全国大会2016:フォトカバレージ~古えのブースタードラフト編~

タカラトミーの倉庫の奥深くに眠る古えの拡張パックを使用したブースタードラフトが、日本一決定戦2016出場選手達とデュエマ関係者を交えて開催された!!
当記事では、その模様をお伝えしよう!!

ブースタードラフトを簡単に説明しますと、参加者はそれぞれ2パックずつ開封し、10枚のカードの中から1枚を選択してピック、ピックしなかった残りのカードを左隣のプレイヤーに渡し、右隣のプレイヤーから渡される9枚のカードの中から1枚を選択、と10枚のカードをピックするまで繰り返していき、最終的に合計カード枚数が30枚の即興デッキができ上がるまで行います。
参加者の間では、クロスギアを巧みに操ることが勝利への鍵を握ると噂されていますが果たして?

主に岡山県を中心に活動しているプレイヤーで、岡山のCSだけに留まらず、自身の車で仲間達と共に関西方面や山口県の方にも遠征しているとのこと。
ブースタードラフトについて話を伺ってみると、普段から定期的にブースタードラフトを行っているようで、未知なる環境の今回のブースタードラフトにおいては、軽めのカードを重点的に集めた光水闇の文明を中心としたデッキを狙っていきたいと語ってくれました。
そんな「B」選手の特徴的なピック選択シーンを追いかけてみることにします。

最初の1枚は、パワーのサイズ感とゲーム終盤の圧倒的なカードアドバンテージを生み出す 《英霊貴族ムーンライト》 を選択。

スーパーレア枠として闇文明の 《黒神龍ベルザローグ》 が回ってきましたが、9マナはさすがに重過ぎるということで、このブースタードラフトで重要な位置付けのクロスギアをピックします。

□1パック目 第4ピック: 《バブル・ランプ》
《サブマリン・レイバー》 を最大限に生かすため、他の文明のカードには目もくれず水文明の軽いクリーチャーを選択。

ピックの候補となるカードとして、相手の攻勢を遅らせることのできる 《ハンマーヘッド・クラスター》 が一緒に回ってきたのですが、相手の手札に眠る強力なカードに対する回答となり得る 《パクリオ》 を選択。冒頭の「B」選手の写真で手にしているように、思い入れのある1枚をデッキに加えました。



□1パック目 第7ピック: 《アクア・ムーンエッジ》
□1パック目 第8ピック: 《精撃の使徒アリッサ》
クロスギアをシンプルに生かすことのできる“アクセルでパワー+3000”サイクルのクリーチャー3種を確保。
◆1パック目のピックを終え、水文明のカードと闇文明のカードを中心に選択し、右隣のプレイヤーとの文明の住み分けは成功しているように見えます。2パック目もこの流れで強力な水闇デッキができそうな雰囲気に。

より速いビートダウンとカードアドバンテージの獲得を重視したコンセプトを目指すべく、その両方の要素を兼ね備えた 《デクロワゾー・ブローチ》 を即座に選択。

待望の重量級クロスギア 《マキシマム・ディフェンス》 が流れてきたものの、フィニッシャーとしてのポテンシャルを秘めている 《ミント・ミラージュ》 も一緒に流れてきてしまい、後者を選択。なかなかに悩ましい2択です。


□2パック目 第6ピック: 《サブマリン・レイバー》
この巡目で2枚目の 《英霊貴族ムーンライト》 と 《サブマリン・レイバー》を手にすることに成功し、次の3パック目において強力な闇文明と水文明のカードが流れてくることに期待が持てる流れができつつあるようです。
◆3パック目を控え、「B」選手がドラフト前にイメージしていた通りのピックができている状況で、あとはクロスギアを2~3枚ほど確保できればといった感じ。

最後のダメ押しを演出するS・トリガー呪文 《バリアント・スパーク》 が出てくるも、ストイックに 《明浄の守護者ベインズ・セーレ》 を選択します。

待望の3枚目のクロスギアを確保。

比較的遅めの巡目となったこのタイミングで、2枚目となる 《ミント・ミラージュ》 をゲット。






なお、今大会でも注目を集めた「ダイコン」選手の年齢は11歳で、なんと今回のブースタードラフトで使用している拡張パックは「ダイコン」選手が生まれる前の商品だというのですから驚きです!!



以上、駆け足ではありましたが『フォトカバレージ~古えのブースタードラフト~』をお伝えいたしました。
皆さんも近くのお店などでもブースタードラフトをやってみて、一味違うデュエマを楽しんでみてください!!
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