全国大会2018 Round 6:どてら(宮崎) vs. Runo(埼玉)
大会において、デッキ選択は重要な要素の一つである。
あるプレイヤーは環境を緻密に分析しメタゲームに合わせたデッキを使い、あるプレイヤーは自分が信じるデッキを選択する。
「5Cは《フェアリー・ミラクル》が出た時から使っていて愛着がある」と語るどてらは、後者のプレイヤーと言える。
対するRunoの使用デッキは『光水自然チェンジザ』。現環境トップのデッキの一つであり、その中でも有利を取れるデッキが多いこのデッキを選択したRunoは、まさに前者のプレイヤーだ。
デッキ選択理由こそ違うが、両者に共通する、重要なことが一つある。
それは「自分が後悔しないデッキ」を選択することだろう。
先攻:どてら
お互い2ターン目の《フェアリー・ライフ》からスタートするが、先にメインの動きにアクセスしたのは後攻のRuno。《フェアリー・シャワー》を唱え、増えたマナから《》を召喚。
一方どてらは、《ドンドン吸い込むナウ》で《界王類邪龍目 ザ=デッドブラッキオ》を回収すると、Runoの≪龍装艦 チェンジザ≫の返しに《コクーン・シャナバガン》でマナを増やしつつ《偽りの王 ヴィルヘルム》を手札に加える。
5ターン目、Runoは2体目の≪龍装艦 チェンジザ≫で《フェアリー・ライフ》を唱えアドバンテージ差をつけていく。
≪龍装艦 チェンジザ≫が並ぶものの、1体はどてらが召喚した《界王類邪龍目 ザ=デッドブラッキオ》によってマナゾーンへと除去される。
Runoは《怒流牙 佐助の超人》で《気高き魂 不動》を捨てそのままマナへ。
更に《ソーナンデス》の「J・チェンジ」で登場した《ドンジャングルS7》が≪龍装艦 チェンジザ≫をバトルゾーンに戻しつつ《界王類邪龍目 ザ=デッドブラッキオ》を破壊。
しかし、ここで《偽りの王 ヴィルヘルム》が登場。≪龍装艦 チェンジザ≫を墓地へ送りつつ、マナを増やすどてら。
どてらの5Cドラゴンにおいては《「覇道」の頂 シュラ・ベートーベン》によってマナのドラゴンが手札の代わりとなる。《偽りの王 ヴィルヘルム》での大量ブーストに成功してしまえば、重量級ドラゴンを連打することも夢ではない。
だが、リソース量はRunoも負けていない。《龍素記号Sr スペルサイクリカ》で《フェアリー・シャワー》を唱え、更に手札とマナを増やす。
どてらは《フェアリー・ミラクル》を唱えた後、《界王類邪龍目 ザ=デッドブラッキオ》で≪龍装艦 チェンジザ≫を再びマナゾーンへ送り返す。
Runoが《フェアリー・シャワー》と《ディメンジョン・ゲート》で手札を整える中、どてらも《偽りの王 ヴィルヘルム》効果で次々とマナを増やしていく。
先の展開で手札が無くなったどてら。祈りを込め、力強くドローするが、ここは何もせずターンを終える。
豊富な手札とマナを確保する一方で山札の枚数が心許ないRunoは、《》で《怒流牙 サイゾウミスト》を召喚し山札を回復。
ターンが回ってきたどてらは、再びトップデックに祈りを込める。
プレイしたカードは《コクーン・シャナバガン》。
《百族の長 プチョヘンザ》を手札に加え、《偽りの王 ヴィルヘルム》の攻撃時に革命チェンジ。《怒流牙 佐助の超人》から《斬隠蒼頭龍バイケン》が登場するものの、これによってRunoとどてらの盤面が逆転する。
盤面を失ったRuno。だが、これまでに稼いだ豊富な手札とマナが残っている。
返すターン、≪龍装艦 チェンジザ≫を召喚。
効果で唱えた《》で9を宣言し、《ドンジャングルS7》から《気高き魂 不動》、手札から《Dの牢閣 メメント守神宮》を展開。
1ターンで一気にバトルゾーンを固めるRunoに対し、《偽りの王 ヴィルヘルム》の再召喚を封じられ、バトルゾーンへの干渉手段を制限されたどてら。
《Dの牢閣 メメント守神宮》のDスイッチで《百族の長 プチョヘンザ》がタップされる中、《「覇道」の頂 シュラ・ベートーベン》を召喚しマナの枚数を確認するどてら。
マナの《偽りの王 モーツァルト》を召喚するにはほんの少し足りず、マナから登場した《ニコル・ボーラス》がRunoの手札を削り取る。
しかし、《「覇道」の頂 シュラ・ベートーベン》を手札に戻しつつ《斬隠蒼頭龍バイケン》が登場。
《「覇道」の頂 シュラ・ベートーベン》を再び召喚されれば、マナゾーンの《偽りの王 モーツァルト》によってクリーチャーが一掃されることは想像に難くない。
どてらの公開領域に見えている防御トリガーを確認し、攻撃の計算をするRuno。 残った手札から《ディメンジョン・ゲート》を唱え、《》を回収。続いて《》で《龍素記号Sr スペルサイクリカ》を手札に加える。
そして、墓地には《》。
≪ジャミング・チャフ≫と≪「本日のラッキーナンバー!」≫によって防御手段を封じられたどてらは、Runoの攻撃を防ぎきることはできなかった。
Winner:Runo
あと一歩届かなかったどてらだが、その表情からは、長年愛用してきたデッキと共に全国大会の舞台まで勝ち上がってきた満足感が垣間見えた。
どてらは、後悔のないデッキ選択をしたのだ。
あるプレイヤーは環境を緻密に分析しメタゲームに合わせたデッキを使い、あるプレイヤーは自分が信じるデッキを選択する。
「5Cは《フェアリー・ミラクル》が出た時から使っていて愛着がある」と語るどてらは、後者のプレイヤーと言える。
対するRunoの使用デッキは『光水自然チェンジザ』。現環境トップのデッキの一つであり、その中でも有利を取れるデッキが多いこのデッキを選択したRunoは、まさに前者のプレイヤーだ。
デッキ選択理由こそ違うが、両者に共通する、重要なことが一つある。
それは「自分が後悔しないデッキ」を選択することだろう。
先攻:どてら
お互い2ターン目の《フェアリー・ライフ》からスタートするが、先にメインの動きにアクセスしたのは後攻のRuno。《フェアリー・シャワー》を唱え、増えたマナから《》を召喚。
一方どてらは、《ドンドン吸い込むナウ》で《界王類邪龍目 ザ=デッドブラッキオ》を回収すると、Runoの≪龍装艦 チェンジザ≫の返しに《コクーン・シャナバガン》でマナを増やしつつ《偽りの王 ヴィルヘルム》を手札に加える。
5ターン目、Runoは2体目の≪龍装艦 チェンジザ≫で《フェアリー・ライフ》を唱えアドバンテージ差をつけていく。
≪龍装艦 チェンジザ≫が並ぶものの、1体はどてらが召喚した《界王類邪龍目 ザ=デッドブラッキオ》によってマナゾーンへと除去される。
Runoは《怒流牙 佐助の超人》で《気高き魂 不動》を捨てそのままマナへ。
更に《ソーナンデス》の「J・チェンジ」で登場した《ドンジャングルS7》が≪龍装艦 チェンジザ≫をバトルゾーンに戻しつつ《界王類邪龍目 ザ=デッドブラッキオ》を破壊。
しかし、ここで《偽りの王 ヴィルヘルム》が登場。≪龍装艦 チェンジザ≫を墓地へ送りつつ、マナを増やすどてら。
どてらの5Cドラゴンにおいては《「覇道」の頂 シュラ・ベートーベン》によってマナのドラゴンが手札の代わりとなる。《偽りの王 ヴィルヘルム》での大量ブーストに成功してしまえば、重量級ドラゴンを連打することも夢ではない。
だが、リソース量はRunoも負けていない。《龍素記号Sr スペルサイクリカ》で《フェアリー・シャワー》を唱え、更に手札とマナを増やす。
どてらは《フェアリー・ミラクル》を唱えた後、《界王類邪龍目 ザ=デッドブラッキオ》で≪龍装艦 チェンジザ≫を再びマナゾーンへ送り返す。
Runoが《フェアリー・シャワー》と《ディメンジョン・ゲート》で手札を整える中、どてらも《偽りの王 ヴィルヘルム》効果で次々とマナを増やしていく。
先の展開で手札が無くなったどてら。祈りを込め、力強くドローするが、ここは何もせずターンを終える。
豊富な手札とマナを確保する一方で山札の枚数が心許ないRunoは、《》で《怒流牙 サイゾウミスト》を召喚し山札を回復。
ターンが回ってきたどてらは、再びトップデックに祈りを込める。
プレイしたカードは《コクーン・シャナバガン》。
《百族の長 プチョヘンザ》を手札に加え、《偽りの王 ヴィルヘルム》の攻撃時に革命チェンジ。《怒流牙 佐助の超人》から《斬隠蒼頭龍バイケン》が登場するものの、これによってRunoとどてらの盤面が逆転する。
盤面を失ったRuno。だが、これまでに稼いだ豊富な手札とマナが残っている。
返すターン、≪龍装艦 チェンジザ≫を召喚。
効果で唱えた《》で9を宣言し、《ドンジャングルS7》から《気高き魂 不動》、手札から《Dの牢閣 メメント守神宮》を展開。
1ターンで一気にバトルゾーンを固めるRunoに対し、《偽りの王 ヴィルヘルム》の再召喚を封じられ、バトルゾーンへの干渉手段を制限されたどてら。
《Dの牢閣 メメント守神宮》のDスイッチで《百族の長 プチョヘンザ》がタップされる中、《「覇道」の頂 シュラ・ベートーベン》を召喚しマナの枚数を確認するどてら。
マナの《偽りの王 モーツァルト》を召喚するにはほんの少し足りず、マナから登場した《ニコル・ボーラス》がRunoの手札を削り取る。
しかし、《「覇道」の頂 シュラ・ベートーベン》を手札に戻しつつ《斬隠蒼頭龍バイケン》が登場。
《「覇道」の頂 シュラ・ベートーベン》を再び召喚されれば、マナゾーンの《偽りの王 モーツァルト》によってクリーチャーが一掃されることは想像に難くない。
どてらの公開領域に見えている防御トリガーを確認し、攻撃の計算をするRuno。 残った手札から《ディメンジョン・ゲート》を唱え、《》を回収。続いて《》で《龍素記号Sr スペルサイクリカ》を手札に加える。
そして、墓地には《》。
Winner:Runo
あと一歩届かなかったどてらだが、その表情からは、長年愛用してきたデッキと共に全国大会の舞台まで勝ち上がってきた満足感が垣間見えた。
どてらは、後悔のないデッキ選択をしたのだ。
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