超CSⅣ福岡 Round 7:荒木。 vs. 以央
ライター:塚本 樹詩
撮影者:後長 京介
お互いに1敗なので、ここで負ければ決勝トーナメントに上がれない可能性もあり、なんとしても勝っておきたいところだろう。
そして、ここで驚くべき内容の試合が始まった!
先攻:荒木。
ジャンケンに勝った荒木。がマナチャージからターンを返すと、以央もカードを引きマナチャージ。1ターン目の光景としてはさほど珍しくないのだが、このやり取りが、なんと5ターンも続いた!
荒木。のマナゾーンには《竜魔神王バルカディア・NEX》や《死神術士デスマーチ》といった【ドロマー退化】のパーツがチャージされていて、以央のマナゾーンには《新世界王の闘気》や《アルカディアス・モモキング》《怒りの影ブラック・フェザー》といった【JO退化】のパーツがチャージされているのだが、二人は5ターンもの間、何もアクションを起こすことはなかった。
ここから、ようやく先手6ターン目に荒木。の初動が見える。《氷牙レオポル・ディーネ公 / エマージェンシー・タイフーン》の呪文面を使い、ドローをせずに《竜魔神王バルカディア・NEX》を捨てるという小テクを使った後に《死神術士デスマーチ》を召喚。続いて《白騎士の精霊HEAVEN・キッド》で退化コンボを決めると《竜魔神王バルカディア・NEX》が山札から《禁断竜王 Vol-Val-8》を引き連れワールド・ブレイク。
先程《氷牙レオポル・ディーネ公 / エマージェンシー・タイフーン》でドローをしなかったのは《竜魔神王バルカディア・NEX》の効果での選択肢となるクリーチャーを先に引いてしまわないようにという、緻密なテクニックだった。
そして、《竜魔神王バルカディア・NEX》に呪文を封じられ、残る打点である《禁断竜王 Vol-Val-8》がジャストダイバーなので【JO退化】には返す手段はなかった。先に動くことができた荒木。がそのまま勝利となった。
Winner:荒木。
前代未聞のドローゴー合戦を制した荒木。ここで下振れを解消し、決勝ラウンドで上振れが爆発するか!?尚、以央も決勝ラウンドに進出できたので、真に下振れを解消できたのは以央の方かもしれない。
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