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超CSⅦ広島 ジャッジインタビュー:藤原 敬忠氏 & 森田 晃樹氏

ライター:山口 海斗(ジャイロ)
撮影:瀬尾 亜沙子

 2024年8月24日(土)開催の超CSⅦ広島、ヘッドジャッジは大塚蒼藤原敬忠森田 晃樹の3人だ(五十音順)。彼らの活躍もあって本イベントは無事に成功を収めた。そんな彼らのうち大塚蒼過去にインタビュー経験があるため、今回は初インタビューである藤原敬忠森田晃樹の2人に迫っていくことにする。両名ともCSの主催経験があり、その引き出しは多い。彼らの活躍の一端をお届けしたい。

インタビュー:認定ジャッジ 藤原 敬忠氏

--「お時間ありがとうございます。まずは自己紹介をどうぞ!」

藤原「千葉で鬼火CSを主催しています藤原敬忠(HN:たか)です。」

 もともとは地元・秋田でCSの運営をしており、進学を機に現在は千葉にて活動をしている。若くして複数のCSを立ち上げた経験、そこに迫ることにしよう。

藤原「当時の秋田には他にジャッジがいなくて、CSを開くためにジャッジ資格を取得したのがきっかけになります。地元のプレイヤーからもCSを必要とされているのを感じていたので、何としても開催したいと思っていました。」

藤原「冒頭に説明した鬼火CSは千葉に引っ越した際、CSを開きたいお店と運よく出会うことができて開催しています。あとはコロナ禍のリモートCSも立ち上げたり。」 --「なかなかの経歴ですね。ジャッジ資格を取得して、自身でCSを開きたいと思う方もいると思います。CSの立ち上げについてどのようなことを意識されているのでしょうか。」

藤原「まずはお店との関係をしっかりと築くことです。CSはお店の協力が無いと開けません。普段の交流や今までの実績など、お店に信用してもらえる関係は大切にしています。」 --「ジャッジ資格も信用してもらうための材料になりそうですね。」

藤原「次に、お店、プレイヤー、そして僕たちジャッジ、全員がWin-Winになる企画にすることです。僕の主催する鬼火CSは特に景品に力を入れているので、プレイヤーは豪華な景品が貰える、お店は景品として商品券を買ってもらえる、ジャッジは人が集まって稼働できるといった感じで意識しています。」

--「誰かが負担を背負っていたら継続はできませんよね。」

藤原「最後は小技みたいなものですが、『時間を被らせない』であったり『お店についているお客さんを呼び込む』ことも重要です。前者はハシゴしやすい時間に調整することで、後者は参加費を下げることでCSそのものが初めての若い方に参加してもらうことを心掛けています。」

--「関東圏内はCSの開催数が多いですから、そういった気配りはプレイヤー目線でありがたいですね。そういえば、以前遊びに行った時は藤原さんがいませんでしたけど、他の方にお任せすることもあるのですか?」

藤原「そうですね。後任の育成にも力を入れていまして、僕自身、過去におんそく(※)さんやすが(※)さんにジャッジのいろはを教えて貰った経験があります。新たにジャッジ資格を手にした方には、教えて貰ったことを伝えられるように頑張っています。」
※どちらも関東を中心に精力的に活動しているジャッジ。面倒見がとても良く、お世話になった者も多い。  多くのCSを開催する中で印象的なエピソードも伺ってみた。

藤原「鬼火CSに参加してくれるプレイヤーの中に、ひびちょふ君という小学3,4年生ぐらいの方がいまして。みんなの弟みたいに可愛がられているのですが、先日初めて決勝戦まで進んだときは嬉しかったですね。」

--「この前会ったかもしれません。めちゃくちゃ【水闇COMPLEX】使うのが上手な小学生の子いましたね。」

藤原「多分その子です。ジュニアGPでもBEST32に入ったようで、これからも応援しています。」

--「タメになる話から心温まるエピソードまでありがとうございました!最後に何かあればお願いします!」 藤原「最後にどうしても伝えたいことがあります。」

藤原ラーメン二郎 千葉店ですが、ガッツリ系ながらも非乳化のスープがスッキリとしていて何度でも食べたくなる味わいです!」

藤原「続いてラーメンBooBoo太郎。。ここのオススメは汁無しラーメンで、二郎とは違った甘じょっぱい味わいがクセになる一品です。」

--(この文章まとまるかな……。)

藤原「そんな二大ラーメン店の近くで開催している鬼火CSをよろしくお願いします!」

--「まとまった!オチまでご用意いただきありがとうございます!引き続きヘッドジャッジ頑張ってください!」

インタビュー:認定ジャッジ 森田 晃樹

--「お疲れ様です。自己紹介からお願いします!」

森田「鹿児島でティーチャーCSの運営をしています森田 晃樹(HN:ティーチャー)です。よろしくお願いします。」

--「お願いします!さっそく聞きにくいことで申し訳ないのですが、地方でのCS開催は難しい部分が多いと思います。森田さんのCSではいかがですか?」

森田「毎回いっぱいいっぱいですね(笑)。ご指摘の通り決して人の多い場所ではないので、一度でも参加していただいた方にはまた来たいと思って貰えるようなイベント作りを心掛けています。」  藤原氏のインタビューで触れたように、都会で開催するCSは都会で開催するCSならではの悩みがあるが、森田氏は地方で開催するCSならではの悩みがあるようだ。どこであれ、一つのイベントを開催、成功させる難しさが伝わる。

 話を聞いていく中で、森田氏が特に力を入れているのは「サイドイベントの充実」であった。競技イベントである本戦の実施はもちろんだが、当然結果の振るわなかった参加者もいる。

森田「関西や関東ではいかに早くイベントを進行できるか、CSのハシゴ参加ができるかが重視されていると思います。鹿児島はCSのハシゴ開催ができる環境ではないので、サブイベントなどでどれだけ楽しんで帰っていただけるかを考えて運営していますね。」 森田「『サイドイベント大好き男』を自称しているので、自身のCSでもたくさんの企画を用意しています。」

 サイドイベントの無いCSが多くなった今現在、サイドイベントに注力しているCSというのも珍しい。『サイドイベント大好き男』森田にどのようなサイドイベントを開催してきたのかを聞いていくことにした。

森田「例えばボルコン(※)杯は評判でした。僕が全く同じデッキを12個用意して、参加者に貸出して優勝者を決める企画になっています。初めて【ボルコン】使った方がどんどん上手になっていくのが楽しかったですね。『《光神龍スペル・デル・フィン》出されたとき用に《闘竜死爵デス・メンドーサ》はキープしとかなきゃ』みたいな。」

--「全ての単語が懐かしい……。何年前の話ですか?」

森田「令和6年8月の出来事ですね。最終的に20人以上の方に参加していただけたのでサブイベントとしては大成功ですね。」
※【ボルメテウスコントロール】というデッキタイプの略称。手札破壊や除去を駆使して、《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》によって安全にシールドを割り切る戦法をとる。

森田「タカラトミーさん繋がりで、ベイブレード大会もサブイベントにした時は人気でしたね。」

--「面白そうですね。やっぱり第一世代での開催ですか?」

森田「僕は第一世代なのですが、イベントでは最新のモノも揃えています。Xシリーズ楽しいですし。」
(その後ウィザードアローが強い話で盛り上がったが割愛)

森田「これはこの場で言っていいのかな、スターチッp……」 --「楽しいイベントだったとは思うのですが、別のイベントのお話の方が良い気がします……。」

森田「少し前に開催したものでしたら、クイズ大会もかなり盛り上がりました。」

森田自身が作問し、参加者に一斉に出題。最後まで答えられた人にはお菓子が渡されるらしい。せっかくなので出題してもらうことにした。 森田「これはどのクリーチャーでしょう?」

--「そうきましたか。うーん、ツノっぽい特徴があるからジャイアント・インセクト?《オブシディアン・ビートル》とか?」

森田「惜しい!種族は合っていますが、そんなには古くないです。テーブルの《FORBIDDEN STAR ~世界最後の日~》にも注目してみてください。」

--「《FORBIDDEN STAR ~世界最後の日~》が入って自然文明が採用されたデッキ?ジャイアント・インセクト?あ!《デスマッチ・ビートル》だ!」

森田「正解です!つまりこれはデスマッチ森田ですね。」

--「デスマッチ森田???」  最後に力作があるとのことで、1問出題していただいた。読者の皆もぜひ一緒に考えてほしい。 森田「口の角度、そして手足の角度から推理してほしいです。」

 正解はコチラ


 いかがだったろうか。先日の記事はジャッジ資格の入手に向けてのインタビューであった。今回はジャッジ資格を入手した後、どのように活躍してきたのかに焦点を当てて話をしていただいた。彼らの活躍によって今日も楽しくデュエルマスターズで遊べると考えるとありがたい限りである。もし機会があれば、ぜひ彼らの主催しているCSにも参加してみて欲しい。もしこれを読んで彼らのCSが少しでも盛り上がったのであれば、本インタビューは大成功である。
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