デュエル・マスターズ

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全国大会2025 準決勝:kaisora vs. さんやみ

ライター:齋藤 陽(あーくん)
撮影:後長 京介

kaisora「実感ないな」
さんやみ「実感ない……。けど、ここまで来たらプロモ、欲しいっすね」

 4/61。数字にすると呆気ないが、この瞬間は全デュエル・マスターズプレイヤーの中でTOP4ということになる。
 全国大会の準決勝。ここを勝てば世界にそれぞれ1枚しかない《アビスラブ=ジャシン帝》のプロモーションカードへと手が届く位置まで来た。

さんやみ「後手だけど、マッチか……」

 携えたデッキは【水闇COMPLEX】。kaisoraの使う【4cder’Bande】には大きく有利がついているため、少し安心といったところだろう。

 予選で対決したときは《俳句爵 Drache der’Bande》が先攻3ターン目に走りきったとのことだが、それは幸運だったとkaisora本人も認識している。

 さんやみはメタ(妨害)クリーチャーで雁字搦めにすれば勝ち。逆にkaisoraは、それらが揃う前に走り切るしかない。

 決勝進出を懸けた一戦が、始まる。

Game 1

先攻:kaisora
 ここまで来ると、二人とも緊張したのだろうか。予選で見られた軽口はない。
 互いにレインボーカードを埋め、静かにゲームを進める。

 動き出したのはさんやみから。
 2ターン目に《同期の妖精 / ド浮きの動悸》を召喚。
 kaisoraのマナにある《煙幕の聖沌 k3mur1 / 聖沌忍法 メカくしの術》を無力化し、即敗北の筋を潰す。

 対するkaisora《ネ申・マニフェスト》をプレイ。
 手札を整えて、次のターンの準備をする。

――だが、ここでさんやみの一手

さんやみ「≪ボン・キゴ≫召喚で」

 走れない。

 何もなければほぼ詰み。しかしkaisora《心転地と透幻郷の決断》で対応する。
2体を除去し、盤面の立て直しを図る。

 さんやみはこれに≪ド浮きの動悸≫でカウンター。そして空になったバトルゾーンに2枚目の《ボン・キゴマイム / ♪やせ蛙 ラッキーナンバー ここにあり》を送り込む。

 盤面を作らないと始まらない。
 kaisoraは、《大集合!アカネ&アサギ&コハク》《ネ申・マニフェスト》で手札の質を高めていく。

 5ターン目。
 さんやみ《貴布人 テブルカッケ=エディ》を召喚。
 《アーテル・ゴルギーニ》《修羅の死神フミシュナ / 「この先は修羅の道ぞ」》を墓地に送り、後続を確保。

 更に≪同期の妖精≫を墓地から召喚。
 ≪同期の妖精≫、≪ボン・キゴマイム≫、そして十分なリソース。詰みは目前だ。

 対するkaisora《俳句爵 Drache der’Bande》に進化させる。
 これは≪ボン・キゴマイム≫に阻まれ走れない。

「このまま帰ってくれば――」
 《ネ申・マニフェスト》のシンカパワーに一縷の望みをかける。

 対するさんやみは動じない。墓地から《アーテル・ゴルギーニ》を召喚。
 蘇生を2回選択し、墓地から呼ばれた2体の≪修羅の死神フミシュナ≫がkaisoraの手札を狩り尽くす。
 そして余った1マナで《飛翔龍 5000VT》

 詰み。

 誰が見ても明らかな盤面。それを一番理解するkaisoraは、トップドローを見届けて投了した。

kaisora 0-1 さんやみ


kaisora「きち~よ~」

 ≪ボン・キゴマイム≫が重い。
 それを守る≪同期の妖精≫が厄介だ。
 ドローを咎める《冥土人形ヴァミリア・バレル》がキツい。
 《キユリのASMラジオ》を止める《DG ~裁キノ刻~》が鬱陶しい。

 嘆いていても仕方がない。
 不利は承知。kaisoraは、次のゲームへ気持ちを切り替える。

Game 2

先攻:kaisora

 さっきより悩まずに《俳句爵 Drache der’Bande》をセットするkaisora。「持っている」という合図だ。
 さらに《煙幕の聖沌 k3mur1 / 聖沌忍法 メカくしの術》をマナに置いて《一音の妖精》を召喚。王手を匂わせていく。
 対するさんやみは2ターン目に《DG ~裁キノ刻~》《キユリのASMラジオ》を撃たせず、顔に来いという主張だろう。

「ここがラストチャンス」

 そう睨んだkaisoraは、《一音の妖精》《俳句爵 Drache der’Bande》に進化させて攻撃。

 マナから≪聖沌忍法 メカくしの術≫を唱え、《俳句爵 Drache der’Bande》をアンタップさせる。

 向かうシールドには――

 無常。

 ターンを受け取ったさんやみ《冥土人形ヴァミリア・バレル》を召喚し、《俳句爵 Drache der’Bande》を戦前から引き剥がす。

 続くターン、kaisoraはマナチャージのみでターンを終えた。

 4ターン目。
 さんやみは≪ボン・キゴマイム≫を召喚し、《冥土人形ヴァミリア・バレル》をハイパー化。
 手札を増やせない。走り出すこともできない。山札から踏み倒すこともできない。
 じわじわとkaisoraの選択肢がなくなっていく。

 ともあれ、まずは盤面を作らないと始まらない。《ピザスターのアンティハムト》を召喚し、《俳句爵 Drache der’Bande》に進化させるkaisora
 《冥土人形ヴァミリア・バレル》と≪ボン・キゴマイム≫が誘発し、アドバンテージ差が開く。

 もちろんさんやみはこれに対応。
 《アーテル・ゴルギーニ》でマイナスと蘇生を選択。墓地から≪同期の妖精≫が返ってくる。
 選ばせない。引かせない。殴らせない。山札を触らせない。
 一つずつ、確実に奪っていく。

 kaisora《大集合!アカネ&アサギ&コハク》を召喚し、そのまま《S級原始 サンマッド》に進化させて少しでも状況の改善を図るが、さんやみは続くターンに再度≪同期の妖精≫を召喚。横には《飛翔龍 5000VT》
 選ばせない。引かせない。殴らせない。山札を触らせない。そして出させない。

 どうしようもない。

 kaisoraに残った権利はマナチャージをすることくらいだ。

 訪れた後攻7ターン目。
 2枚目の≪同期の妖精≫を追加し、《心転地と透幻郷の決断》を完全にケア。そして《冥土人形ヴァミリア・バレル》で更に手札を削るさんやみ
 最後に追い打ちの《飛翔龍 5000VT》を召喚。もちろんハイパー化も忘れない。

 準備は整った。殴れるクリーチャーを仕分け、《飛翔龍 5000VT》で3点を宣言する。

 S・トリガーは入ってない。≪同期の妖精≫でG・ストライクは無効化されている。
 全てを奪われたkaisoraに残された最後の権利。

kaisora「頑張って。投了するわ」

 現代最強の決闘者。準決勝にて散る。

kaisora 0-2 さんやみ

 kaisora
 全国大会2025 日本一決定戦
 オリジナル
 24 クリーチャー
4 《洗打の妖精》
3 《一音の妖精》
4 《ネ申・マニフェスト》
4 《大集合!アカネ&アサギ&コハク》
4 《俳句爵 Drache der’Bande》
4 《ピザスターのアンティハムト》
1 《S級原始 サンマッド》
 4 ツインパクト
4 《煙幕の聖沌 k3mur1 / 聖沌忍法 メカくしの術》
 12 呪文その他
3 《ジャスミンの地版》
1 《瞬閃と疾駆と双撃の決断》
4 《キユリのASMラジオ》
4 《心転地と透幻郷の決断》

 さんやみ
 全国大会2025 日本一決定戦
 オリジナル
 28 クリーチャー
1 《DARK MATERIAL COMPLEX》
4 《DG ~裁キノ刻~》
4 《冥土人形ヴァミリア・バレル》
2 《裏斬隠 テンサイ・ハート》
1 《貴布人 テブルカッケ=エディ》
2 《奇天烈 シャッフ》
4 《アーテル・ゴルギーニ》
4 《忍蛇の聖沌 c0br4》
3 《魔誕の斬将オルゲイト》
3 《飛翔龍 5000VT》
 12 ツインパクト
4 《同期の妖精 / ド浮きの動悸》
4 《ボン・キゴマイム / ♪やせ蛙 ラッキーナンバー ここにあり》
4 《修羅の死神フミシュナ / 「この先は修羅の道ぞ」》

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