超CSⅨ福岡 Round 3:まつぴ vs. ゼロシー
ライター:小屋 悠雄(sword)
撮影:坂井 郁弥
そんな中、予選3回戦のフィーチャーテーブルには福岡勢の実力者が2人揃った。
その1人がまつぴ。超CSⅨ新潟の優勝チームである【英進軍】の1人として【光水自然ドッコイ】を使用して長い戦いを制し、見事日本一決定戦への出場権利を獲得した福岡の実力者である。
それに相対するのは、ゼロシー。
相棒の【光自然ウィリデ】と共に2026年上期DMPランキングで全国26位に名乗りを上げた福岡勢の新星である。
福岡勢の実力者が2人、フィーチャーテーブルへと足を運び、座るやいなや対戦準備と共に談笑する。
まつぴ「勝ってほしいけどな」
ゼロシー「煽りねw」
同郷の知り合いということもあってか、緊張感が流れつつも落ち着いた雰囲気で準備が進む。
しかし、試合が始まる時、2人の表情は真剣なものへと変わる。
福岡の地で起こる同郷の仲間との勝負、果たして福をなすのはどちらか。
先攻:ゼロシー
じゃんけんで先攻を勝ち取ったゼロシーのマナチャージは《天V王 エバーラスト》。この1枚だけでゼロシーの使用デッキが【光自然ウィリデ】であることは明白だ。
対するまつぴのマナチャージは《最高にして彩光なる再興》。
そこに《禁断 ~封印されしX~》が入るということは、まつぴの使用デッキは【ダーツデリート】。
まつぴが《ラッキー・ダーツ》や≪イチバンになってみせる!≫から早期に大型呪文を当てるか、その前にゼロシーが《世界のY チャクラ・デル・フィン》などのメタクリーチャーによって盤面を固め切って勝つか。
アドバンスフォーマット最高峰の競走が幕を開けた。
この試合は、ゼロシーの2ターン目に《プロテクション・テレポートホール》を唱えたところから始まる。
自分のシールドを増やしながら《ガガ・アクロアイト》を跳次元召喚し、次のターン以降の展開の幅を広げていく。
1コストの呪文が手札に無いまつぴは、それに対して《ドレミ団の光魂Go!》をマナチャージしてターンを返すしかない。
その隙にゼロシーは自分のシールドが相手より多いことによって、《ウィリデ・ゴル・ゲルス》を2コストで召喚。
相手の不用意な動きに対して圧をかけていく。
苦しい状況となったまつぴだが、ターンを迎えてすぐに迷うことなく《超次元サプライズ・ホール》を唱えた。超次元ゾーンを眺めて少考した後、≪GQ 笑沙-4≫を出してデッキトップから見えた《ロジック・サークル》をマナに置いて次の動きに備えていく。
まつぴの効果処理が終了した後にゼロシーの《ウィリデ・ゴル・ゲルス》の効果が起動する。このタイミングで盤面を強くしたいゼロシーだったが、ゼロシーの手札から何も出てこなかった。
まつぴ「引き弱いですやんw」
ゼロシー「お互い様やね」
しかし、そう答えたのも束の間。
ターンが回ったゼロシーはここでゲームを大きく動かす。
マナチャージの後、4マナで《刀志猫のプワソン》を召喚。
しかしクリーチャーが出た時の効果をあえて使わずに、そのまま《ウィリデ・ゴル・ゲルス》の攻撃宣言へ。
その時、手札から《烈しき切札 ドギラゴン逆》の革命チェンジを宣言!!
《烈しき切札 ドギラゴン逆》に革命チェンジしたことにより、この瞬間に《刀志猫のプワソン》の効果を起動。
8コストを参照して超次元ゾーンから現れたのは、《千両力士 多禍の泥粋》。
まつぴの手札から《トワイライトMk.1 Type ホーガン / 「イチバンになってみせる!」》が捨てられてしまう。
《烈しき切札 ドギラゴン逆》の"極限ファイナル革命"によってゼロシーは自分の場のクリーチャーに耐性を付与し、そして次のターンは負けなくなった!
そのまままつぴのシールドへT・ブレイク!!
まつぴはここで《トワイライトMk.1 Type ホーガン / 「イチバンになってみせる!」》の"G・ストライク"を見せることによって《ガガ・アクロアイト》の動きを封じ、どうにか追撃は免れた。
そしてゼロシーのターン終了時、《烈しき切札 ドギラゴン逆》の効果によって現れたのは《クイーン&かぼちゃうちゃう》と《楯教の求道者 ザゼ・ゼーン》。
まつぴのマナが伸び切っていないところに対して出てくる《クイーン&かぼちゃうちゃう》は非常に強力なメタクリーチャーと言えるだろう。
その上、まつぴの手札に《真気楼と誠偽感の決断》が無い。完全にゼロシーがこのゲームの流れを持っていく展開となった!
…しかし、まつぴはまだ諦めていない。まつぴのバトルゾーンには、《禁断 ~封印されしX~》がある。
つまり、まつぴのデッキには《オールデリート》というこの場面での唯一無二の回答札が入っている!
まつぴの手札から姿を見せたのは、その一縷の望みに全てを託す《ホーガン・ブラスター》!!!
ゼロシー「やめてくれ、マジで」
お互いのシャッフルが入り、両者ともに運命の分岐点に立たされた。
シャッフルを終え、表情にも覚悟が決まった両者。
まつぴのデッキトップは……!!!
決して弱くない呪文ではあったが、完全な優位であるゼロシーにとってのその1枚はかすり傷程度でしか無かった。
まつぴのターンは、《芸魔温泉!オンセン・ガロウズ》で相手の《クイーン&かぼちゃうちゃう》を破壊して終了となってしまった。
そしてゼロシーのターンへ返ってくる。
2マナで《ウィリデ・ゴル・ゲルス》を召喚することで《千両力士 多禍の泥粋》から≪大感動!ディス・イズ・大横綱≫へと覚醒し、3枚マナ加速した後にマナから《世界のY チャクラ・デル・フィン》《我竜塔第七層 ハッスル・キャッスル》《地封院ギャイ<まかしとき!>》が墓地に落とされる。
そして≪大感動!ディス・イズ・大横綱≫の効果で墓地から《世界のY チャクラ・デル・フィン》を召喚。
追加で《我竜塔第七層 ハッスル・キャッスル》まで貼ることで、ゼロシーの場を固めながらまつぴの場のクリーチャー2体をフリーズ。
最後はコスト5以下の呪文を止めながらまつぴのシールドを全て割り切り、ゼロシーが圧倒的な勝利を手にしたのであった。
WINNER:ゼロシー
試合後のインタビューでは、ゼロシーの相棒である【光自然ウィリデ】を選んだ理由を聞かせてくださった。
ゼロシー「【4Cテレポート】に意識して戦えるデッキでかつ、《クイーン&かぼちゃうちゃう》や《我竜塔第七層 ハッスル・キャッスル》を無理無く入れれることによって【火闇バイク】にも戦えるデッキで、何よりカバレージを書かれたこともある思い入れのあるデッキだから今回持ち込みました」
先日の殿堂施行により《我竜塔第一層 セイント・キャッスル》が殿堂入りとなってデッキの出力が下がったはずの【光自然ウィリデ】だったが、
採用されるメタクリーチャーの数々が様々なデッキに有効でかつ、持ち前のデッキパワーによってアドバンスという戦場でも環境に名乗りを上げた瞬間であった。
そんな相棒を持ち込んでフィーチャーマッチで勝利を収めたゼロシーに対して、最後に一言いただいた。
ゼロシー「この調子で全ての試合を勝って、この福岡で"イチバンになってみせます!"」
この試合を経て、これからの福岡勢のプレイヤーの活躍に更なる期待を寄せられることになるだろう。
いつか、"イチバンになる"その日まで。
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ぜろしー 超CSⅨ福岡 アドバンス構築 |
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