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山札からのカードを使用する際の処理に関する裁定変更のお知らせ

この度、山札からカードを出す際と、使用する際の裁定について変更がありましたので、お知らせいたします。

今までの裁定では、《蒼き守護神 ドギラゴン閃》《聖霊左神ジャスティス》の能力などで、山札の上から複数枚のカードを見て(表向きにして)、そこからクリーチャーを出す際や召喚する際、また、呪文を唱える際、見ている(表向きにしている) カードは効果の解決中でもまだ山札に属しているため、山札にあるカードとして他の効果の影響を受けるという扱いでした。このため、以下のような、カードテキストを読んだだけでは理解が難しい挙動や、物理的に山札から離して手に持っているカードについても山札同様に並び順を変えてはならない場合があるという状況が発生していました。

《蒼き守護神 ドギラゴン閃》の能力で表向きにしたカード4枚の中から「EXライフ」を持つクリーチャーを出す場合、表向きにしたカード4枚の並び順を変えないまま、出すクリーチャーを除いたうち一番上にあるカードが「EXライフ」のシールドとしてシールド化される。

《聖霊左神ジャスティス》の能力で山札の上から5枚の中にある《エナジー・Re:ライト》を唱える場合、見ている5枚の並び順を変えないまま、唱える《エナジー・Re:ライト》を除いた残り4枚のうち上から2枚を引き、その後、見ていた残りの2枚を墓地に置く。

処理の複雑さを解消するため、カードを出す、またはカードを使用する効果で山札を見る(表向きにする)場合、見ている(表向きにしている)カードは山札に属しているが、他の効果の影響を受けないと裁定を変更します。

【補足】更新日:2021年11月12日
先日の裁定変更発表は『カードテキストを読んだだけでは理解が難しい挙動や、物理的に山札から離して手に持っているカードについても山札同様に並び順を変えてはならない場合があるという状況』を是正するために行われましたが、一部のカードの挙動については誤解を誘引しかねない表現であるため、以下の通り補足説明を追加で記載します。

【補足説明1】
効果により見ているカードのうち、『他の効果の影響を受けない山札に属しているカード』とは『出す・使用しているカード』以外のカードです。『出す・使用しているカード』は通常通りに影響を受けます。この説明の実例として以下をご確認ください。
Q:相手の《とこしえの超人》がバトルゾーンにいる状況で、自分は《ミステリー・キューブ》を唱えました。効果で山札の上からクリーチャーを表向きにした場合、そのクリーチャーは《とこしえの超人》の置換効果でマナゾーンに置かれますか?
A:はい、バトルゾーンに出るかわりに、マナゾーンに置かれます。《ミステリー・キューブ》によりバトルゾーンに出すクリーチャーは、《とこしえの超人》の置換効果を受けるためです。

【補足説明2】
効果により見ているカードのうち、『他の効果の影響を受けない山札に属しているカード』は既に受けている効果を無効にするわけではありません。既に影響を受けているカードは引き続き影響を受けたままです。この説明の実例として以下をご確認ください。
Q:《希望のジョー星》がバトルゾーンにある状況で、《神聖斬鬼 アシッド・テクノ》の「自分のターンの終わりに」の能力を使い、クリーチャーを2体破壊しました。《希望のジョー星》の効果で山札のカードはすべて無色になっているので、元々は無色ではないコスト7以下のクリーチャーを山札から出せますか?
A:はい、出せます。《神聖斬鬼 アシッド・テクノ》の能力で山札をすべて見ている間も、既に《希望のジョー星》の効果によって無色となっているカードは無色のままです。山札のすべてのカードは引き続き無色のカードですので、その中から好きなコスト7以下のクリーチャーを出せます。

今後、以下のような処理になります。

山札から効果でクリーチャーを出す場合の新裁定
例1
Q:自分は《蒼き守護神 ドギラゴン閃》の「ファイナル革命」で山札を上から4枚表向きにしました。その中から《魔帝連結 ガイゼキアール》のような「EXライフ」を持つクリーチャーを出す場合、どうなりますか?
A:《蒼き守護神 ドギラゴン閃》の能力で表向きにした4枚の下にある、山札の上から5枚目のカードを「EXライフ」でシールド化します。表向きにした4枚は《蒼き守護神 ドギラゴン閃》以外の効果の影響を受けないので、「EXライフ」でシールド化されません。山札が表向きにした4枚しかない場合、シールド化できるカードがないので、《魔帝連結 ガイゼキアール》は「EXライフ」シールドを持たずにバトルゾーンに出ます。

例2
Q:《邪帝類五龍目 ドミティウス》の「出た時」の能力で山札上5枚の中から《龍風混成 ザーディクリカ》のような「EXライフ」を持つクリーチャーを2体バトルゾーンに出す場合、どうなりますか?
A:《邪帝類五龍目 ドミティウス》の能力で見ている5枚の下にある、山札の上から6枚目、7枚目のカードを「EXライフ」でシールド化します。見ている5枚は《邪帝類五龍目 ドミティウス》以外の効果の影響を受けないので、「EXライフ」でシールド化されません。山札が見ている5枚しかない場合、シールド化できるカードがないので、《龍風混成 ザーディクリカ》は「EXライフ」シールドを持たずにバトルゾーンに出ます。

例3
Q:《竜魔神王バルカディア・NEX》の「攻撃する時」の能力で、山札を見て、そこから《聖魔連結王 ドルファディロム》を出す場合、「EXライフ」の処理はどうなりますか?
A:山札をシールド化できないので、《聖魔連結王 ドルファディロム》は「EXライフ」シールドを持たずにバトルゾーンに出ます。《竜魔神王バルカディア・NEX》の能力で山札のカードすべてを見ているので、見ているそれらのカードは他の効果の影響を受けないためです。

山札から効果で呪文を唱える場合の新裁定
例1
Q:《聖霊左神ジャスティス》の「出た時」の能力で、山札の上から5枚の中にある《エナジー・Re:ライト》を唱える場合、処理はどうなりますか?
A:《聖霊左神ジャスティス》の能力で見ている5枚の下にある、山札の上から6枚目、7枚目にあたるカードを引きます。見ている残りの4枚は《聖霊左神ジャスティス》以外の効果の影響を受けないので《エナジー・Re:ライト》で引くことはできません。

例2
Q:《天上天下双極∞》を唱えて、山札の上から《遣宮使 ネオンクス/ネオ・ブレイン》とツインパクトではないカード2枚を表向きにしました。《天上天下双極∞》の効果で≪ネオ・ブレイン≫を唱える場合、処理はどうなりますか?
A:《天上天下双極∞》の効果で表向きにした3枚の下にある、山札の上から4枚目、5枚目のカードを引きます。表向きにしている残りの2枚は《天上天下双極∞》以外の効果の影響を受けないので≪ネオ・ブレイン≫で引くことはできません。

裁定が変更されない処理の例
今回の変更によって「他の効果の影響を受けない」のは、あくまで「効果によって見ている(表向きにしている)カード」ですので、見ている(表向きにしている)カードでなくなったカードについては今まで通り他の効果の影響を受けます。
以下にその例を記載します。
例1
Q:《竜魔神王バルカディア・NEX》の「攻撃する時」の能力で、山札を見て、そこから《ボルシャック・NEX》を出す場合、「出た時」の能力はどうなりますか?
A:山札のカードをすべて見て、その中から«ルピア»を1枚出すことができます。「出た時」の能力は、《竜魔神王バルカディア・NEX》の効果処理が終わった後で解決されるためです。

例2
Q:《龍素記号 Og アマテ・ラジアル》の「出た時」の能力で山札を見て、その中から《クリスタル・メモリー》を選びました。《龍素記号 Og アマテ・ラジアル》の効果で山札をすべて見ていましたが、この《クリスタル・メモリー》で山札から手札にカードを加えられますか?
A:はい、《クリスタル・メモリー》の効果で山札のカードをすべて見て、その中から好きなカードを1枚手札に加えることができます。シャッフルにより山札が無作為化された後は、それ以前に見ていたカード(=見ているカードではなくなったカード)は他の効果の影響を受けます。


変更に伴ったテキストの変更
今回の変更に伴い、以下のカードのテキストを変更いたします。

《邪眼皇アレクサンドルIII世》
変更前のテキスト
自分の手札または墓地から光、水、闇の呪文を唱えた時、バトルゾーンに自分のナイトが他に1枚でもあれば、自分の山札を見る。その中から、唱えた呪文と同じ名前の呪文を1枚選び、コストを支払わずに唱えてもよい。その後、山札をシャッフルする。

変更後のテキスト
自分の手札または墓地から光、水、闇の呪文を唱えた時、バトルゾーンに自分のナイトが他に1枚でもあれば、自分の山札を見る。その中から、唱えた呪文と同じ名前の呪文を1枚選び、山札をシャッフルしてからその呪文をコストを支払わずに唱えてもよい。


今回の裁定変更において、一部の方に混乱を招いた事をお詫び申し上げます。
引き続き、デュエル・マスターズをよろしくお願い致します。


※変更履歴:2021年11月12日
裁定変更の内容について誤解を誘引しかねない表現があったため、内容説明に補足となる記載を追加いたしました。

山札から効果で呪文を唱える場合の新裁定の例2のFAQにつきまして、Aに記載のカード名に誤りがあったため、修正いたしました。
《エナジー・Re:ライト》 → ≪ネオ・ブレイン≫

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