全国大会2025 東北エリア予選 :優勝者インタビュー
ライター:河野 真成(神結)
撮影:坂井 郁弥
東北エリアの参加者一覧でさかしんの名前を見付けたとき、ふと懐かしい気持ちになった。彼のことを知ったのは、確かに2018年頃だったと思う。
栃木の小山市で開催していたこあら杯というCSに参加していたときに、主催のとおるさんから「今後活躍してくれそうな栃木のプレイヤー」の1人として、名前を教えてもらった……という流れだったと記憶している。
それから7年。
とおるさん、あなたの見立ては間違っていなかったようだ。
栃木から離れた後もデュエル・マスターズを続けたさかしんは、見事に東北エリアを制し全国大会への出場権を掴んだ。
優勝直後、少し放心気味だったさかしんにインタビューをお願いした。
――優勝おめでとうございます。最後はご自身も驚いていらっしゃいましたが、スゴイ決勝戦でした。《轟䡛合体 ゴルギーオージャー》、4枚目ですもんね。さかしん「正直……かなり運が良かったですね。デッキが応えてくれました。普段はミスの後にデッキから見放されることが多かったんですが、今回は最後まで勝たせてくれましたね」
――デュエマの経歴についてお伺いしたいんですけど、さかしんさんがデュエマを始めたのっていつ頃だったんでしょうか?
さかしん「小学校の頃だったんですよ。デッキを買ってもらって……。確か《幻想妖精カチュア》の構築済デッキだったと思います」
――その後、CSなどに行くようになったのはいつ頃でしたか?
さかしん「8年前くらいでしたね、それくらいだと思います」
――その頃は栃木にいらっしゃいましたよね?
さかしん「そうですね。当時大学の都合で栃木にいまして。CSに出まくっていたとか、めっちゃ勝ちまくっていたとかではないんですが……」
――その後、大学卒業して山形に来たんですね。
さかしん「元々、生まれは山形なんですよ。ただ山形にいたときって、まだCSとかに出たことはなくて。年末とかに帰省してきたときも、CS出るとかもなかったんですよ。ですので、山形のプレイヤーに知り合いとかはいなかったんです。0からのスタートだなぁって思っていたんですが、CS行った時に中学の同級生がいて。今日もソイツと一緒に来たんですけど、0からじゃなくて、1からのスタートになりました(笑)」
――そこから、東北のCSに出るようにもなったんですね。さかしん「そうですね。山形、仙台、たまに福島のCSにも出ていますね。ただ最近は……オリジナル・アドバンスは殆ど出ていなくて、ずっと2ブロックやっていますね」
――それについて訊きたかったんですけど、さきほどXのプロフィール見たら「2ブロック専業」って書いていらっしゃるじゃないですか。ですが先ほどジャッジから聞いた話だと、今年は山形・仙台で2ブロックのCSってやっていないって……。
さかしん「(ちょっと溜めてから)そうなんですよ。それに関して言うと、実は4回潰れていまして」
――4回!?
さかしん「4回、定員が集まらずに潰れました。最初のCSは24人しか来なくて開催されず。そこから他のCSと被ってしまったり、他のCSと被ってなくても集まらなかったり……」
――さかしんさんは、そうした中でも2ブロックを続けていたんですよね。今回のデッキは、どういった形で選択したんですか?
さかしん「そうですね。2弾環境からずっと【ゴルギーオージャー】を使っていて、権利戦もゴルギーだったんですよ。3弾入って《轟く邪道 レッドゾーン》出たじゃないですか。それには流石に不利だろうな、と。その時期って忙しくてカードも触っていなかったんですが、アンテナは張っていまして。都内の方の2ブロックのCSの優勝リストとか、分布とかはかなり追っていました。リストの変化とかも見ていたんですが、『【ゴルギーオージャー】が一番勝ってないか?』と気付きまして」
――都内(※本八幡と相模大野なので厳密に言えば都内ではないが、一旦無視するものとする)の方のCSでは、確か【ゴルギーオージャー】の活躍が目立ちました。さかしん「一番ノウハウもありましたし、今回【ゴルギーオージャー】で行くことにしました。直近の関東エリアでも優勝(プーさん。)リストに《蒼神龍アナザー・ワールド》入りがありまして、自分の中の発想にはないカードだったので『頭いいな』となりました。ハンデス等が流行っていましたからね」
――今回のさかしんさんの使用リストの中で、工夫した点を教えて下さい。
さかしん「《USHI和歌轟-8》と《~紺碧の奇術師~》ですね。最初は優勝したプーさん。さんのリストを回して強いなと感じていたんですけど、環境的にハンデスが多くなりそうだなとは思っていまして。《ソウルサンライト コハク》+《~時空の工兵~》とかで入った時に《♪立ち上がる 悪魔に天使 堕ちるかな》を撃たれると、《轟䡛合体 ゴルギーオージャー》に繋がらなくて、無防備でターンを返すことになって。それで、そのまま楯送りにされるというのが負け筋なんですよ。《超天使 ゴルドラン・ゴルギーニ》を採用して楯から全て出すという案もありましたが、まぁそもそも殴れないといけないとか、出ないとか問題もありまして」
さかしん「それで何かないかなって考えていたときに、仙台のTERU選手が以前《USHI和歌轟-8》を使っていたのを思い出して。これでマナにしまうの強いなって思ったんですよ。それで試したら、実際マナが伸びますし、その状態なら《真気楼と誠偽感の決断》撃たれても負けないなとなりまして。(盤面を少しずつ作っていくより)マナが伸びている状況から一気に《轟䡛合体 ゴルギーオージャー》を完成させたら勝つなとなったんですよね。だから、《USHI和歌轟-8》は絶対入れたい、と。その後デッキを回していく中で、《~西方より来る激流の竜騎公~》だとコスト6だし《USHI和歌轟-8》の進化元になれないしで、想定していた盤面にならないことが多くて」――なるほど。それで《USHI和歌轟-8》の効果でマナに送れる3コストの《~紺碧の奇術師~》になったんですね。
さかしん「そうです。《~西方より来る激流の竜騎公~》の枠をそのまま《~紺碧の奇術師~》にしました。《超魂設計図》で山札一周したときに、非公開を触れるみたいな魅力もありましたね。」
――となると(《~西方より来る激流の竜騎公~》で受けるケースがある)【レッドゾーン】はかなり割り切ったという感じですかね?さかしん「そうですね。今日1回バイク(レッドゾーン)と当たったんですけど、そこはじゃんけん勝って勝ちましたね。ただ、基本は当たったら割り切って、ドロマー(光水闇)に倒してもらえたら……って考えていました」
――最後になりますが、全国大会への意気込みを教えて下さい。
さかしん「初めてのめちゃめちゃ大きな大会なんで……。フォーマットはまだ確定してないと思うんですけど、オリジナル・アドバンスは例年あると思うんですけど、ここは違う畑なんですよね。逆にアドバンス専業とか、アドバンス得意な方が山形にはいるんで、そういったプレイヤーの力も借りながら頑張りたいと思います」
――もしかしたら【ゴルギーオージャー】で全レギュレーション戦えるかもしれませんよ?
さかしん「もし当日ウキウキで【ゴルギーオージャー】使っていたら、『あ、逃げたんだな』って思ってください(笑)」
――(笑) 本日はありがとうございました。
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