超CSV大阪 決勝Round 3:のすけ/浅果七美P vs. 過去の栄光ルピア
ライター:塚本 樹詩
撮影者:出端 敏夫
ここでフィーチャーに選出されたのはのすけ/浅果七美Pと過去の栄光ルピア。
のすけ/浅果七美Pは今期もアベレージの高さをみせ、現時点でDMPランキング16位以内に入っており、このまま順位を維持できれば前期の成績で今年度の日本一への参加が可能になっている。
ここで順位を上げ、更にポイントを稼ぐことによって、参加権利は招待へと格上げされる未来が待っている。
それだけでない、その強さを認知されているのすけ/浅果七美Pだが、それに見合うはずのタイトルはまだ未所持のままだ。
そんな記念すべき瞬間はのすけ/浅果七美Pにとって今日かもしれないのだ。
しかし、それは過去の栄光ルピアも同じことだった。超CSを優勝すれば今年度の日本一決定戦への参加権利が貰える。
栄光とともに次なる大きなチャンスも得ることができる。
ここまで勝ち残ってきたということはどちらも本物の実力を持っている。
それをハッキリとした形に残すのははたしてどちらか?
予選ラウンドの順位順に先攻が与えられるので、のすけ/浅果七美Pのマナチャージから試合が始まる。
Game
先手で《ドアノッカ=ノアドッカ / 「…開けるか?」》をチャージしたのすけ/浅果七美Pに対して過去の栄光ルピアは《コダマダンス・チャージャー》のマナチャージで返す。これは同型とわかったところでのすけ/浅果七美Pは《蒼狼の大王 イザナギテラス》をマナチャージの後に《》の呪文面を使う。 過去の栄光ルピアの手札からは、
《絶望神サガ》
《冥界の不死帝 ブルース /「迷いはない。俺の成すことは決まった」》
《コダマダンス・チャージャー》
《》
《超神星DOOM・ドラゲリオン》
と公開され、様々なパターンを検討した後に《》を選択して墓地に送る。
ここで同じ《絶望神サガ》を使ったデッキながら違う派生ということも明らかになる。のすけ/浅果七美Pは《蝕王の晩餐》を使ったループで、過去の栄光ルピアは《超神星DOOM・ドラゲリオン》からの《水上第九院 シャコガイル》でフィニッシュするタイプ。
全対応でカードパワーの高さを活かした構築の《蝕王の晩餐》ループと、コンボの決まりやすさとスピードを追求した《超神星DOOM・ドラゲリオン》型の対決となったので、この構築の差がどうゲームに影響するのか?
水文明のマナを手札から抜かれた過去の栄光ルピアは返しのターンに《コダマダンス・チャージャー》をチャージの後に《冥界の不死帝 ブルース /「迷いはない。俺の成すことは決まった」》を召喚。ターンエンドに能力で山札の上から《水上第九院 シャコガイル》を墓地に送る。
まだまだ《絶望神サガ》のループに準備が掛かりそうな過去の栄光ルピアに対してのすけ/浅果七美Pは《蒼狼の大王 イザナギテラス》チャージから《絶望神サガ》召喚と先手を打つ。
ここでのドロー・ディスカードでは《龍素記号wD サイクルペディア》を捨ててターンエンド。
先に王手をかけられた過去の栄光ルピアは《超神星DOOM・ドラゲリオン》をチャージ。そこから《コダマダンス・チャージャー》を使い、シールドから1枚を手札に加えた後に《冥界の不死帝 ブルース /「迷いはない。俺の成すことは決まった」》の能力で《蒼神龍ヴェール・バビロニア》を山札から墓地に置く。
《絶望神サガ》に触られることなくターンを迎えることができたのすけ/浅果七美Pだが、ターン開始時の《絶望神サガ》の能力でカードを引くと手札から捨てたカードはまたしても《龍素記号wD サイクルペディア》。
加えて《冥界の不死帝 ブルース /「迷いはない。俺の成すことは決まった」》チャージからの《》2発でも《》《飛翔龍 5000VT》を捨ててターンエンドと2枚目の《絶望神サガ》に中々たどり着けない。 またしても難を逃れた過去の栄光ルピアは、ここで待望の水文明のマナを引き当てる。《氷牙レオポル・ディーネ公 / エマージェンシー・タイフーン》をチャージすると《絶望神サガ》を召喚。
そして、2枚目の《絶望神サガ》が墓地に置かれると、ループが発生し、山札はみるみる内に減っていく。
《蝕王の晩餐》のループを挟まずに《絶望神サガ》能力だけを使い、ひたすらに山札を掘り進める《超神星DOOM・ドラゲリオン》型のループは純粋にバグった挙動をみせる。その手順を文字に起こすと絶望神絶望神サガサガドローサガサガサガ絶望神サガドローサガ絶望神サガサガドローサガ絶望神絶望神絶望神ドロー絶望神サガ絶望神絶望神ドロー絶望神サガ絶望神ドロー絶望神絶望神絶望神ドローサガサガサガ絶望神サガドロー絶望神絶望神ドローサガ絶望神絶望神サガサガドロー絶望神絶望神サガドローサガサガ絶望神サガ絶望神ドローサガサガドロー絶望神絶望神サガドローサガサガサガ絶望神サガドローサガ絶望神サガサガ絶望神ドローといった感じだろう。
ループが終わると《超神星DOOM・ドラゲリオン》が召喚され攻撃、メテオバーンで《一なる部隊 イワシン》を墓地へ、最後に《水上第九院 シャコガイル》を墓地からバトルゾーンに出し《一なる部隊 イワシン》の能力を使い山札の最後の1枚のカードを引きTOP8へと駒を進めた。
Winner:過去の栄光ルピア
細い線を引き寄せた過去の栄光ルピアはこの勢いのままTOP8、そして優勝へと進めるのか?
そしてのすけ/浅果七美Pの初の大型タイトルは次の舞台へと移った。
真剣にバットを振り、打席に立ち続ければ、いずれは大きなスポットが当たる。そういった言霊が本当になるように、この先の舞台でもまた二人の活躍が見たいと思った。
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