なればこそ、今ここでテーブルを囲む2人は、ともに、そして等しく、「主人公」なのだろう。

エイリアンP「せっかく4800人のベスト4ですよ、カッコよくいきましょうよ」
ピンキ→「もちろん!」

 だから、会場に集った4800人。その中で向かい合うたった1人とたった1人の主人公は。

 この瞬間に賭ける想いを燃やし尽くして、最後のゲームに臨む。

Game3

 この3ゲームで初めて先攻からゲームを開始するエイリアンP。

 《大集合!アカネ&アサギ&コハク》《攻守の天秤》とマナを埋めていき、《大集合!アカネ&アサギ&コハク》を召喚、《俳句爵 Drache der’Bande》をマナに埋めて次のターンの4マナを見据える、順調な立ち上がり。

 一方のピンキ→は2ターン目の開始時まで怪しい顔色を見せていたが……トップのドローに笑顔を輝かせる!

ピンキ→「今日は持ってるぅ!」

 引いた《R.S.F.K. / オールイン・チャージャー》を即座にマナゾーンへと埋めて、火単色を確保。もちろんプレイするのは、

ピンキ→《メンデルスゾーン》ッ!」
エイリアンP「3戦全部2ターンメンデルマぁジ!?」

 つつがなく2ブーストを成功させたピンキ→。エイリアンPももはや笑うしかない。

 しかし、2ターン目ブーストから立ち上がったのはエイリアンPだって同じだ。単色セットから4マナを作り、《心転地と透幻郷の決断》をプレイ。ドローと実行のモードを選択し、手札を整えつつ《改竄の炎 ボルメテウス・ハック》をバトルゾーンへと送り込む。

 2ゲーム目ではこのクリーチャー1体に大いに苦しめられたピンキ→だったが、

ピンキ→「今回ばっかりは、ある!」


 タップインを処理しつつ、指し示すのは4枚のカード。マナゾーンに火と光が4枚、3マナ軽減されて4マナで召喚、《頂上連結 ロッド・ゾージア5th》

 前2ゲームではついぞ手札からプレイできなかったこのカードが、今の彼の手にはあった。即座に《改竄の炎 ボルメテウス・ハック》を破壊し、さらに返すターンの展開をロック。エイリアンPは窮地に追い込まれる。

 1体しかクリーチャーを出せない【ダーバンデ】に取れる選択肢は少ない。《轟腕のR ダグラジャパニカン》でマナを伸ばすも、マッハファイターで当たれる先はなく、踏み倒し能力も使えない。力なくターン終了を宣言するエイリアンP。

 そして、ピンキ→の夢が走り出す。

 《ボルシャック・ドリーム・ドラゴン》を召喚、攻撃宣言と同時に《剣轟の団長 ドギラゴン王道》をD・D・D。アンタップされている《頂上連結 ロッド・ゾージア5th》の上に重ねて、登場時能力でマナから《宿禰マロン》を引っ張り上げ4ブースト。

 勝利を目前にしても、ピンキ→の手つきは変わらない。マナゾーンから《頂上連結 ロッド・ゾージア5th》《~輝きは奇跡そのもの~》を探し出すと、山札上に積み込んでそのまま踏み倒し。

 仮に受け切られたとしても、展開ロックと全タップトリガーがあれば、ビートダウン相手にはまず負けない。練習で、そして今日の本番で、何度も繰り返してきたのであろうセットアップだ。

 エイリアンPも、ピンキ→も、やれることは最大限やり尽くした。

 あとは、祈る。

 2人はともに両の掌を擦り合わせ、その時を待った。

 《ボルシャック・ドリーム・ドラゴン》で2点。

 トリガーはなし。

 《剣轟の団長 ドギラゴン王道》で3点。

 トリガーは、なし。

ピンキ→《頂上連結 ロッド・ゾージア5th》でダイレクトアタックしたい!」
エイリアンP「……ありがとうございました!」

 右手を差し出すエイリアンP。
 感極まり、即座に両手で受け取るピンキ→。
 エイリアンPも思わずその上に左手を重ね、2人は固く握手を交わす。

 全力を賭してぶつかり合った2人の物語は、ピンキ→の逆転勝利で幕を閉じた。

ピンキ→ Win!

エイリアンP@神奈門 1-2 ピンキ→

Winner:ピンキ→


 普段はリモートを主体として、仲のいい友人と楽しくデュエル・マスターズをプレイしているというピンキ→。日ごろはCSなどの競技イベントにはほとんど出場せず、動画などでデッキリストを学びつつGPをはじめとする大型大会を目掛けて調整するのが彼のプレイスタイルだ。

 一方のエイリアンP@神奈門は競技イベントに精力的に参加し、常日頃から腕を磨いているという。今回のデッキチョイスも、実際にCSで使用して好成績を残せたことと、周囲の仲間の後押しがあって決めたのだそうだ。

 対照的なプレイスタイルで活動する2人。普段であれば交わらないであろうプレイヤーが向かい合い、見たこともないような物語が生み出されるのも、大型大会という舞台が人々を魅了してやまない理由のひとつだ。

エイリアンP「【ドギラゴン王道】系のデッキは《頂上連結 ロッド・ゾージア5th》が本当に厳しくて、不利対面だと思ってたし、実際に予選でも負けちゃって……決勝ラウンドに抜けてもう大丈夫かと思ってたんですけど、ここで当たっちゃったかぁ〜」

 試合後、力無く項垂れつつも振り返るエイリアンP。しかし、その目に灯る炎は消えていなかった。

エイリアンP「でも、まあ、あと1試合あるんで。そこで絶対に勝ちます」

 「この物語」は終わりを迎えたが、彼らの物語はまだ終わらない。彼らがデュエル・マスターズの舞台に立つかぎり、続いていく。

 まずは、この後の3位決定戦と決勝戦。彼らがこれからどのような物語を紡いでいくのか、その姿が今、何よりも楽しみだ。

 エイリアンP@神奈門
 DMGP2026-1st
 オリジナル構築
 26 クリーチャー
3 《改竄の炎 ボルメテウス・ハック》
2 《旋略のS アドミラル・アレグル》
4 《大集合!アカネ&アサギ&コハク》
4 《俳句爵 Drache der’Bande》
4 《ピザスターのアンティハムト》
4 《轟腕のR ダグラジャパニカン》
2 《世界のY チャクラ・デル・フィン》
1 《S級原始 サンマッド》
1 《単騎連射 マグナム》
1 《飛翔龍 5000VT》
 3 ツインパクト
2 《同期の妖精 / ド浮きの動悸》
1 《サケビ・ポエムシャウター / ♪いつまでも オレ様の歌は 終わらねぇ》
 11 呪文その他
2 《攻守の天秤》
1 《瞬閃と疾駆と双撃の決断》
4 《キユリのASMラジオ》
4 《心転地と透幻郷の決断》

 ピンキ→
 DMGP2026-1st
 オリジナル構築
 32 クリーチャー
2 《友情地龍 ルピア・ターン》
2 《世界のY チャクラ・デル・フィン》
4 《宿禰マロン》
4 《偽りの希望 鬼丸「終斗」》
4 《~輝きは奇跡そのもの~》
4 《頂上連結 ロッド・ゾージア5th》
4 《ボルシャック・ドリーム・ドラゴン》
4 《剣轟の団長 ドギラゴン王道》
1 《暴龍のT ミリオンベジータ》
1 《超竜バジュラズテラ》
1 《「GG」-001》
1 《∞龍 ゲンムエンペラー》
 4 ツインパクト
4 《R.S.F.K. / オールイン・チャージャー》
 4 呪文その他
4 《メンデルスゾーン》


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