デュエル・マスターズ

メニュー
商品情報

超CSⅦ広島 Round 6:dotto vs. うーに

ライター:古賀 大地
撮影:瀬尾 亜沙子

 予選ラウンドも終盤。
 フィーチャーテーブルへ現れたのは「魔王」ことdotto選手
 対するは福岡のDMPランキング2位のランカー、うーに選手

 お互いデッキタイプの探り合いになるマナのファーストセット
 うーに選手は《ピザスターのアンティハムト》をチャージしdotto選手は《地龍仙ロマネアース / 仙なる大地》をチャージ。

 傍から見れば一目瞭然の《ピザスターのアンティハムト》チャージ。
 次ターンにマナに置かれたのは《アーテル・ゴルギーニ》

うーに「闇火マナタップ、召喚《禁断英雄 モモキングダムX》 「…………!?」
※驚いてるのは筆者です。dottoさんは全くもって冷静でした。

 《禁断英雄 モモキングダムX》の登場時効果により開示される山札。
 当然下に重ねられるカードは《自然の四君子 ガイアハザード》
 見えたカードをお互いに確認しターンは終了。  少し意表を突かれたdotto選手ではあったが、冷静に《コレンココ・タンク / ボント・プラントボ》の呪文面≪ボント・プラントボ≫を唱え2マナブースト。

 すかさずうーに選手もアクションを起こし、《キユリのASMラジオ》から《天災 デドダム》《ピザスターのアンティハムト》をプレイ。
 《ピザスターのアンティハムト》からは《ハンプティ・ルピア》をプレイしハンドチェック。

 開示された手札は《地封龍 ギャイア》×2≪地龍仙ロマネアース≫《ブルー・インパルス / 「真実を見極めよ、ジョニー!」》
 ここから≪地龍仙ロマネアース≫を選択し、≪ブルー・インパルス≫が出たとしても相手が動けない事を確認済みにつき、エンド時の≪ブルー・インパルス≫を許容しつつターンを返した。

 もはや明暗は決したといっても過言ではないほどのゲームの形成。

 だがあくまでも冷静沈着なdotto選手はトップで引いた《ジャンボ・ラパダイス》《飛翔龍 5000VT》を含む手札を4枚補充。
 そのまま《飛翔龍 5000VT》をプレイし、≪ブルー・インパルス≫のスマッシュバーストを使い《飛翔龍 5000VT》≪ブルー・インパルス≫を手元に戻し一気にゲームテンポの巻き返しを図る。  さすがのプレイにやや苦悶の表情のうーに選手。

 この動きからは次ターンにも確実な《飛翔龍 5000VT》の再プレイが予測できる。
 うーに選手のデッキの構造上このカードの連続プレイは非常に重い。
 《聖霊超王 H・アルカディアス》を召喚し3ドロー、ハイパーモードを解放しターンを返す。

 だがこの《聖霊超王 H・アルカディアス》はかなり重い牽制となる。
 再び《飛翔龍 5000VT》のみをプレイしターンを終了。

 《飛翔龍 5000VT》のロックが続く中うーに選手はついに一日千秋の思い出待ち望んだ《生魂転霊》をドローしそのままプレイ。
 さらに《アーテル・ゴルギーニ》をプレイし蘇生とパワーマイナスのモードを選択。  再び現れる《禁断英雄 モモキングダムX》だがもう山札に《自然の四君子 ガイアハザード》の姿はない。

 ここで折り返し10分のタイムアナウンス。

 しばらく長考をしたdotto選手は≪コレンココ・タンク≫を《自然の四君子 ガイアハザード》の能力を利用しマナブーストに転用、ターンを終える。

 そしてついに《飛翔龍 5000VT》の拘束が解け水を得た魚の如く躍動するうーに選手。

 大量のリソースとマナを獲得、さらに《聖霊超王 H・アルカディアス》のハイパーモードも解放。

 万全を期して勝つために殿堂カード《瞬閃と疾駆と双撃の決断》をプレイ。
 25000にもなった《自然の四君子 ガイアハザード》の二度のプレイヤーアタックに勝利を掴む。

Winner:うーに選手

 最後に両名共に珍しい構築とデッキタイプだったことに好奇心を隠せず質問をしてみた。

 先ずはうーに選手のハザード退化。  制作者の意図としては、《キユリのASMラジオ》を主軸にしたコンセプトとの事。

 初手置きにおいて様々なデッキタイプに偽装することができ、後出しじゃんけんになるゲームが多くなるためほぼ確実に狙いたい3ターン目のアクションにカードを構えやすく、《わかりミーア♥》の採用で《キユリのASMラジオ》から一気に《自然の四君子 ガイアハザード》を狙えに行ける事がポイントだという。

 その為デッキの受け性能はメジャーな構築ほどの耐久性はないものの、相手の勝手な深読みと得体のしれない構築に対しての慎重にプレイしようとする心理を逆手に取れることが期待できることからほとんど問題は無かったとの事。

 続いてdotto選手の水自然キャベッジ  大前提として今回環境上位の火光闇ファイアーバードは割り切っていたという。

 カラーの多いいわゆるビックマナ系統のデッキが受け札を増し増しにしたものが多く予想出来、それらをファイアーバードが突破するのは至難の業になるだろうと予測。
 そのうえでそれ以外の多いであろう火光自然ドリームメイト、光水ヘブンズゲート、水闇COMPLEXに対し強く戦えると判断。

 なおかつ、その他のデッキに対しても強いゲームができる、と使用に踏み切ったという。

 私の好奇心にお付き合いいただきありがとうございました。
PAGE TOP

TM and © 2024, Wizards of the Coast, Shogakukan, WHC, ShoPro, TV TOKYO © TOMY