山形超CSⅢ 準々決勝:taka vs. かつん
2019年8月の山形超CSⅢ。そこは2015年の世界だった。
右を見ると『アナデッド』。左を見ると『アナデッド』。決勝ラウンド進出者の1/3が『アナデッド』。
『アナデッド』が活躍するこの会場は確かに2015年……
いや、違う。この会場で活躍しているのは2015年の『アナデッド』ではない。
《S級不死 デッドゾーン》が《SSS級天災 デッドダムド》に変わり、《禁断機関 VV-8》が加わったことで当時の弱点である「決定力」と「手札の余裕の無さ」をほぼ完璧と言って良い形で克服した最新の『アナデッド』だ。
『アナカラー(水闇自然)デッドゾーン』から『アナカラーデッドダムド』へ。
2015年の環境デッキ基盤は4年の歳月を経て、2019年の環境に返り咲いた。
その『デッドダムド』を操るかつんの対面に座るのはtaka。使用するのは、登場した2017年から大きな構築の変化を繰り返し環境に食い込み続ける『ジョーカーズ』の最新版『ジョーカーズミッツァイル』。
両者ともデュエル・マスターズを15年以上プレイしている古参プレイヤーだ。
『アナデッド』が活躍した2015年も、『ジョーカーズ』が登場した2017年も環境を追い続けてきた2人。
知識、思い出、そして経験。様々な積み重ねを背負い、今この瞬間の全力をぶつけ合う時がやってきた。
先攻:taka
takaの先手2ターン目《ヤッタレマン》召喚を合図にゲームスタート。
かつんは2ターン目までマナチャージのみでターンを終えるが、その間にtakaの『ジョーカーズミッツァイル』が爆発的に動き出す。
ターン開始時のマナチャージはなく、召喚された2体目の《ヤッタレマン》、《ウォッシャ幾三》、GR召喚《ゴッド・ガヨンダム》をタップし《夢のジョー星》プレイ。
増えた火マナから召喚した《BAKUOOON・ミッツァイル》でタップした4体を破壊し、《The ジョラゴン・ガンマスター》2体と《パッパラパーリ騎士》、《ゴッド・ガヨンダム》がバトルゾーンに並ぶ。
続けて展開したGRクリーチャーをタップして2枚目の《夢のジョー星》を唱え、《タイク・タイソンズ》を追加。
ターンが返ってきたかつんだが、マナはこのターンチャージして3枚。《虹速 ザ・ヴェルデ》には届かず、《天災 デドダム》を召喚してターン終了。
4ターン目。マナから召喚された《バングリッドX7》と3枚目の《夢のジョー星》、《BAKUOOON・ミッツァイル》によってtakaのバトルゾーンに次々とGRクリーチャーが展開されていく。
そして展開の末、唱えられた2枚の《ジョジョジョ・マキシマム》。
《光牙忍ハヤブサマル》が1度目の攻撃を防ぐが、2度目の攻撃がかつんのシールドを貫いた。
taka 1-0 かつん
4ターン目までに《夢のジョー星》を3回も唱える驚異の動きで1Game目を先取したtaka。
しかし、次のGameはかつんの先手で始まる。
波に乗るtakaに、先手を取った『デッドダムド』の盤面処理能力が牙を剥く。
先攻:かつん
両者の初動は2ターン目。
《悪魔妖精ベラドンナ》でマナを増やすかつんに対し、takaは1Game目と同じく《ヤッタレマン》スタート。
先程の展開が頭を過るが、今度はかつんの《虹速 ザ・ヴェルデ》が間に合った。
《ヤッタレマン》を破壊されたtakaは、《ウォッシャ幾三》と《ゴッド・ガヨンダム》を場に並べる。
厄介なクリーチャーの除去に成功したかつんは《無修羅デジルムカデ》をGR召喚された《ラフシアⅢ》につけ、takaの展開を強く抑制する。
《怒ピッチャコーチ》で《ツタンメカーネン》をGR召喚するが、《無修羅デジルムカデ》の影響でタップイン。
かつんはマナから2体目の《虹速 ザ・ヴェルデ》を召喚し、《SSS級天災 デッドダムド》のSSS侵略。《ウォッシャ幾三》と《ゴッド・ガヨンダム》を破壊。
更にもう一体の《虹速 ザ・ヴェルデ》で《ツタンメカーネン》攻撃時に再びSSS級侵略が発動。takaのバトルゾーンが一瞬で空になった。
《バングリッドX7》と《BAKUOOON・ミッツァイル》で5体のGRクリーチャーを並べる動きも、タップインするのみで更なる展開には繋がらない。
かつんは《テック団の波壊Go!》とSSS級侵略によって盤面を完全に処理すると、そのままシールドをブレイクし2Game目を奪取した。
taka 1-1 かつん
侵略を繰り返し、1枚の《SSS級天災 デッドダムド》でtakaのバトルゾーンを難なく空にする除去能力。
驚くべきことに、これがこのアーキタイプの「普通」なのだ。
『デッドダムド』の極まった地力は、『ジョーカーズミッツァイル』にとって大きな壁となって立ちはだかる。
先攻:taka
takaは3ターン目に《単騎連射 マグナム》を召喚し、かつんは《ディメンジョン・ゲート》で《虹速 ザ・ヴェルデ》をサーチする、先の2試合と比べ比較的ゆっくりとしたスタートとなった3Game目。
4ターン目に並べられた《怒ピッチャコーチ》と《The ジョラゴン・ガンマスター》を、サーチした《虹速 ザ・ヴェルデ》とマナからのSSS級侵略で捌くかつん。
takaのバトルゾーンを空にしたものの、マナから侵略を行ったため次の動きまでに少し隙が生まれることとなる。
一方、takaは《夢のジョー星》をマナを支払って唱えた後、ターンを跨ぎ《ウォッシャ幾三》で《ツタンメカーネン》をGR召喚。
盤面にジョーカーズが並ぶが、かつんの《無修羅デジルムカデ》が後続をシャットアウト。
《無修羅デジルムカデ》の圧力が重くのしかかる中、やることは一つ。既に展開されているクリーチャーで終わらせればいい。
勝負に出るtaka。
《怒ピッチャコーチ》でGR召喚し、条件を満たした《ジョジョジョ・マキシマム》をG・ゼロ詠唱。
場に残っていた《怒ピッチャコーチ》に《ジョジョジョ・マキシマム》の効果を乗せ、全てのシールドをブレイク…
唱えた《ジョジョジョ・マキシマム》は1枚。
今回の《ジョジョジョ・マキシマム》は、かつんには届かない。
ターンを終え、バトルゾーンを駆ける《SSS級天災 デッドダムド》を見届けると、takaは手を差し出した。
taka 1-2 かつん
Winner:かつん
優勝まであと2回。次に待つのはミノミーの『水魔導具』。
自身のデッキと経験を信じ、かつんは次の試合へ臨む。
右を見ると『アナデッド』。左を見ると『アナデッド』。決勝ラウンド進出者の1/3が『アナデッド』。
『アナデッド』が活躍するこの会場は確かに2015年……
いや、違う。この会場で活躍しているのは2015年の『アナデッド』ではない。
《S級不死 デッドゾーン》が《SSS級天災 デッドダムド》に変わり、《禁断機関 VV-8》が加わったことで当時の弱点である「決定力」と「手札の余裕の無さ」をほぼ完璧と言って良い形で克服した最新の『アナデッド』だ。
『アナカラー(水闇自然)デッドゾーン』から『アナカラーデッドダムド』へ。
2015年の環境デッキ基盤は4年の歳月を経て、2019年の環境に返り咲いた。
その『デッドダムド』を操るかつんの対面に座るのはtaka。使用するのは、登場した2017年から大きな構築の変化を繰り返し環境に食い込み続ける『ジョーカーズ』の最新版『ジョーカーズミッツァイル』。
両者ともデュエル・マスターズを15年以上プレイしている古参プレイヤーだ。
『アナデッド』が活躍した2015年も、『ジョーカーズ』が登場した2017年も環境を追い続けてきた2人。
知識、思い出、そして経験。様々な積み重ねを背負い、今この瞬間の全力をぶつけ合う時がやってきた。
Game 1
先攻:taka
takaの先手2ターン目《ヤッタレマン》召喚を合図にゲームスタート。
かつんは2ターン目までマナチャージのみでターンを終えるが、その間にtakaの『ジョーカーズミッツァイル』が爆発的に動き出す。
ターン開始時のマナチャージはなく、召喚された2体目の《ヤッタレマン》、《ウォッシャ幾三》、GR召喚《ゴッド・ガヨンダム》をタップし《夢のジョー星》プレイ。
増えた火マナから召喚した《BAKUOOON・ミッツァイル》でタップした4体を破壊し、《The ジョラゴン・ガンマスター》2体と《パッパラパーリ騎士》、《ゴッド・ガヨンダム》がバトルゾーンに並ぶ。
続けて展開したGRクリーチャーをタップして2枚目の《夢のジョー星》を唱え、《タイク・タイソンズ》を追加。
ターンが返ってきたかつんだが、マナはこのターンチャージして3枚。《虹速 ザ・ヴェルデ》には届かず、《天災 デドダム》を召喚してターン終了。
4ターン目。マナから召喚された《バングリッドX7》と3枚目の《夢のジョー星》、《BAKUOOON・ミッツァイル》によってtakaのバトルゾーンに次々とGRクリーチャーが展開されていく。
そして展開の末、唱えられた2枚の《ジョジョジョ・マキシマム》。
《光牙忍ハヤブサマル》が1度目の攻撃を防ぐが、2度目の攻撃がかつんのシールドを貫いた。
taka 1-0 かつん
4ターン目までに《夢のジョー星》を3回も唱える驚異の動きで1Game目を先取したtaka。
しかし、次のGameはかつんの先手で始まる。
波に乗るtakaに、先手を取った『デッドダムド』の盤面処理能力が牙を剥く。
Game 2
先攻:かつん
両者の初動は2ターン目。
《悪魔妖精ベラドンナ》でマナを増やすかつんに対し、takaは1Game目と同じく《ヤッタレマン》スタート。
先程の展開が頭を過るが、今度はかつんの《虹速 ザ・ヴェルデ》が間に合った。
《ヤッタレマン》を破壊されたtakaは、《ウォッシャ幾三》と《ゴッド・ガヨンダム》を場に並べる。
厄介なクリーチャーの除去に成功したかつんは《無修羅デジルムカデ》をGR召喚された《ラフシアⅢ》につけ、takaの展開を強く抑制する。
《怒ピッチャコーチ》で《ツタンメカーネン》をGR召喚するが、《無修羅デジルムカデ》の影響でタップイン。
かつんはマナから2体目の《虹速 ザ・ヴェルデ》を召喚し、《SSS級天災 デッドダムド》のSSS侵略。《ウォッシャ幾三》と《ゴッド・ガヨンダム》を破壊。
更にもう一体の《虹速 ザ・ヴェルデ》で《ツタンメカーネン》攻撃時に再びSSS級侵略が発動。takaのバトルゾーンが一瞬で空になった。
《バングリッドX7》と《BAKUOOON・ミッツァイル》で5体のGRクリーチャーを並べる動きも、タップインするのみで更なる展開には繋がらない。
かつんは《テック団の波壊Go!》とSSS級侵略によって盤面を完全に処理すると、そのままシールドをブレイクし2Game目を奪取した。
taka 1-1 かつん
侵略を繰り返し、1枚の《SSS級天災 デッドダムド》でtakaのバトルゾーンを難なく空にする除去能力。
驚くべきことに、これがこのアーキタイプの「普通」なのだ。
『デッドダムド』の極まった地力は、『ジョーカーズミッツァイル』にとって大きな壁となって立ちはだかる。
Game 3
先攻:taka
takaは3ターン目に《単騎連射 マグナム》を召喚し、かつんは《ディメンジョン・ゲート》で《虹速 ザ・ヴェルデ》をサーチする、先の2試合と比べ比較的ゆっくりとしたスタートとなった3Game目。
4ターン目に並べられた《怒ピッチャコーチ》と《The ジョラゴン・ガンマスター》を、サーチした《虹速 ザ・ヴェルデ》とマナからのSSS級侵略で捌くかつん。
takaのバトルゾーンを空にしたものの、マナから侵略を行ったため次の動きまでに少し隙が生まれることとなる。
一方、takaは《夢のジョー星》をマナを支払って唱えた後、ターンを跨ぎ《ウォッシャ幾三》で《ツタンメカーネン》をGR召喚。
盤面にジョーカーズが並ぶが、かつんの《無修羅デジルムカデ》が後続をシャットアウト。
《無修羅デジルムカデ》の圧力が重くのしかかる中、やることは一つ。既に展開されているクリーチャーで終わらせればいい。
勝負に出るtaka。
《怒ピッチャコーチ》でGR召喚し、条件を満たした《ジョジョジョ・マキシマム》をG・ゼロ詠唱。
場に残っていた《怒ピッチャコーチ》に《ジョジョジョ・マキシマム》の効果を乗せ、全てのシールドをブレイク…
唱えた《ジョジョジョ・マキシマム》は1枚。
今回の《ジョジョジョ・マキシマム》は、かつんには届かない。
ターンを終え、バトルゾーンを駆ける《SSS級天災 デッドダムド》を見届けると、takaは手を差し出した。
taka 1-2 かつん
Winner:かつん
優勝まであと2回。次に待つのはミノミーの『水魔導具』。
自身のデッキと経験を信じ、かつんは次の試合へ臨む。
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