デュエル・マスターズ

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超CSⅣ静岡 Round 7:天馬 vs. かいろはす

ライター:秋山 大空
撮影者:瀬尾 亜沙子


 予選が進むにつれ『ハザード退化』も数を減らし、徐々に全国大会2019からメタゲームに存在していたデッキの活躍も目立ってきた。

 『JO退化』は勿論だが、『グルメ墓地』や『火単』が減ったことによりシェアを増やした『水闇魔道具』の存在感も予選開始時より大きくなっている。

 そんな中、決勝進出のラインも見えてくるRound 7では、天馬が使用する『グルメ墓地』と、かいろはすが使用する『水闇ムートピア』の試合をお届けする。


先攻:天馬

 天馬はまず、2ターン目に《巨大設計図》で4枚を手札へ。
 更に3ターン目に≪ツインパクト・マップ≫で手札に加えた《巨大設計図》で4枚を手札に加えG0で《天幕船 ドンデンブタイ》を召喚。

 一方かいろはすは、2ターン目に《堕呪 ゴンパドゥ》
 3ターン目にもう一度《堕呪 ゴンパドゥ》から《セイレーン・コンチェルト》を挟み《ア・ストラ・センサー》《堕呪 バレッドゥ》を手札に加え《超宮兵 マノミ》をG0で2体召喚。

 3ターン目にして、天馬の手札は10枚。
 かいろはすは手札こそあまり増えていないものの、墓地の呪文を増やしつつ山札を掘り進め手札の質も高まっている。

 お互いに素晴らしいスタートを切り、次のターンにはお互い本格的に動き出せるタイミングとなった。

 しかし、デュエル・マスターズはターン制のゲームだ。
 そしてターン制のゲームである以上、先攻と後攻の差からは逃れられない。

 先に動いたのは先攻の天馬。

 《樹食の超人》が登場し、8枚のクリーチャーが墓地へ送られる。

 そして、これまでに唱えてきた呪文は全てツインパクト。

 墓地の11枚のクリーチャーを参照し、1マナで《暴走龍 5000GT》が登場する。

 続いて《暴走龍 5000GT》をマナへ送り、墓地から《大樹王 ギガンディダノス》をフシギバース。

 動き出す前に手札を全てマナに送られてかいろはすは、天馬の墓地を確認したのち行動せずターンエンド。墓地には《大樹王 ギガンディダノス》《ブラキオ龍樹》が2枚ずつ。

 次のターンに盤面を整えるには十分だ。

 天馬は召喚した2体目の《暴走龍 5000GT》をマナに送り《大樹王 ギガンディダノス》をフシギバース。

 更にその《大樹王 ギガンディダノス》を使い《ブラキオ龍樹》をフシギバース。

 《ブラキオ龍樹》でクリーチャーの効果を封じ、打点も十分にある。『水闇スコーラー』の防御手段的に、ワールドブレイカーと3体のクリーチャーを捌き切るのは難しいだろう。

 再び手札が無くなったかいろはすは、長考の末苦しそうに宣言した。







「デビルドレーン撃ちます」

 デビルドレーンで5枚のシールドを手札に変換するかいろはす。
 《月下旋壊 ド・リュミーズ》を唱え、《ア・ストラ・センサー》《堕呪 カージグリ》を回収。もう一度《月下旋壊 ド・リュミーズ》《堕呪 バレッドゥ》《堕呪 カージグリ》《ブラキオ龍樹》を除去。G0で《超宮兵 マノミ》、≪魔導管理室 カリヤドネ≫を召喚。

 ここまで行ってしまえば、後は回し切るだけ。

 効果で唱えるのは《セイレーン・コンチェルト》《エナジー・Re:ライト》《堕呪 ゴンパドゥ》

 マナの《次元の嵐 スコーラー》を回収し、二つの呪文の効果でドロー。《次元の嵐 スコーラー》をG0で2体召喚。《月下旋壊 ド・リュミーズ》で更にドロー。操作済みの残り少ない山札から《セイレーン・コンチェルト》を引き、すぐに唱えて墓地へ落としておく。

 かいろはすは、そのまま追加ターンに突入する。

 《ア・ストラ・センサー》で残り3枚の山札を確認。

 《神出鬼没 ピットデル》を挟んで《I am》を召喚し、クリーチャーを全て手札へ戻す。手札の≪魔導管理室 カリヤドネ≫を召喚し、《セイレーン・コンチェルト》含めた3枚を唱えG0で《超宮兵 マノミ》を召喚し、《セイレーン・コンチェルト》をドロー。

 回収した《次元の嵐 スコーラー》《I am》を再び召喚…

 《堕呪 ウキドゥ》を唱えたかいろはすを見て、ループすることを確認した天馬は投了を宣言した。

Winner:かいろはす

 猶予はたった1ターン。
 その1ターンで、賭けに出るためのチャンスを引き当て、更はその賭けに勝利したかいろはす。

 デュエル・マスターズはターン制のゲームだ。

 そしてターン制のゲームである以上、1ターンで全てが変わることもあるのだ。


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