超CSⅨ福岡 Round 2:たぐ vs. けm
ライター:原田 武(たけじょー)
撮影:堀川 優一
開催地・福岡の強豪として知られるたぐだが、なんと1ヵ月前の超CS新潟にて優勝を果たしたばかり。今最も勢いのあるプレイヤーと言ってよいだろう。
彼の超次元ゾーンには≪爆熱王DX バトガイ銀河≫≪龍剣 星王紅鬼勝≫などのドラグハートが並んでおり、ドラグナーを用いたデッキであることが伺える。
DMGP2025-2nd アドバンスをワンツーフィニッシュしたことも記憶に新しいこのデッキ。《双龍覇王 モルトVERSUS》の登場により、速度を乗せた直線的な攻めも、貯めて殴るテクニカルな攻めも可能となった「矛」のデッキだ。
一方のけmは大阪のプレイヤー。超次元ゾーンに置いたのは《天獄の正義 ヘブンズ・ヘブン》に≪次元のスカイ・ジェット≫、《龍芭扇 ファンパイ》……これは【ヘブンズ・ゲート】?
近頃は見かける頻度こそやや少なくなったが、こと防御力については一級品の守りの王道デッキだ。《真気楼と誠偽感の決断》・《ブルー・インパルス / 「真実を見極めよ、ジョニー!」》といった別角度のカウンター手段も備えている、云わば「盾」のデッキ。
「矛」vs.「盾」。アドバンスならではの両デッキが、激突する。GAME
先攻:けmけm、2ターン目まではチャージのみの緩やかな立ち上がり。
対し、たぐはドラゴンデッキのアイデンティティ、最速《メンデルスゾーン》でスタート。
「フィーチャーでこれ(2ターン目《メンデルスゾーン》)やったら格好いいと思った」とは本人の弁、しっかりと2ブーストを完遂してのける。一歩遅れる形にはなったが、デッキタイプを鑑みれば焦るほどのことでもない。けmは《シンクロ・ルピア / 「D4に敗北は許されない!」》呪文側で動き出す。
2枚ドローしつつ自分のシールドを1枚チェック……裏返すことも出来るが、ここはそのままだ。
ここでチャージャー呪文を撃たれなかったことで、少々余裕のできたたぐ。一般的な【ヘブンズ・ゲート】であれば、5マナ《真気楼と誠偽感の決断》がビッグアクション。もう1ターン溜められる。
そこで返すターン、たぐは《R.S.F.K. / オールイン・チャージャー》呪文側でリソースを伸ばして終了。攻めのパーツをかき集める。果たしてその推察は正しく、けmは4ターン目も≪「D4に敗北は許されない!」≫を唱えるのみとなった。先程めくったものの1つ隣を手に取り、これも裏向きのままとする。
さて、ここがタイムリミットだ。2度のドロー呪文を経てけmの手札は潤沢、《真気楼と誠偽感の決断》にも、そこから踏み倒すS・トリガーにも困らないだろう。攻めなければならない頃合い。
召喚、《双龍覇王 モルトVERSUS》。まずは2枚ドロー……たぐはここでたっぷり時間を使い、超次元からの呼び出し先を熟考する。手札には《最終龍覇 ロージア》2枚と、《剣轟の団長 ドギラゴン王道》《烈しき切札 ドギラゴン逆》。最も欲しかったのは大量展開を封じる《頂上連結 ロッド・ゾージア5th》だったのだが、引き込めず。
《頂上連結 ロッド・ゾージア5th》を用意する方法自体はある。《双龍覇王 モルトVERSUS》から《爆銀王剣 バトガイ刃斗》を経由し、《剣轟の団長 ドギラゴン王道》を出せばいい。既にたぐのマナには《頂上連結 ロッド・ゾージア5th》が控えている。
ただしそのためには、《双龍覇王 モルトVERSUS》による攻撃が必須。【ヘブンズ・ゲート】のシールドに突っ込む覚悟が必要だ。
行くか、行かないか。つまるところ、それだ。何度も何度も公開領域に目を走らせるたぐ。それとは対照的に、けmの目線はただ一点、己の手札に注がれている。《真気楼と誠偽感の決断》。
彼のデッキは【ヘブンズ・ゲート】。そして特筆すべきは、《奇跡の精霊ミルザム》×《音感の精霊龍 エメラルーダ》による暴発コンボをフィーチャーしているということ。
殿堂解除したばかりのこのカードを「一度使ってみたかった」というけm、往年のループコンボをブラッシュアップして持ち込んでいたのだ。最終的に《アルカディア・スパーク》連打での山札切れを勝ち筋としており、決まってしまえば勝ちとなる。だから問題となるのは、ターンが返ってくるのか、こないのか。
返ってくるとして、《頂上連結 ロッド・ゾージア5th》をかけられていては意味がない。先程チェックしたシールドの中身は……。
たぐの真正面で、けmもまた思いを巡らせる。1分、2分……時が過ぎ、遂にジャッジからプレイを早めるよう声掛けが入った。再びゲームが動き出す。たぐの選択は、《爆銀王剣 バトガイ刃斗》の装備。リスクを背負って、リターンを取りに行かんとする構え。
《双龍覇王 モルトVERSUS》で攻撃、デッキトップから踏み倒されたのは《天革の騎令嬢 ミラクルステラ》。W・ブレイク。選んだのは、けmが確認済みの2枚だ。通るか、通らないか。神とけmのみぞ知るその結果は……
通る! S・トリガーなし!
賭けに勝ったたぐ、龍解した≪爆熱王DX バトガイ銀河≫で残るシールドへ攻撃。手札から《剣轟の団長 ドギラゴン王道》を繰り出し、その効果で《頂上連結 ロッド・ゾージア5th》をバトルゾーンへ。
まだここでトリガーを踏めば、と祈りを込めるけmだが、表向きにしたのは≪シンクロ・ルピア≫に《サイバー・チューン》。これでは止めきれない!「矛」vs.「盾」。この勝負は「矛」に軍配が上がった。
WINNER:たぐ
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たぐ 超CSⅨ福岡 アドバンス構築 |
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けm 超CSⅨ福岡 アドバンス構築 |
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