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超CSⅣ福岡 決勝Round 2:taka vs. ゆきだるま。

ライター:河野 真成
撮影者:後長 京介

 2018年、『ジョラゴンジョーカーズ』は全国の頂点に立った。
 2019年、相棒の《ガヨウ神》の殿堂により、ジョラゴンは勢力の縮小を余儀なくされた。
 2020年、《ジョット・ガン・ジョラゴン》の殿堂により、『ジョラゴンジョーカーズ』は消滅した。

 しかし長い雌伏の時を経て、競技シーンにジョラゴンは帰ってきたのだ。

 超CS福岡の前日である7月29日、関西でCSに出場していたdottoが1つのデッキを優勝させた。

 それが懐かしの『ゼロジョーカーズ』だった。

 《ジョット・ガン・ジョラゴン》は1枚しかないものの、《ヤッタレマン》《パーリ騎士》《アイアン・マンハッタン》といった懐かしの顔ぶれが並ぶデッキだった。
 
 《ガヨウ神》の殿堂解除、そして《勝熱と弾丸と自由の決断》《ジョリー・ザ・ジョニー Final》といった新カードは、『ゼロジョーカーズ』を環境に押し戻したのだ。
 takaが使用していたのも、同じジョーカーズのデッキだった。
 
taka《勝熱と弾丸と自由の決断》《ジョリー・ザ・ジョニー Final》が発表されてからずっと考えていたデッキで……だから、昨日夜行バスの中でdottoさんが優勝した情報を見た時は絶望しましたね(笑) (考えていたリストと)1枚違いだったんですよ」

 しかし本人の絶望?とは裏腹に、ここまでtakaは快進撃を披露している。ジョー編の主人公たるジョーカーズ、その中でも王道の切り札たる《ジョット・ガン・ジョラゴン》は、この大会で再び頂点を狙っていた。
 
 だがこの時、我々はまだ気が付いていなかった。
 
 ゆきだるま。が使うもう一つの主人公デッキが、圧倒的なパワーを背景に眼前まで迫ってきていることに……。
 

先攻:ゆきだるま。

 先攻のゆきだるま。は《王来英雄 モモキングRX》をチャージしてターンを終了。対してtakaは《ジョギラゴン&ジョニー ~Jの旅路~》をチャージする。

 続くターン、ゆきだるま。の動きは《メンデルスゾーン》。2マナ加速に成功する。

 さて、最近流行りのデッキに《ブランド <NEXT.Star>》使ったものがある。これは火水自然の3色を使うデッキで、《超竜バジュラズテラ》をフィニッシャーに《切札勝太&カツキング ー熱血の物語ー》《禁断竜王 Vol-Val-8》といったカードが採用されている。

 相手が3色であれば、《ジョリー・ザ・ジョニー Final》が4マナで召喚することが可能で、後手であっても機能するだろう。

 しかし、ゆきだるま。のマナには、水のカードは落ちなかったし、《ブランド <NEXT.Star>》《超竜バジュラズテラ》といったカードも見えない。

 これはもしかして、《ブランド <NEXT.Star>》のデッキではない……?

 異変を察知したtakaは《ジョリー・ザ・ジョニー Final》を諦めてマナに置き、《ヤッタレマン》を召喚する。
 
 ゆきだるま。は《ボルシャック・ドラゴン / 決闘者・チャージャー》を2回唱えて、マナを伸ばしながら手札を蓄えていく。先攻3ターン目ですでに7マナ、そして《ボルシャック・クロス・NEX / ボルシャック英雄譚》も手札に加わった。
 
 これをまともに食らってはひとたまりもない。

 このターンに大きな動きか、《ポクチンちん》などで対抗したいが……takaに出来たのは、マナチャージのみ。
 
 さて、こうなると元祖主人公たるボルシャックがその真価を発揮する。
 
 ゆきだるま。は《ボルシャック・クロス・NEX / ボルシャック英雄譚》を唱える。
 山札を6枚見て、《龍騎旋竜ボルシャック・バルガ》《ボルシャック・クロス・NEX / ボルシャック英雄譚》2体、そして《ボルシャック・モモキングNEX》《ボルシャック・栄光・ルピア》……なんと全てのカードがボルシャック!

 更に《ボルシャック・モモキングNEX》《龍騎旋竜ボルシャック・バルガ》が、新たなボルシャックを次々と呼び寄せていく。

 気付けば、盤面には10を超えるボルシャックたちが、集まっていた。

 ……初代《ボルシャック・ドラゴン》のフレーバーテキストによれば、その怒りに触れるとひとつの都市が消滅するという。
 ゆきだるま。の盤面には都市を軽く100は滅ぼせそうなほどのボルシャックが並び……。
 takaとゼロジョーカーズの希望や夢もろとも、消滅させた。
 
Winner:ゆきだるま。


 積み重ねた主人公の歴史の差を見せつけ、ゆきだるま。は見事にtakaに勝利した。
 
ゆきだるま。「最初は『ガイアハザード退化』みたいなコントロール系のデッキを練習していたんですけど……。時間切れとかも考えるときに、ボルシャックの方がいいな、と。マナも増やせて、複数展開が出来るのでコントロール系のデッキにも勝ちやすいと思っています」
 
 実際、《ボルシャック・クロス・NEX / ボルシャック英雄譚》は凄まじい。一度唱えてしまえば、ボルシャックの同窓会でも始まったんかというくらいに、ボルシャックは次々と集合する。この出力は、確かに《ブランド <NEXT.Star>》のデッキにはない強みだろう。

 さて、takaと『ゼロジョーカーズ』の旅路はここで終わってしまったが、《勝熱と弾丸と自由の決断》《ジョリー・ザ・ジョニー Final》といったカードは、まだ登場したばかりだ。
 
 ジョーカーズにも、まだまだ未来がある。
 
 ボルシャックとともに、主人公デッキとしてこれからも競技の歴史に名前を残していくことだろう。

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