DMGP4th:メタゲームブレイクダウン
決勝ラウンド進出アーキタイプ分布
2051名による激闘の末、決勝ラウンドに残った128名。そのデッキ内訳を分析していこう。
モルトNEXT…47名
自然単ループ…14名
ドギラゴン剣…9名
ロージアダンテ…7名
ドロマーコントロール…5名
レッドゾーン…5名
墓地退化…4名
ビッグマナ…4名
バッシュギヌス…4名
ジョーカーズ…3名
デッドゾーン…3名
成長…3名
その他(2人以下のアーキタイプ)…15名
デッキ不明…5名
アーキタイプは数多く存在するものの、約4割弱が【モルトNEXT】、次いで【自然単ループ】が横行する結果となった。
以下は注目デッキにおけるトピックス。
*主な上位進出デッキの傾向*
モルトNEXT
まさに王者の風格、圧倒的使用率を誇る結果となった。要因としては、今まで 《超戦龍覇 モルトNEXT》 だけでも十分にゲームを決められる決定力を持っていたが、 《絶叫の悪魔龍 イーヴィル・ヒート》 がいなくなり、天敵だった高速のドギラゴン剣デッキが減少し、かつこのデッキも《蒼き団長 ドギラゴン剣》 と 《リュウセイ・ジ・アース》 の使う事で、より速く、より重い攻撃を繰り出せるようになった。
さらには ≪終焉の禁断 ドルマゲドンX≫ をオプションとする事で、その決定力を確たるものにしているといっても過言ではない。
今後もその勢力は増していく事になると思われる。しかし、自身よりスピードの速いデッキは全般的に苦手なので、速攻系統のデッキに注目が集まれば、またその数にも変化が現れるだろう。
自然単ループ
安定して4、5ターン目にループに入れるデッキでありながら、 《S級原始 サンマッド》 による打点増加からの奇襲も可能であるため、手広いデッキと言える。歴代のGPで活躍したループデッキと比較しても、最も凶悪な部類である事は間違いない。
しかしながら、防御力を極限まで削いだ構築が仇となったのか、決勝戦にループデッキの姿がなかったのは、GP史上初となった。
ドギラゴン剣
《絶叫の悪魔龍 イーヴィル・ヒート》 が殿堂入りとなり、トップスピードはモルトNEXTやジョーカーズに準じてしまったが、そこは敢えてスピードを落とし、コントロールに寄せたタイプが台頭してきた。現在シェア拡大中の 《Dの博才 サイバーダイス・ベガス》 はこのアーキタイプでも活躍の幅を広げており、難点だった手札維持と受けの弱さをしっかり補填している。
また、カラーパイを容易に広げられる特性を活かし、 《界王類邪龍目 ザ=デッドブラッキオ》 を採用したタイプも健在のようだ。
ロージアダンテ
その安定性から人気はあるものの、圧倒的攻撃力を持つモルトNEXTや、攻撃することなく勝ち筋に繋げる自然単ループが横行した事で、この位置に準じることとなった。
とはいえ、 《時の法皇 ミラダンテⅫ》 のファイナル革命によるロックは強烈で、一度決まればそのままゲームを決定づける事も少なくない。最近は、闇文明を足してコントロールに特化しているのが主流か。
ドロマーコントロール
強力なS・トリガーが増えた事で従来より大幅に受けの強さが上がった。 《魔天降臨》 や 《天使と悪魔の墳墓》 で相手の動きを制限した後、サイキック・クリーチャーで鮮やかにフィニッシュする往年のアーキタイプだ。
ジョーカーズ
圧倒的使用率を誇ったモルトNEXTにも強く、決勝トーナメントに進出した使用者3人がいずれもTOP16に入っていた事が、このデッキのポテンシャルの高さを示す何よりの証拠だろう。
総括
新勢力であるジョーカーズがいきなり環境上位に!しかもここからさらなる強化がされるとなれば、期待も高まるばかり!
今大会より「DMPランキング」も開始され、これからますますトーナメントイベントが盛り上がることは間違いないだろう。
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