最強位決定戦 Round 2:ぬえろらいと vs. ◆ちゅーや/FJM
ライター:山口 海斗(ジャイロ)
撮影者:後長 京介
見たことも無いコンボデッキ?圧倒的に強い環境デッキ?思いもよらないカードが入っている、というのもあるだろう。
どれも印象的ではあるが、ぬえろらいとのデッキも負けず劣らず。
60枚という山札の分厚さは見る者全てに印象を残すだろう。
ぬえろらいとはDMGP2022でベスト8に輝いた【60枚コントロール】をチューニングして最強位の座に挑む。
対する◆ちゅーや/FJMは現在最も話題といえる【サガループ】をアドバンス環境に持ち込んだ。
環境トップvsデッキ枚数トップ、勝負の行方を見ていこう。
先攻:◆ちゅーや/FJM 先攻3ターン目、◆ちゅーや/FJMは《》の呪文面を唱え《絶望神サガ》を回収しゲームの始まりを告げる。墓地の枚数も十分、手札にはキーパーツという状況だ。もう1枚《絶望神サガ》を引けさえすればいつでもループに入ることができる。
対するぬえろらいとは《天災 デドダム》で墓地に《闘争類拳嘩目 ステゴロ・カイザー / お清めシャラップ》を見せつけ、◆ちゅーや/FJMへの圧をかけていく。しかし、1歩遅いのは否めない。
◆ちゅーや/FJMは続く4ターン目、回収した《絶望神サガ》を召喚すると《蒼狼の大王 イザナギテラス》を蘇生して2枚目の《絶望神サガ》を見つけにいく………
のだが、見えない!一向に《絶望神サガ》が見えない!
《蒼狼の大王 イザナギテラス》で《冥界の不死帝 ブルース /「迷いはない。俺の成すことは決まった」》の呪文面を唱え、《絶望神サガ》を蘇生して最後のドローを力強く見るも……やはり2枚目の《絶望神サガ》は見えない!
ターンが返ってきたぬえろらいと。≪お清めシャラップ≫は既に墓地に準備済みだ。《龍素記号wD サイクルペディア》を召喚し、≪お清めシャラップ≫で◆ちゅーや/FJMの墓地をリセット、ゲームは1からやり直しだ。
墓地を返されたが、◆ちゅーや/FJMはひたすら《絶望神サガ》を探すのみ。とはいえ、◆ちゅーや/FJMの道は険しい。前のターンに《絶望神サガ》をバトルゾーンに送り出しているため、この1体はループに使えない。つまり、まだ見ぬ3枚の《絶望神サガ》のうち2枚を引き込み、墓地を肥やさなければこのターンのループには繋がらない。
まずは《ブラッディ・タイフーン》で墓地にクリーチャーを貯め、引き寄せた《絶望神サガ》をバトルゾーンに送り出す。《絶望神サガ》を《蒼狼の大王 イザナギテラス》に変換し、捲った5枚の中に《絶望神サガ》を必死に求める……
が、見えない!ループの道は簡単じゃない!思うような動きはできず、◆ちゅーや/FJMはターンの終了を宣言。 そこに追い打ちをかけるのはぬえろらいとの《流星のガイアッシュ・カイザー》!《蒼狼の大王 イザナギテラス》を踏み倒した◆ちゅーや/FJMを咎める。 《龍素記号wD サイクルペディア》が生き残り、ターンはぬえろらいとの手に渡った。チャンスの大きさとは裏腹に、ぬえろらいとの表情は固い。
墓地さえ整っていれば《灰燼と天門の儀式》が、手札さえ整っていれば《》が有効だったはず。そう、ぬえろらいとの手札に呪文はあるが、この状況では強く使えなかったのだ。
渋々、ぬえろらいとは《天命龍装 ホーリーエンド / ナウ・オア・ネバー》から《龍風混成 ザーディクリカ》を出す。EXライフシールドを墓地に落とすと……ぬえろらいとは声を上げた。 ぬえろらいと「ゑ?!」
墓地に落ちたのは《CRYMAX ジャオウガ》!こうなると話は別だ。《龍風混成 ザーディクリカ》から《灰燼と天門の儀式》を唱える行為が有効打となり、《CRYMAX ジャオウガ》がバトルゾーンに降り立つ。
それだけに留まらない。《CRYMAX ジャオウガ》は◆ちゅーや/FJMのシールドから《終末の時計 ザ・クロック》を墓地に落とすと、◆ちゅーや/FJMの苦しい顔は更に苦しくなる。
《龍素記号wD サイクルペディア》による2回目の《天命龍装 ホーリーエンド / ナウ・オア・ネバー》から《切札勝太&カツキング ー熱血の物語ー》を出し入れし、《時の法皇 ミラダンテⅫ》を呼び込むとぬえろらいとの準備は整った。
《龍素記号wD サイクルペディア》は《時の法皇 ミラダンテⅫ》に革命チェンジ、◆ちゅーや/FJMの残る3枚のシールドを割り切った!コスト7以下のクリーチャー・トリガーは止まり、横には3体の攻撃手。《CRYMAX ジャオウガ》は除去耐性持ちだ!
そこから先は一瞬だった。
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瞬く間に◆ちゅーや/FJMの山札が薄くなる。
《絶望神サガ》効果で《絶望神サガ》を蘇生、《絶望神サガ》効果で……。バトルゾーンと墓地の《絶望神サガ》が往来する。《蒼狼の大王 イザナギテラス》と《冥界の不死帝 ブルース /「迷いはない。俺の成すことは決まった」》を経由し、《終末の時計 ザ・クロック》がぬえろらいとのターンを強制終了。◆ちゅーや/FJMにターンが渡る。
山札は残り1枚、《超神星DOOM・ドラゲリオン》の攻撃に合わせて《一なる部隊 イワシン》がメテオバーンで墓地に落ち、バトルゾーンには《水上第九院 シャコガイル》が。
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ーー ぬえろらいとの《時の法皇 ミラダンテⅫ》が割ったシールドには《冥界の不死帝 ブルース /「迷いはない。俺の成すことは決まった」》があったのだ。
Winner:◆ちゅーや/FJM
ぬえろらいと「≪ミラダンテ≫じゃなくて≪ラフルル・ラブ≫があれば~!」
60枚デッキのデメリットでもある"特定の欲しいキーカードが引きづらくなる"が勝負を分けた。といってしまうのは簡単だが、60枚デッキのメリットでもある"採用カードを多く取れる"が勝負を作ったともいえる。
対する◆ちゅーや/FJM、振るわない引きではあったが執念の逆転勝利を収めた。本大会において【サガループ】は確実に狙われる立場である。そのプレッシャーに屈せず勝利を収めた◆ちゅーや/FJMに拍手を送りつつ、本文を締めたい。
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