超CSV大阪 Round 3:ひんた vs. いれぎゅらー
ライター:山口 海斗(ジャイロ)
撮影者:出端 敏夫
#フィーチャーme
— ひんた (@hita_dm) July 29, 2023
B1798
ひんた
今全国2位です。よろしくお願いします!
呼んだ。全国2位に呼べと言われて呼ばない方が難しい。
対するは西の古豪いれぎゅらー。同じく【晩餐サガ】を握り、【光火サムライ】【火自然RX】というイレギュラー対面を難なく制して連勝中だ。
デッキとプレイヤーの実力がぶつかる超CS3回戦、さっそく追っていこう。
《飛翔龍 5000VT》を埋めてターンを渡すひんた。これに対していれぎゅらーは頭を悩ます。
「DM23-EX1 デュエル・マスターズTCG 大感謝祭 ビクトリーBEST」屈指のパワーカードである《飛翔龍 5000VT》は水文明を使うデッキ全てに採用が検討されているといっても過言ではない。つまり、いれぎゅらーは対面するひんたのデッキを特定できずにいるのだ。
自身の強いプレイより対応力を採ったいれぎゅらーは《》を埋めてターンを返す。《サイバー・K・ウォズレック / ウォズレックの審問》の下面で相手の出方を伺うプランを選択したようだ。
いれぎゅらーは≪ウォズレックの審問≫で追い打ちをかける。ひんたの手札に眠る《絶望神サガ》を墓地に落とすが、ひんたもただではやられない。≪「迷いはない。俺の成すことは決まった」≫で先ほど落とされた《絶望神サガ》を蘇生、その効果が起動!
……が、《絶望神サガ》の効果対象はみつからず、いれぎゅらーにターンを渡す。
ひんたはマナチャージのみでターンを終えるが、ターン終了時に≪冥界の不死帝 ブルース≫が墓地に落としたのは《邪神M・ロマノフ》。《絶望神サガ》の蘇生先を用意できたひんたはいれぎゅらーの首元に迫る。
いれぎゅらーも《蒼狼の大王 イザナギテラス》から《氷牙レオポル・ディーネ公 / エマージェンシー・タイフーン》の呪文側を唱え、墓地に《蒼狼の大王 イザナギテラス》を落とすと準備完了。しかし先にチャンスを掴んだのは先攻のひんただ。
《蒼狼の大王 イザナギテラス》を召喚し、手札に加えた≪「迷いはない。俺の成すことは決まった」≫をそのまま唱えると本日2度目の《絶望神サガ》を場に出す。蘇生対象はもちろん先ほど用意した《邪神M・ロマノフ》。Mデッキ進化で2枚目の《絶望神サガ》を探しにいくがゴッドもオリジンも見つからない。

検討の末、ひんたは《邪神M・ロマノフ》で攻撃しなかった。この時点でいれぎゅらーの手札には《絶望神サガ》が1枚のみ。選択としては正しかった。否、この時点"では"正しかった!
いれぎゅらーのターン、山札の一番上から駆けつけたのは《絶望神サガ》!!

いれぎゅらー「《絶望神サガ》の効果で1枚引いて1枚捨て、《絶望神サガ》を出します。」
ここまでの証明を終え、ひんたは自身の勝ち筋が無いと悟ると負けを認めた。
Winner:いれぎゅらー
いれぎゅらー「初手の《飛翔龍 5000VT》埋めでアナカラー系想定だったんですけどやられました。」
ひんた「イザナギさえ見えてたらなぁ…」
派手なループに目を奪われがちな《絶望神サガ》ではあるが、そこに辿り着くまでのドロー、手札破壊、キープといった行為はデュエルマスターズの基本のキである。そんな基本のやり取りの重要さが彼らの感想戦から想像できるのではないだろうか。
壮絶なつばぜり合いを魅せてくれた両名に拍手を送りつつ、本文を締めたい。
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