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超CSⅦ広島 Round 3:オチャッピィ vs. ダイキ@

ライター:河野 真成(神結)
撮影:瀬尾 亜沙子

 新章DM以降……つまるところジョー編なわけだが、その主役を飾っていたのがジョーカーズだった。
 2017年GP4thでの準優勝や、全国2018決勝でのジョラゴンミラーなどこれまで華々しい活躍を続けていたが、各種キーカードの殿堂などもあり、超天篇を最後に環境最前線での活躍は中々見られなくなってしまった。
 
 だがそんなジョーカーズに、今夏大きな変化があった。
 
 1つは『ドリーム英雄譚デッキ ジョニーの書』の発売。

 そしてもう1つは《ゼロの裏技ニヤリー・ゲット》の殿堂解除だ。

 新たな力とかつての力、その両方を得た新生ジョーカーズ。では、それらは一体どんな動きを見せてくれるのだろうか?
 
 そう思って会場を散策していると、《ジョット・ガン・ジョラゴン》を楽しそうに回すオチャッピィの姿があった。

 昨年の福岡に続き、今年も何やら大慌てで会場へ辿り着いたという、ジョラゴンよりむしろ《チョートッQ》の擬人化みたいなライフスタイルではあるが、だからこそ新生ジョーカーズの活躍を披露してもらうには相応しい人物かもしれない。
 
 そんなわけで、この3回戦でフィーチャーエリアへご招待となった。

 【光水ヘブンズ・ゲート】を使うダイキ@に対して、その強さを披露出来るだろうか。
先攻:ダイキ@
 互いに思考時間も少なめで、ハイテンポなプレイを見せていく。

 ダイキ@は初手で《ヘブンズ・ゲート》、続けて《∞龍 ゲンムエンペラー》とチャージ。
 
 対してオチャッピィは2ターン目にまずは《透明妖精リリン / 妖精のプレリュード》を召喚し、そのまま《ゼロの裏技ニヤリー・ゲット》へと繋ぐ。
 早速「かつての力」の方を披露してくれたのだが、ここで回収したのは《ジョット・ガン・ジョラゴン》《神聖斬鬼 アシッド・テクノ》というもの。

 《ジョット・ガン・ジョラゴン》の楯落ちだけは避けたいデッキではあるため、回収出来たことにひとまずホッとしてはいるだろうが、注目すべきは《神聖斬鬼 アシッド・テクノ》だ。

 自身の軽減や《戦慄のプレリュード》を絡めながらこのカードを出し、ターン終了時に2体のクリーチャーを破壊することで効果を起動。殿堂カードである《ジョット・ガン・ジョラゴン》と、そのジョラゴンをサポートする《ガヨウ神》を同時にリクルート出来るのだ。
 
 このまま直接勝つというわけではないかが、《ジョギラゴン&ジョニー ~Jの旅路~》などが絡むことで《燃えるデット・ソード》の効果が複数回起動し、結果として盤面・手札・マナを更地にしながらターンを返す、という動きを実現してしまうのである。

 やはり《ジョット・ガン・ジョラゴン》は今でも強い。それを支えるのが当時まだいなかった≪透明妖精リリン≫や《神聖斬鬼 アシッド・テクノ》というわけだ。
 これが、新生ジョーカーズの1つなのである。

 ただダイキ@の方も恐ろしく順調で、3ターン目に《支配の精霊ペルフェクト / ギャラクシー・チャージャー》を唱えると、こちらも2枚を回収。次のターンに《星門の精霊アケルナル / スターゲイズ・ゲート》の呪文面からの《闘門の精霊ウェルキウス》はまではほぼ確定している。
 オチャッピィ《ヤッタレマン》を召喚し、実質的な王手を掛ける。

 4ターン目、ダイキ@は≪スターゲイズ・ゲート≫から《闘門の精霊ウェルキウス》を繰り出す。ここまでは、互いに承知の上。
 だが《闘門の精霊ウェルキウス》の効果で出てきたのは《∞龍 ゲンムエンペラー》

 《ジョット・ガン・ジョラゴン》《燃えるデット・ソード》が絡めば《∞龍 ゲンムエンペラー》を処理することも出来るが、それはあくまで自身が着地出来ればの話。
 軽減クリーチャーたちの効果も消されたいま、《ジョット・ガン・ジョラゴン》は間に合わない。
 
 結局次のターン、《∞龍 ゲンムエンペラー》が全てのシールド粉砕し、ゲームは終わった。
 
WINNER:ダイキ@
 ……ジョーカーズが躍動する姿こそ見られなかったが、《チョートッQ》と言えるようなゲーム展開ではあったと思う。

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